読書力。
本を読む力。
例えば、ゲーテの『若きウエルテルの悩み』。
私も大好きな名作ですが、この小説、実は発表当時、
いくつかのヨーロッパの国で発刊禁止処分になりました。
理由は、(ネタバレですみません)
主人公が人妻に恋して苦しんで、最後には自殺をしてしまう話なため。
これを真似して、当時、同じように拳銃自殺してしまう若者が
大勢いたそうです。
あまりのベストセラーぶりと、真似した若者の自殺の発生件数に驚いた
政府が、国内での発刊を禁止したのですね。
本を読むのはとても良いことですが、
自分の栄養にするためには、読む力、読書力が必要です。
本も読みすぎては健康に悪いし、という素朴なところから、
(目が悪くなるし、本にかじりついてしまって運動不足になるのもいかんですし、
つい徹夜で読んで、翌日ふらふらと仕事に行ったりするのもいけません。
これも、本にのまれてしまっている例です。。。って私のことです。。)
上記の若者たちのように、本の影響を無防備に受けてしまうのではなくて、
「この作者は、こういう時代状況のなかで、こう考えているのだな」と、
突き放して、冷静にみる力も必要です。
という私は、大変影響をうけやすい性質でして、怖い話を読むと、
しばらくは思い出して怖がる読書PTSD的症状が出ますし、
高校くらいまでは、そのときどきの流行の小説の世界に浸りこんで、
小説のキャラになったつもりで日常会話をしてみたり、
なかなか現実に帰ってこられませんでした。。(笑)
その頃に、悪影響、たとえば自殺してしまうような小説ではなくて、
ヒロインが明るく元気に困難に挑戦してはハッピーエンドを迎える小説を
沢山読めたのは、本当に幸せなことだったと思います。
藤本ひとみ先生、ありがとうございました(^o^)/
これからの時代、読書にかぎらず、ネットやテレビも含めて、
情報をどう受けとめて、どう読むか、メディアリテラシーの養成は
とても大事ですよね。
そこにある情報をどう受けとめるか、どう読み解くか。
発信者がどう発信しても、どう受けとめるかは、受信者によるわけです。
なので(!?) このブログでも、引用だけではなく、
私なりの見方や感じ方を、なるべく書いていこうと思っています。
もちろん、違うご意見やコメントも歓迎です。
この作業を通じて、読者の皆さんと一緒に、
読書力、読む力を養えるといいな、と思っております。