投資のいろは(銘柄選定) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(銘柄選定)

ここから先、市場は下落のボックス相場と見ています。

 

そこで積極的に個別銘柄を売買していくことに大きな躊躇いを感じるわけです。なので本日紹介する銘柄についても短期的に買いを入れて、損切りのラインを明確にして、あまり長く持たないようにしようと思います。

 

尚且つ大きな資金を投入しません。

 

個人投資家が大口のファンドなどと異なるのは自分の都合がいいタイミングが来るまで売買を控えられるということです。四半期ごとに利益を報告する必要はありません。極端な話、今年で言えばここまでで既に20%のリターンが出ているので来年1月まで何もしないという選択肢も大いにあり得ます。

 

本日紹介するのは以前も手掛けたパーク24(4666)です。

 

繰り返しますが、リスクコントロールをよく考えてください。テクニカル的に買えそうなので紹介しますが長期的な展望があったりファンダ的に直近の四半期決算から大きな変化があったというのとは異なります。

 

まずはチャートを見てみます。

 

 

こちらは日足6ヶ月チャートに移動平均線とMACDを重ねたものです。本日実体部分の長い陽線をつけて、5日線が上向きになったところを終値で抜きました。所謂上昇の5MAクロスで、短期的に上昇を示唆しています。

 

MACDもヒストグラムが縮小しており、ここからマイナス圏でのゴールデンクロスが発生する可能性が高いです。業績の四半期ごとの推移を見ても、これ以上売られる要素は無さそうに見えます。

 

ただし基本的に全体相場の評価について、暴落は無いにせよ緩やかな下落をしつつのボックスが少なくとも後2,3か月は継続すると見ているのでそこは注意してください。既に今年の年初からのリターンが70万円近くあって、現物売買用の資金が420万円程度になっています。それでもここに明日買いを入れますが、とりあえず最小単元から始めて、本日の流れが継続してヒストグラムがプラスに転じるようであれば、さらにもう1単元買っていこうと思います。ですので投入する資金は明日17万円、その後更に17万円で、その先は6月の決算や全体の市況を見て判断していこうと思います。一方でロスカットのラインをこの半年間の安値の1647円に置きます。

 

本日の日経平均は窓を開けての陽線引けでテクニカル的には短期中期共に上昇トレンドを示唆しています。けれども連休明け、かつ窓を開けての陽線なのでこの流れが継続するかは疑問です。為替介入でドル円相場が落ち着いたことや、アメリカでまたM7あたりに買いが入っていることで相場は上目線に見えます。

 

けれどもそのM7の売買を分析したものを見ていると本格的な買いが入ってきているように思えません。また前回のエントリーで書いたようにアメリカでも個人消費に関する指標が弱くなってきており、経済全体がようやく減速し始めている兆候を感じられます。これは暴落を示唆するほどの悪化ではなくとも、遂にアメリカのインフレもピークアウトするような形になる最初のシグナルではないかと思います。

 

それは景気減速を意味するので、次第に四半期決算もこれまでほどの強いものが出てこなくなる可能性が高いと思います。そういう相場ではあまり無理をせずに売買を地味に行っていくのが無難だと思います。

 

繰り返しますが明日、私は注文を入れます。しかしその割合は多くて全体の1割にもならない規模なので、ここを読んで買う方はそのあたりの、この銘柄を買うにあたっての私のリスクについての考え方もよく考えたうえで投資をしてもらうとありがたいと思います。ここから株価が急落することはありませんが、さりとて大きく上昇する要因を見ての銘柄紹介ではなく、テクニカル的に自律反発を期待できるというところです。しかも市況は短期的にはもう少し上があるにせよ、それほど強い上昇を期待できないと思っています。本日の上昇で少なくとも日経平均は下落トレンドの平行チャネルを引いた時に、それを上抜けていて、しばらくは買いが入るかもしれません。けれども本格的な買いが継続的に入る保証は今のところありません。