母への電話と施設からの電話 | otのブログ

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レビー小体型認知症の母と3姉妹の末っ子の私の話です

 

 

     朝9時の電話で目が覚めました

 

     警察からの電話でした

     母宛ての電話でしたが出ないので、私に電話がきました

 

     「警察!? 母は何をした? いやいや、母は施設に居るよ」 と頭の中

 

     「実はですね、〇年前にお母様が小銭を銀行に預けた時に

      偽造コインが入っていまして、時効を迎えますので

      そのお知らせで連絡をしました、今後何かあれば刑事課の○○連絡下さい」

 

     なんて丁寧に、警察官も大変ね~と思いながら

     母が電話を取らなくて良かったと、安堵しました

 

     母が電話に出ていたら、混乱したでしょうねー 危ないところでした(*´Д`)

 

 

     

     同じ日の夕方、母がいる施設から電話がありました

 

     「実はですね、今朝外を歩いてるお母様を見かけてお声を掛けて

      一緒に施設に戻り、その後は朝食も召し上がれて

      日中もいつも通りに過ごされました」

 

     あら、施設の表玄関は二重扉で外側は中からも外からも開きません

     どうやって外に出たのかしら?

      

     「それでですね、外に出られたルートですが

      地下の職員用の玄関のカギを開けて外に出たようです

      想定外でした、これからは常に施錠します

      本当にすみませんでした」

 

     「もう一つですね、実は7月にも外に出ようとしたことがあって

      この時は、表玄関だったので職員も気付き止められたのですが」

 

     外に出ようとするとは思ってなかったので、ちょっと驚き

 

     この日、なぜ外に出たのか?

     「仕事に行く」 と言っていたみたいです

     今の母は、仕事=施設のお手伝いのはず

     部屋を出て、施設の外に出て、施設に向かったの?

 

     外に出るには、エレベーターに乗らないといけません

     階段は施錠してありますが、エレベーターは誰でも乗れます

 

     エレベーターに乗るとは、母は施設に慣れたのだなと思いながら

     これからも、職員さんにご迷惑を掛けるだろうなぁ

 

     会話の最後に 「すみません」 と謝る職員さん

     申し訳ないと思いながら、私も何か考えてみようと思っています