投資のいろは(何が起こったのかは分からないが、何が起こるのかが分かる) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(何が起こったのかは分からないが、何が起こるのかが分かる)

本日のタイトルは少し長いですが、そうするだけの価値があります。

 

本日の陽線引けは昨日の急騰より遥かに意外でした。それだけではなく、少し着目しておきたい動きがありました。

 

 

こちらは日経平均1分足の1日チャートです。午後1時半前後のところに着目してください。急騰が始まった時刻です。

 

 

こちらは10年物の日本国債の金利です。同じく午後1時半のあたりに着目してください。平仄が合っているのは当然として、これがどういうことを意味するかです。それを少しだけ示唆しているのが次のチャートです。

 

 

こちらは日経平均15分足の10日チャートに出来高を重ねたものです。引け間際の出来高を見てください。奇妙です。

 

それから旅行先で普段自宅でマルチモニターで監視しているほどにはリアルタイムでも複数の銘柄を同時に見ることも出来ませんでしたが、本日午後1時半以降にかなり広い銘柄に買いが断続的に入っていたことが観測されました。

 

先物主導とは少し異なる日経平均の上昇の仕方のように見えました。

 

そして国債の金利の動きです。

 

あまり断定的なことは言えませんが、明日の日銀の金融政策決定会合で何が起こるのかを類推できるようなチャートのように見えてきます。

 

本日のこのエントリーはPCの環境で書けているのでチャートを貼り付けたりリンクを貼ることもできます。25日木曜日の後場が引ける前に書いたエントリーで書いたように私は17日以降の急落局面でテクニカルが機能しなくなってからは出来高とボラティリティを重点的に観測していました。このブログでこれまで何度もお伝えしていることですが、相場を分かってくるとテクニカルのような複雑なものに目が行きがちですが、テクニカルよりも先に出来高のような需給にまず市場の変化の兆候が現れます。19歳から投資を始めてもう20年以上になりますが、私が誰かにお伝えできる投資の極意の中で最重要なことがこのことだと言っても良いぐらいです。

 

それで木曜日にはセリングクライマックスの兆候がザラ場で既に判明していました。従ってその後はエントリーの数も減少して通常営業となったわけです。

 

今回、17日引け後のエントリーで市場の下落を警告しています。今読み返すとそのふたつほど前のエントリーでは下値は限定的だと書いていたんですね。ところがこのエントリーではそうした楽観的なムードが消えたものとなっています。何しろマージンコールという言葉まで使っています。

 

そしてその後は繰り返しテクニカルは機能しない、とお伝えしています。市場がパニックになることが分かっていたからです。この場合、唯一事態が収束することを見通すことのできるものが出来高となります。そしてそれは25日にある程度はっきり現物株でも兆候を確認できたので上記リンク先のエントリーを書きました。

 

もちろん、それ以外にも先物やオプションの出来高、信用買いや信用売りの建玉の推移も見ていました。けれども最重要なのは需給で、そこが重要なポイントだということは繰り返し書いています。

 

さて、そのようなこの2週間のブログですが、ここで私が予測していないこともあります。それは下落の下限がどこかというようなものです。もちろん所々にそれらしき数字を書いていますが、常にそれは当たらないだろう、とも書いています。

 

これはその通りでこうした急落時には人々がパニックになって売っていて、途中からは強制決済も入ってくるため合理的な下値目途というのはそもそも当てるのが不可能だと考えています。

 

けれどもその下げ止まるタイミング、これは割とピンポイントで予測可能です。例えば上記25日のエントリーでザラ場中にそれが分かる、という程度にですが。

 

流石に明日がセリングクライマックスだ、とは言えないでしょうし、それはどれほど市場の森羅万象に精通できても無理だと思います。

 

話が逸れましたが、そんな中、本日の引け間際の出来高です。これはとても気になるもので、SQでも何でもない日にこの引け方はとても奇妙です。