ホラーより恐ろしいスリラー。
「半地下の家族」(2019年)より10年前に同じような映画が作られていたのに驚きました。
さらに「下女」(1960年)のリメイクであるとしって二度驚き。
上流階級に家政婦として雇われたウニ(チョン・ドヨン)。
先輩家政婦のビョンシク女史(ユン・ヨジョン)に厳しくしつけられます。
若奥様は双子を妊娠中。
優雅にピアノを弾く旦那(イ・ジョンジェ)はウニに欲情します。
妊娠したウニをまるで動物のように処分しようとする大奥様と若奥様。
登場人物が異常でありながら正常としてまかり通ってしまう不気味さ。
家政婦の前では羞恥心を置き忘れたような振る舞いをする、まるで透明人間ような存在。
家政婦というのは人間であって人間とみられていない摩訶不思議な存在なのでしょうか。