=第130回= 『カメラを止めるな!』 感想 | 3110 - 映画研究会

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会長の3110です。

これから観る予定の方は、作品を観てから記事をご覧ください

 

……という注意書きを書いても、多分読んでくださる方も中にはいらっしゃると思うので、なるべくネタバレは控えます。

未観でも問題ない記事にするつもりですが、感想を書く上で多少のネタバレはやむを得ない作品なので、やはり観てから読む方がいいと思います。

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 

  『カメラを止めるな!』

  

  2018年 96分 監督:上田慎一郎

 

  ※画像をお借りしています

 

  〔あらすじ〕

 山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影するスタッフたち。

 役者の演技に納得のいかない監督のせいで、現場の雰囲気は最悪に。

 休憩中、監督の陰口を叩くスタッフの前に、なんと本物のゾンビが現れる。

 しかし監督は、“本物”を撮るためにカメラを回し続ける。

 

     ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ コ コ マテ ゙!

 

 

さて、ようやく近所の映画館で上映が始まったので、早速観てきました。

 

感想ですが、素晴らしい! と思いました。

ただ、結構人を選ぶ内容だと思います。

SNSで話題だからといって勝手に諸々期待しないように。

 

そもそも、私自身流行にはまったく興味なく、流行っているからという理由で映画を観にいくことは基本ありません。

本作に興味を持ったのは、流行っているからではなく、いかにも低予算で自主製作臭が漂っていたからです。

作品製作の参考になるかなーと思いまして。

 

で、内容がかなり私好みでしたね!

 

 

まあ、あらすじと、〈最期まで席を立つな。この映画は二度はじまる。〉というキャッチコピーから、ある程度の展開は観る前から予想していました。

 

そして冒頭、映画というより演劇に近い、あからさますぎる演技(私は演技をする演技と呼んでいます)で、予想は確信に変わりました。

 

……役者の演技がわざとらしいという旨のレビューをしている方の多くは、おそらく最後まで観ていらっしゃらないと思います。

↑の場面、テレビでも紹介されていて、「お前の人生が噓ばっかだから!」という前からなんとなく気になっていたセリフについても、劇中でちゃんと説明されていてよかったです。

 

 

決めてとなったのはここ。

 

撮影は続ける! カメラは止めるな!」と監督がもろカメラ目線で言うシーン。

メタい映画なのかな? とも思いましたけどね。観ての通り、カメラは監督が持っていますし。

監督が撮影するPOV(主観ショット)を、更に客観的に撮影した作品なのかと思いきや、このカメラを意識するような場面もところどころあり、「え? この映像は誰が撮ってるの?」ってなりますよね。

 

実際に展開は、私の想像よりも斜め上を行くものでした。

面白かったです。

ここまでかな、書けるのは。

 

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

レビューを観ると、途中退席した人がそれなりにいるようで。

途中退席した自称映画通(笑)が「時間と金の無駄だった」などと批判しているのがなんとも滑稽ですね。

最後まで観てからあれこれ言うのはともかく、途中までしか観ていないくせに好き勝手言うのは映画通失格でしょうよ。

 

というか、映画通なら上映時間とキャッチコピーくらい確認しとけと。あれで終わりじゃないくらいわかりそうなものですが。

皆さんも、くれぐれも最初のエンディングで席を立たないように。

 

私は、

・どんな作品でも最後まで観ること

・エンディングを最後まで観ること

を心掛けているのですが、つまらないと思ったらすぐ席を立つ人と、エンディング始まったらすぐに帰る人は騙されやすいかもしれませんね。

 

あと、レビューに「映画関係者を志す人や、自主製作映画を撮っている人は楽しめそう」というのがあったのですが、その通りかもしれないと思いました。

私がそうですしね。

とりあえず、参考にさせていただきます。

 

 

続く……盗作云々はどうでもいい