薄皮饅頭LINEが功を奏して、その後、K君とどうでもいいLINEのやり取りが始まった。
K君が出張先から送ってくるのは、「広島と言えば、紅葉饅頭」とか、岩手と言えば「かもめの玉子」だとか、地元はやっぱり「萩の月が銘菓だ」など…。私のLINEも稚拙だったけれど、K君もK君である。
そんなやり取りを一週間ほど続けたある日、思わず
「OB会が終わってしまっで正直寂しかったけれど、K君がこうしてLINEをくれるのが嬉しい」と今の気持ちを送ってみた。
そしたらば!である。
K君からも「自分もLINEできるのが嬉しい。これからもよろしく。」と返ってきたではないの😳。
OB会で再会してから僅か一週間での展開だった。
なんだか飛び上がるほど嬉しくなって、それから数日ごとのLINEのやり取りが始まった。
相変わらずどうでも良い内容だったけど、さすがに地元銘菓シリーズは終わり、少しずつお互いの仕事のことなど、少しだけ踏み込む二人。
相談した友人には「楽しめばいいんだよ。LINEくらい既婚者同士だって全然問題ないじゃん!」と言われたけれど、自分の中に恋心がある以上、このやり取りがなんだか後ろめたいし、もどかしい。
悩んだ私は占いに行くことに。前にも何度か視てらっている、いわゆる視えるという占い師さんである。つい先日も仕事のことを視てもらったばかりだったけど。ここで彼の気持ちを聞いたら、そこでこの恋は終わりにしよう。そう決めていた。

