- 異世界の色彩 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)/KADOKAWA/エンターブレイン
- ¥734
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帯に「ラヴクラフトが『もっとも満足のいく作品』と語った最高傑作、奇跡の漫画化。」。
映画「遊星からの物体X」と水木しげる「丸い輪の世界」を融合したようなホラーで幻想的な作品。
朽ち果てた荒野に枯れ井戸・・・まるで村上春樹作品に出てくるような異界との出入り口のようです。
小野不由美作品にも似たような光景(「営繕かるかや怪異譚」)が出てきました。
隕石怪獣ガラモンと異なり、ラヴクラフトの魔物は異形の蠢く色彩なので恐怖は倍増します。
田辺画伯の画力には圧倒されっぱなしでした。
「それがなんなのかは神だけが知っているのだろう」(185頁)