投資のいろは(最近の市況について) | ぶらっくまーさん

投資のいろは(最近の市況について)

本日は先週の流れを引き継いで下げて引けました。

 

それで、私は日経平均先物を先週の内に決済して、それは最終的には良い判断だったのですが、ちょっと気になる点もあったのでそこは反省しています。投資というのは勝ってナンボ、というところがあるのでそれほど悲観的になることも無いのですが、細かく見ると先物でそこそこ利益を取れていても、市況全体の分析では結構外しています。外していても、そこは危うきに近寄らずで無定見にポジションを取っているわけではありません。それでも例えば週明けの月曜日のNYでの動き、そして本日の日経平均の動きというのは客観的な事実からある程度合理的に推測される動きとは異なっていると感じました。

 

殊更ストイックに考える必要は無いと思います。先程も書きましたが投資というのは勝ってこそ意味があると思ってます。一方で私は投資を上手くなりたいという思いもあるので、今回は市況をそこそこ予測出来て、その上で先物のヘッジも結果としては殆ど最善手を打てたけれども、市況の読みはかなり大きく外している、という後講釈で考えた場合にあまり自慢できない状況にも見えます。

 

そういう局面でもともかく勝てるようになってきたというのは成長の証と見ています。それでも反省すべき点は反省して、何が見えていなかったのか、ここを分析してみる必要があるように思えます。

 

こういう時にはあまり積極的に取引を行わずにいた方が賢明でしょう。何しろ市況が読めていない中で売買をしようというのは海図無しに航海に出るようなもので初めから失敗の確率が高いからです。

 

そういう前置きから始まりましたが、それではここ数日の全体の市況を見てみます。

 

 

まずこれは日経平均の1ヶ月日足のチャートです。9月15日の日中のエントリーでも書きましたが、結局15日の窓を開けての上昇が本日の窓を開けての下落で、典型的なアイランドリバーサルとなって、天井のシグナルが点灯しています。

 

ところが私は先物でヘッジをかけたわけですが、こちらはそれほど大きく下げておらず、どうやら33000円がかなり強力な支持線になっているように見えました。そして上のチャートと同じ期間の日経平均先物のチャートが次のものです。

 

 

こちらは既に現在のナイトセッションの分が20日のローソク足として表示されていますが、日経平均との違いが分かるでしょうか。日経平均先物はナイトセッションから翌日のザラ場引けまでが1日のローソク足を形成するので、着目してほしいのは先物のチャートの15日のところです。前日(14日)の引けの1時間半後にナイトセッションが始まって、そこでは普通に動いています。そして翌日の寄り付きから強く上昇をし始めて、先ほどリンクも貼った15日の日中(前場)で33400円をつけます。

 

その時間帯は日経平均と先物は連動しています。ただ注意が必要なのは期近の先物は12月限月のもので、これは今月末の配当落ち分の220円だけ日経平均より低い値を取っています。それでも上げ下げは完全に連動してはいます。

 

この15日のザラ場からナイトセッション(日足だと16日に組み込まれます)までの値動きを細かく見るために3日5分足でチャートを見てみます。

 

 

これを見ると分かりますが、15日の前場で33400円を付けて、そこから下落が始まり、ナイトセッションの最後のところでほぼ底値となっているわけです。そこで結論から言えば天井で売り建てられて、ほぼ底値で決済したので万事が上手くいったと思えるかもしれません。ですがそれは間違っています。

 

それはどういうことかというと、このかなり良いタイミングで出来たトレードを踏まえて(天狗になって)上げた16日土曜日のエントリーを読むと良く分かります。

 

16日の朝に書いた1本目のエントリーは事実のみを述べたので普通に読めます。売り建てた時の分析で、これは誰でも見えていたことなので自慢にもなりませんが、天井なのは事実なので、それを書いたまでです。

 

問題はその後の16日の夜に書いた2本目のエントリーで、こっちを読むと分かりますが本日火曜日の動きについての分析が見事なまでに外れています。これが非常に気がかりです。分析に狂いが生じているのもそうなのですが、ザラ場を見ているとNYも東証も非常にセンシティブに動いていて、何かあると暴落しそうなムードを感じるのですが、こういう感覚的なものはテクニカルとはまた違ったもので、そこがテクニカルや結果として出てきたチャートとは大きく乖離しているように見えます。

 

これを見るとFOMCや日銀の金融政策決定会合を経るタイミングで市場が大きく動くのではないだろうかという胸騒ぎがします。ただ、今はそれが上なのか下なのかも分かりません。そして私はテクニカルやファンダを最優先で見て、その上でザラ場の動きなどから感じ取れる市場のセンチメントを見て、そこが両方とも同じ方向性を持っていそうだ、というかなり抽象的で非論理的ですが、そう判断できたところで取引をします。今はそれが違うように思えて、取引を行うことを強く躊躇しています。

 

そういう点で、このエントリーの冒頭に書いたように利益が出たから大丈夫だ、とは決して言えない、というように思った次第です。

 

さて、それでは本日までの成績です。

 

セイファート(9213)

1000株@1000円 →   1030円    +30000円(確定)

 

すららネット(3998)

 800株@655円  →    675円   +16000円(確定)

1000株@615円               -15000円

 

メルディアDC(1739)

 400株@775円  →    786円     +4400円(確定)

 400株@770円  →    786円     +6400円(確定) 

 

サンコール(5985)

 400株@525円  →    475円   -20000円(確定)

 400株@520円  →    475円   -18000円(確定)

 

パーク24(4666)

 200株@1831.5円 → 2125円   +58700円(確定)

 

KPPGHD(9274)

1000株@610円  →    654円   +44000円(確定)

 

パーソルグループ(2181)

 300株@2550円              -15000円

 

スタートした2月から6月までの損益は323500円です。

 

現在保有している2銘柄については損切りのレベルではありませんが、テクニカル的にはあまり大きな上昇を見込めなくなってきてもいます。すららネット(3998)についても、9月7日のエントリーの最後から2つめのパラグラフで、安く仕込めたけれど、安くしか売れないんじゃないの、と自虐的に書きましたがテクニカル的にもその通りとなりました。多分今週中のどこかで損切りとなる気がします。

 

ちなみに私は多くの投資家YouTuberさんやブロガーさんが上目線で市場を見ている中、本当にド素人が何を言っているのかと言われそうですがかなり下に行くだろうという予感がしています。それは先週から述べていることですが。