小学五年生の誕生日にUコン機キットとOS10エンジンに始動用具一式をプレゼントされ、模型エンジンとの付き合いが始まり60年以上 経ちました 。

当時MK Blue Angel W/Cを飛ばしていましたが、75年に1番最初に購入した15エンジンはOS MAX 15R/Cで、練習機の役目を終えリブ三枚分翼を短くしたスカイカンガルーを飛ばし、続いてパイロン初心者向け生田のジャックレーサー15に載せ替え飛行、上級者向けパイロン機ハヤシ リトルムスタングに載せ替える際にチューンアップして、ニードル取り付け部が壊れたキャブレターRossi15RV用にOSニードルアッセンブリーを加工して取り付け、Rev Up7×5を20.000回転で飛行し、数周したらクランクシャフトが破損してプロペラが空回りしてしまいました、後にラジ技でOS15は20.000回転回すと壊れると書かれていた。

運良くOS MAX 15R/Cはクランクシャフトシャフト以外は損傷なく、クランクシャフト交換し吸気タイミングを少しおとなしめにデチューンしてRev Up7×5を19.000RPM回せるエンジンに仕上げて飛行、破損する事が無く無事に良い飛行を見せてくれました。

リトルムスタングはアルミ製マウントでは無く合板製マウントなので本格的レーシングエンジンに載せ替えせずエンジンと機体をお役御免にしました。 

破損したOS15のクランクシャフト

 

2台目は初めての本格的国産レーシングエンジンHGK15Rを購入、チューンドパイプエンジンの取り扱いの難しさ、ニードルセッテイングでの空中回転数差を知りました。

市販プロペラではチューンドパイプのパイプイン回転まで上がらず、性能を発揮出来ない事を知りTERRY PRATHER氏のピッチゲージを購入してプロペラ削りを始める、金属マウントに改造京商リトルトニーを製作してで飛行し、パイロンライセンスも同機で取得しました。

ただHGK15Rはトルクが無く、パイプインに持っていくプロペラが6×5細身と、負荷の軽いプロペラで削り出しが大変でした。

アルミシリンダーで冷却性能が中途半端に良く、後に使用した他のレーシングエンジンのプラグ飛散はシリンダーヘッド、ピストンヘッドに蒸着されたのですが、HGK15Rだけは球になりピストンに縦溝をつけピストン シリンダーをワンセットNGに。

73年型 HGK15R           0.9Hp32.000rpm

 

3台目はイタリア製レーシングエンジンのKosmic K-15で、見た目はK&B TWA 15にそっくりでした、馴らし運転終了後クラブ員に請われ譲渡しましたが、本音は出来の良いチューンドパイプだけは残したかった。

とにかく安く評判の悪いエンジンでしたが、7×5プロペラで22.000回転位で使うには良いエンジンだと思いました。

高回転だと樹脂製バルブがダメになるとか、HGK15Rと同じですね。

70年型Kosmic K-15   0.55Hp25.000rpm 80‐20燃料

 

4~5台目もイタリア製72年型 Rossi 15 FI Risonanza二台を同時購入し、鉄ピストンの嵌め合わせが硬くてサリバンスターターではクランク出来ず始動しませんでした、仕方が無いのでプラグを緩めて始動する方法で馴らし運転しました。

Risonanzaの馴らし運転指示が25%オイルで30分、その後20%オイルで90分の指示が有りました、120ccタンクで2,5分運転出来、一台約50回始動、その後パイプインさせる馴らし運転で完了。

15パイロン専用松崎GⅢ専用機に搭載し飛行、一年間150回程度飛行させた所で、ピストンとコンロッドにガタが出たので交換するハメに、燃料カットでエンジン停止する弊害です。

ピストン シリンダーを76年型ABCタイプに変更、この時から燃料にひまし油を5%混ぜ合わせ飛ばすように変えたら、三十年使い続けられたエンジンです。

72年型 Rossi 15 FI Risonanza  Steel   0.9Hp28.000rpm №1

72年型 Rossi 15 FI Risonanza  Steel             №2

76年型 Rossi 15 FI Risonanza ABC      1.15Hp 32.000rpm №1   №2共にABC化                                                                 

墜落して半年行方不明になった72年型 Rossi 15 FI Risonanza №1、発見し分解整備した所吸気口閉じ側に極小さい錆が有ったが、使い続けて30年で錆部分から疲労破損したクランクシャフト。

GⅢ専用一号機 

GⅢ専用二号機

GⅢ専用三号機 一番速い機体でしたがパイロン機で唯一墜落した機体で、プロポのメーカー点検返却後着陸進入でノーコン。

 

6台目もイタリア製エンジンSTX15RVで、高回転域は魅力的でしたがRossiに比べてトルク不足で、プロペラのダイヤかピッチを落とさないとパイプイン回転迄上昇させられずでレースには使いませんでしたが、排気音がRossi15に比べ高回転が甲高く良い音質で魅力的でした。

後にクランクケース一体型も発売されましたが、転用したFIエンジンの吸気口が残っていて残念デザインで購入せずでした。

当時STX15RVを使っていたのは福島の方一名だけでした、STX用普通プラグ用ヘッドもKM氏から入手。

STX15RVで使用中プロペラを一本貰い回転テスト、6×5~3 1/2迄先端ピッチが逃げていて軽い負荷でした。

STX15RV使いK.M氏の機体です。

翌年のK.M氏の機体です。

72年型STX15RV ABC         0.9Hp32.000rpm  後期型FIエンジン金型流用

         

7台目はHGK15マークⅢで一応は汎用エンジンです、24.000円と高価な15Rに対し安価なプレーンメタル軸受け方式で8.200円と安価でした。

扱いやすく振動の少ないエンジンで、18.000回転辺りを使う普通のエンジンより少しだけ高回転エンジンでした。

普通の遊び機体に使いパイロン機に取り付けての飛行は有りませんでした。

 

8台目もイタリア製75年型 Rossi 15 RV Risonanzanを購入、やはりピストンとシリンダーの嵌め合わせが硬く始動困難でした。惚れ惚れするデザインで所有するだけでも満足ですが、性能もRossi 15 FIより回転数は300回転上回りましたが、デスクバルブの調整を考えるとレース本番機には使いませんでした。

キャブレターがお粗末でニードルバルブ取り付け部が壊れHGK15Rに交換、外したキャブレターはOSのニードルバルブアッセンを取り付けOS MAX 15に。

カタログ性能は72年型 Rossi 15 FI Risonanza  Steel   0.9Hp28.000rpmと同じ。

 

9台目はアメリカ製Cox Conquest 15で、STX15と同じクランクケース上下分割タイプで、Rossi 15鉄タイプと同程度の回転数でしたが、Rossi 15 F1 ABCタイプには及ばずでパイロン機には不採用でした、後にOS 15 RXの改造にCox Conquestパーツが大活躍しました。

しかしCoxのクランクシャフトはRossi15より太いので、Rossi15のABCピストン シリンダーでRossiを超える可能性がありますね、今シリンダーをCoxのクランクケースに入れると、問題無く入りABC化すれば化けたかも知れません。

Rossi15クランクシャフト 径 10.5mm 内径 7.6mm

Coxクランクシャフト   径 11.0mm 内径 8.0mm

Cox Conquest 15           0.86Hp30.00rpm

                         Rossi15ピストンシリンダー3     Cox ノーマルピストンシリンダー                                                

 

10台目は国産FUJI15 ⅣS BBでGⅡ15パイロンのエンジン規定変更が有り、国産エンジンでサイド排気に改造不可にされてしまいました、本当に規定変更が多く振り回されます、対応エンジンでシニョーレエンジンはFUJI15とHGK15SFだけという業況でした。

回転数テストの為にFUJI15 ⅣS BBを購入、GⅡ大会には出ないのでキャブレターをOS25FSR用に交換して、回転数測定したらRev Up7×5で17.500RPMでした。

FUJI15 ⅣS BB            0.45PS18.000rpm

クロスフローのOS 15ノーマルが0.5PSで、チューンアップしたOS 15はRev Up7×5で19.000回転なので情けない回転数でした。

 

このエンジンはキャブレター交換のお陰で安定した回転をしてくれ、ハミングリーフに搭載してリボン潜りとか定点着陸に活躍してくれました。