ー第85回ー 『ディープ・ブルー』 (感想) | 3110 - 映画研究会

3110 - 映画研究会

映画の紹介、感想、雑談など。ネタバレは控えます。

会長の3110です。

怪獣の記事連発して客足遠のきまくりなので、久々に怪獣以外の映画の感想を投稿します。

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 

   『ディープ・ブルー』 

  

1999年 105分 監督:レニー・ハーリン

 

  ※画像をお借りしています

 

  〔あらすじ〕

 太平洋上に建設された医学研究施設、アクアティカ。科学者のスーザンは、そこで飼育しているアオザメの脳細胞を利用したアルツハイマー病の治療薬を開発していた。

 アクアティカの投資者である製薬会社のラッセルが見守る中、試薬の完成に成功するスーザンだったが、突如サメが暴れだし、アクアティカが沈み始める。

 実は施設のサメは、遺伝子操作で脳内のタンパク質を増加させられていた。

 施設は一瞬にして、人間並みの知能を持った3匹のサメが彷徨う地獄と化した。

 

     ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ コ コ マ デ!

 

 

はい、サメです。

……ほら、一応怪獣から離れたでしょ。ちょっとは。

 

『ジョーズ』の次に有名なサメ映画と言われている本作。

『ジョーズ』と『ディープ・ブルー』以外(のサメ映画)はクソ映画」なんて言葉もあります。まぁこれは極論でしょうが。

 

『ジョーズ』はもちろん好きなんですが、大好きってほどでもなく(スピルバーグ作品の中じゃ好きな方)、果たしてどんなものかと期待半分不安半分で観てみました。

感想は、

 

……面白い。 

 

個人的には『ジョーズ』よりこっちが好きでしたね。

『ジョーズ』が正統派パニックホラーだとしたら、本作は『エイリアン』や『プレデター』のようなSFホラーの恐怖に近いですね。

 

サメ映画にはトンデモ設定が付き物です。本作の設定もまたトンデモではあるものの、他のみたいに悪魔になったり幽霊になったりタコになったりするわけじゃないですし、あり得そうなあり得ない設定ですね。

 

 

本作の魅力は何と言っても誰が生き残るかわからない緊張感ですよね。みんなキャラ立ってて、あからさまに「あ、こいつ死ぬな」って奴はいません。

 

 

↑次から次へと押し寄せる死亡フラグを、片っ端からへし折っていくコックのプリーチャー。

ホラー映画では定番の単独行動するキャラです。作品によってすぐ死ぬか全然死なないかに偏りますね。

こういう死にそうで死なないキャラ大好きです。

 

 

 

↑かつて雪山で遭難し、生還したラッセル。

その経験から、仲間がバラバラになることの危険性を知っており、言い争うみんなを一喝します。

「みんなで力を合わせてここから出る方法を見つけるんだ!」

このシーンは必見。うん、いろんな意味でね。

 

 

 

↑(一応)ヒロインのスーザン。

すべての元凶で、その行いが発覚してサメに襲われた後も懲りた様子はあまりないです。

彼女が生き残るラストは、試写会で大ブーイングを食らったとか。

その結果……。

 

他にも、魅力的な人物がたくさん登場します。

 

 

「え、こいつ死んじゃうの!?」ってキャラが早々に退場するため、最後に誰が生き残るか全然予想できませんでした。

定番の展開と定番を崩す展開を織り交ぜる点は、『スクリーム』に近いものを感じますね。

本作は絶対にネタバレなしで観るべきです。Wikipediaとか絶対観ちゃだめ!

 

 

     ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

全体的な印象としては、『エイリアン4』に似ていました。生き残るx脱出する で緊張感倍増。

 

私は一人で映画観る時に声を上げることはほとんどないのですが、本作では何度声を上げたことか。

 

 

続く……雑なCGのごまかし方も秀逸