会長の3110です。
こういう余裕のない時こそ、映画の素晴らしさを実感できますね。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
『天気の子』
2019年 112分 監督:新海誠
※画像をお借りしています
〔3行でわかるあらすじ〕
・家でして東京に出てきた16歳の少年、森嶋帆高は、船で出会った須賀という男が経営する編集プロダクションで働き始める。
・ひょんなことから、天野陽菜という少女と出会う帆高だったが、彼女は巷で話題の「100%の晴れ女」だった
・帆高が提案した陽菜の能力を使った商売が成功、雨続きの東京に局地的な晴れが続いていき……
―=ΞΣ((( ∩ ´ ∀`)∩ コ コ マ デ!
さて、『君の名は。』(第2回)が公開されてもう3年経つという事実に困惑しつつ、劇場で観てきました。
公開2日目で、案の定満員。
『君の名は。』の次ということで世間の期待もでかかったと思うし、それ以上に監督のプレッシャーは大きなものだったはずです。
結論から言うと、私は前作よりこっちが好きです。
監督本人が言っていた通り、賛否は分かれると思いますけどね。特に大人の方達。
しかし、賛否両論が半ばモットーと化している私からすれば、賛否両論じゃない映画なんて存在しないし、むしろ賛否両論上等って感じ。
観終わってまず思ったのが、若い人と大人とで印象がだいぶ変わるだろうなあということ。
主人公の帆高にイラっとしちゃう大人の人多いんじゃないかと思ったら、案の定。
正直これはかなり納得できることだと思います。
彼の言動を観ていると、明らかに社会を軽く見ているというか、自分勝手なんですよね。
しかしですね、彼が高1であることを考えると、本作での描かれ方はかなり妥当だと思うんですよ。
自分が高1だった頃を思い出してください。自分自身は違うという人もいるかもしれませんが、周りの同い年はこんな子ばっかりだったと思いますよ。
高1って、自分勝手な年頃なんだと思います。
そして、彼の言動にイラつくのも別に間違いだとは思いません。
で、個人的にもう一人の主人公と言ってもいいんじゃないかと思っているのが、ライターの須賀。小栗旬の演技がなかなかはまっていましたね。
最初は「ちょっと軽い大人なのかな」、と思いきや、過去にいろいろあった様子。
どことなく達観したように異常気象や陽菜を見ている彼は、帆高の対となる存在として描かれています(私にはそう感じました)。
この1本の中では、大人から見た子どもと子どもから見た社会がどちらも違和感なく描かれています。
前述した内容と若干かぶる文章ですが、帆高の視点で観るのとその周りの大人の視点で観るのでは、物語の形がかなり変わって見えると思うので、2回以上観るとより楽しめるかもしれませんね。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
続く……凪くんが一番の人気キャラになる予感