モンテなつぶやき -2ページ目

さあ開幕。背水・奥野さんの反発力に期待です。

待ちに待ったような気もするし、もう始まるのか!という気もする今日この頃。

明日J1が、そして日曜に我々下々の者であるJ2が開幕します。


またへこんだり喜んだりの日々が始まりますね。


フロントは昨年チームとしての成長を示せなかった指揮官の続投を決めたわけで、指揮官共々背水の陣といったところ。

昨シーズンは序盤に見せた勢いを持続できず尻すぼみに終わりました。

他のクラブの躓きでだいぶ気づくのが遅れましたが、昨年の後半のウチは「昇格」を口にしていいレベルのサッカーではありませんでした。


そして今年。

腹心を入閣させ、選手補強にも携わったわけですから、もはや「選手たちはがんばった。○○さん(相手チーム)の気迫が素晴らしかった」的な発言は通用しませぬ。


昨年山形に極端に足りないデータがあります。

それは「途中出場選手の得点」。

驚くなかれ、たったの3点です。3点。

序盤戦はリードする展開が多かったせいもあり、攻撃的な選手の投入が少なかったというのもあるでしょう。

後半戦、前半の山形と同様にリードする展開が多かった甲府も5点なのですが、京都9点、湘南8点と昇格争いを演じたチームにダブルどころかトリプルスコアの差をつけられています(くろぶっち調べ)。


試合が始まってしまえば監督のできることは限られてきます。

その中で最も試合に影響を与えられるのが選手交代です。もちろん攻撃的な交代ばかりが選手交代ではないのでひと括りで論じられませんが、目安のひとつとして注目したいデータだと思います。


10節栃木戦の太田、13節草津戦の船山、32節愛媛戦の廣瀬。

船山に関してはハーフタイムにミヤとスイッチしただけなので、実質2点といってもいいかもしれません。

もちろん、プレイするのは選手。

とはいえ、彼らが迷いなく、はつらつとプレイさせられるか否かという部分で、昨年は明らかに足りていない部分ではなかったかな、と。


というわけで、交代選手の活躍を監督の評価の指標にしてみよう。


もいっこ昨年足りなかったもの。

このデータ(http://www.football-lab.jp/column/entry/268/ )をみてもらえばわかるとおり、得点パターンを分類すると、山形だけ“スルーパスからの得点”がゼロなんですよ。


セットプレイからの得点はリーグで一番多かったわけですが、何事もバランスが大事。消費者金融じゃねーですが。

そう考えると誓志以降パサーっていなかったような。


ちなみに上記の「フットボール・ラボ」というサイト、さまざまなデータが充実していてとても重宝しますよ(回し者ではありませんよ)。


さて、課題ばっか挙げてきましたけれども、ま、どのチームも課題ばっかなわけで、完璧だったらJ2にいないわけであるからして、私は良くも悪くもモンテディオ山形のすべてを受け入れていきたいと思う所存にござりまするるる。


↓今年の初観戦はいつになるかな~…。ぽちっと。
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新基準は3万5000人以上!?

そういう活動している山形市議さんがいるのは知っていましたが。

山形市長がブチ上げた新スタのお話にくりびつてんぎょーです。


ネット上は盛り上がってますが、まだ議会もハトが豆鉄砲食らったような状態なのでどう進展するかもわかりませんので今は静観。

いろんな意見があって当然だし(もちろん反対意見も)、いろんな意見をぶつけて最善の道を見つけてほしいものです。

何より、山形市にモンテをもってきたい!と行政側に思わせるだけの価値があるんだということを確認できてよかったかも(政治の道具や人気取りで使ってほしくはないけれども)。



元天童市民としてはNDにいつづけてほしいんだけど、老朽化がね。


そんな中、スタジアムに関する気になるお知らせが三重方面から飛び込んできました。

あ、キタムよかったね。故郷のクラブの礎となるのも素晴らしい選択だと思います。


で、お知らせがこちら→県が改修計画白紙撤回(中日新聞)


内容は、三重県がJ1基準に合わせて改修を計画していた鈴鹿市のサッカー・ラグビー場の改修計画を白紙に戻すというもの。

その理由が日本サッカー協会が2020年からJ1のスタジアム基準を3万5000人以上に引き上げるという情報を掴んだから、だそうな。コレ事実なら衝撃的な内容ですよ、奥さん。


3万5000人となれば、現在Jに参加しているクラブの多くはこの基準を満たすスタジアムがないために、J1にいられませんよ、ということになります。


これは一時期どっかの新聞が報じていたJをプレミア化することにつながっているような。


三重県側の早とちりであることを願うばかりですが(もしくは本音としては野球場作りたいがための口実にされただけ、とか)、事実ならば、現在新スタジアム構想のあるガンバや北九州、JFLの長野などにも影響を及ぼしかねませんよね、これ。


現行の1万5000人以上でさえ基準を満たせていないクラブがJ2にゴロゴロしている状況でそんなことしたら、ただの地方切り捨ての基準でしかないですよ。


シーズン移行にしてもスタジアム基準を含むクラブライセンス制度にしても、どうも上のやることが現場を無視して突っ走っている感がして不安を覚えます。


来年からスタートすることになりそうなJ3にしてもそう。

町田や長野、讃岐はまだいい方だとして、秋田とか金沢とか福島とか、盛岡あたりもしたいとか言ってるようだけど、去年のJFLの順位表見てご覧よ。

長野や讃岐と他のクラブとの間にどんだけの企業クラブや市民クラブが挟まってると思ってんのよ。


そんな味噌っかすばかり集めてリーグ戦したところで、勝ちあがってきたところがJ2ですんなり戦えるわきゃないでしょ。

そこまで日本サッカーの底辺は広くないよ。


物事を走りながら考えるっていうのも大事。でもリーグ制度の見直しなんてのは選手やクラブスタッフの人生をも巻き込むわけだから、もうちょっと議論を尽くしてもいいと思うんですがね。


もちろんいち早くJを目指すクラブにとっては溺れてる時に流れてきた藁みたいなもんなんだろうけど、これじゃ今まで日本サッカーを下から支えてくれてた企業クラブに対して失礼極まりないよね。


物事が劇的に変わることを嫌うのが年寄り染みている気もしますけど、今、日本のサッカー界で起こりかけている変化に対しては違和感しか感じません。


一方でJ3作って門戸を広げますよ、ってカネづるを増やそうとしている一方で、スタジアムの基準を引き上げちゃおうか?などとヒソヒソやってるんだとしたら日本のサッカー界上層部の脳みそはスポンジでも詰まってるんだろうね。

J3作ろうとしてるのはJで、スタ基準引き上げようとしていると報じられているのは協会だけどさ。


報道されていることが真実とは限らないし、情報があまりにもぼんやりしているので、どの問題にしても見守ってく必要はありますけど、どうも最近聞こえてくるサッカー界のニュースには多くの「?」が付いて回るんだよなぁ…と本当におじいちゃんぽいこと書いてみる。


真実を見抜く目が欲しいぜ。



↓そういやキタムのチームは三重県2部。実質7部相当なわけで、いくら地元とはいえキタムは思い切った決断をしたな、と思います。ちゃんと動向を追っていきたいですね。ぽちっとひとつ。
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雪の問題よりも…。

「越後の如く年毎に幾丈の雪を視て

何の楽しきことかあらん。

雪の為に力を尽し財を費し千辛万苦する事」


たまに降る雪にキャッキャする連中に贈りたい一文。

江戸時代の新潟の文人、鈴木牧之『北越雪譜』の一節を引用いたしました。



Jの戦略会議メンバーが雪に覆われた山形のスタジアムなどを視察し、モンテ職員の話に耳を傾けた…とか。

今回の山形訪問は、オフィシャルにアップされたサポカンの議事録を読むと、山形側の働きかけのようですね(違ったらごめんなさい)。


現状を知ってもらうためには好きことかと思います。


が、現在議論されている秋春シーズン案は、すっかり雪国への配慮が見え、12月~2月の3カ月をウインターブレイクにする案がベースで、あとは2月に試合を入れるか入れないかという状況みたいですね。

2月に入れるとしても雪国クラブのホームゲームは入れない、と。


シーズン移行が話題になり始めた当初から比べれば、だいぶ譲歩していただいたようで。


とはいえ、それでも私は反対です。


そもそも、「サッカーは冬のスポーツであり、消耗の激しい夏に試合をするのはナンセンス」「シーズン期間を欧州に合わせることで、日本人が移籍しやすくなるし、海外から選手を呼びやすくなる」などのメリットを強調してスタートした議論なわけですよ。

それが今の譲歩案ではシーズンスタートは確実に夏ですよ、夏。

そして現行シーズンであろうと、出ていく選手は出ていってますよ。大前、小野、永井…。

むしろ、日本から有望な若手を海外に流出させないために、現行のシーズンを維持すべきじゃないかと思う今日このごろですよ。


なにより冬場の雪国クラブの練習場の確保、3月でも雪が残るスタジアムの確保(もしくは改修)など、施設面での問題は山積。

いくら冬場は試合しないよ、っていっても3月にシーズンが再開するんだったら、1月、2月にはチームを再始動させなきゃならんでしょう。

外でキャンプ張ればいいだろ、っていう問題でもないです。

シーズン前の夏に1回、ウインターブレイク中に1回、計2回も長期キャンプを張れる経営体力がJ2クラブにあるとお思いか?

シーズン前は地元で…とはいかないでしょう。どうせなら涼しい北海道とかで強化するんじゃないのかね?


そして雪だけがシーズン移行の足枷かといえばそうでもなく、移行シーズンとその前のシーズンの隙間はどうするのか、各教育機関とのシーズンギャップの問題、下部リーグとのシーズンギャップの問題…。

山ほど課題はあります。

隙間にカップ戦をするなどの意見を目にしましたが、その隙間にお金が回らなくなってクラブが倒産しました~とかいうケースだって出てきかねないですよ。

下部リーグとの問題はJ3が解決してくれるのかもしれませんが。。。(これも腑に落ちない問題です)


ようは、今回の山形訪問っていうのは、山形側を含めた雪国クラブの現状を知ってもらいたいという思惑もあろうけれど、一方では戦略会議側としては「我々はこれだけ雪国クラブのことを考えていますよ」というプロパガンダに使われた、と思っちゃうのは穿ちすぎかしら。

けっして雪の問題を解決さえすれば、即移行できるわけではないのです。


あくまでもシーズン移行できるかどうかの“可能性を探る”会でしかないはずなんですが、マスコミ報道等が移行は決定したものであるかのような捉えられ方をしているのが気になります。

山形新聞報道ではしっかりと「13年度中に案をまとめる方針」と書かれていますがどうなることやら。


最後にイングランドの名監督らは逆にシーズンを春秋にせよ、と言っていることを付記して今日はおしまいにしましょう。

ベンゲル「欧州も春秋制にすればいい」(「サッカー通信」さん)

あの国はカップ戦が2つあったり、カップ戦引き分け再試合だったりするから過密日程なのよね…。

日本とは事情が違いますが、参考までに。


↓最近、ブログを書く機会が減ったからか、言いたいことをスッと文章にすることができません…。という理由から更新頻度アップ月間でありんす。ぽちっと。
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