Episode.70 超人大戦~VSカオスヘッダー~ | 千樹憐のウルティメイトストーリーズ

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イーヴィルティガとニセウルトラマンダイナに変身していた宇宙格闘士グレゴール人を撃破した凌と剣斗。


ティガ=凌はガーディーのことを想い、亡骸を葬る。



しかし、これで終わったわけではない。


最後の刺客、カオスヘッダーにウルトラマンガイアが挑む。



       





ダークフィールドで対峙するネクサス(ジュネッスメイジ)とメフィスト。




メフィスト=影野「ティガとダイナ、イーヴィルティガとグレゴール人を破ったか。」


メフィスト=影野はダークフィールドが映し出す映像でティガとダイナの勝利を知る。



ネクサス=由衣「私たちは決して闇になんて負けたりはしない!」



メフィスト=影野「そうか。なら次の攻撃はどうだ?」



メフィストがダークグレネードを放つ。


ネクサスはワープし、かわす。







月面の決戦


ガイアはカオスウルトラマンカラミティの猛攻に耐え忍いでいた。



どれも恐ろしい威力を誇っているうえに素早い。



カラミティ「ウルトラマンコスモス!!・・・」



カラミティは聞き慣れないウルトラマンの名前を叫びながら、邪悪な光の刃カラミティブレードを放つ。


ガイアはそれをフォトンエッジで相撃ちにする。


だが、カラミティブレードの力に押し負け、吹き飛ばされたところをカラミティが素早く走り込んでガイアの腕をつかんで投げ飛ばした。



続けてカラミティのブレイキングスマッシュ。


       


立ち上がった瞬間に全ての光弾が命中し、さらに倒れ込む。



ガイアは飛び起き、カラミティへ飛行しながら突進する。



カラミティはガイアの突進パンチを受け倒れ込む。


ガイアはアグルブレードを発生させ、切りかかる。


       



カラミティは幾度もの斬撃を受けひるんでいる。



しかし、一振りをかわしたカラミティはガイアの手元を狙ってブレイキングスマッシュを放ち、アグルブレードが消滅した。



ガイアは度重なるダメージとアグルブレードを持続させてたためにエネルギーの消耗が早まり、ライフゲージが点滅していた。



カラミティに首元を掴まれ、膝蹴りを何度もくらい、大地に叩きつけられる。








拓海「啓太!!」


拓海は美咲と共にテレビの衛生中継でガイアとカラミティの戦いを見守っていた。





カラミティはガイアにトドメを刺すため、必殺光線カラミュームショットを放つ。


ガイア=啓太「負けるわけにはいかないんだ!!」


ガイアはアグルの青い光と自らの赤い光を最大限に解放し、スプリームヴァージョンへチェンジした。



そのときの光の力でカラミュームショットをかき消した。



カラミティは驚愕する。



カラミティ「コスモス?・・・エクリプス・・・。」




カラミティは駆け込んでくる。


ガイア(スプリームヴァージョン)はパンチの一撃でカラミティをひるませ、片手でカラミティを頭上へ持ち上げ、投げ飛ばした。






吉良沢「スプリームヴァージョン、この力の前ではさすがのカオスヘッダーも手も足を出ないか。」


吉良沢はモニタリングしている。


吉良沢「あれは?」



カラミティの後ろの岩肌からにわかに光が漏れているのを見つけた。




ガイアもそれに気づいた。


ガイアは直感的にシャイニングブレードとフォトンエッジ、リキデイターを多数の岩肌に撃ち込む。



すると、漏れ出した光がカラミティを苦しめる。



       



吉良沢「そうか、これがソアッグ鉱石。“来訪者”の言っていたカオスヘッダーの弱点か。」




ガイアは苦しむカラミティに必殺光線フォトンストリームを放った。



カラミティは悲鳴のような声をあげ、体の細胞がパニックを起こしている。



そのとき、P87ポイントの全てのカオスヘッダーが消滅しかけていたカラミティに降り注ぎ、その衝撃でソアッグ鉱石も破壊されてしまった。



       




ガイアは愕然としている。


カラミティは全てのカオスヘッダーと融合し、最終形態、カオスダークネスへと進化した。



       



吉良沢「これが、カオスヘッダーの真の力。」



残りのエネルギーが少ないガイアは膝をついた。



カオスダークネスは破壊光線クリムゾンブレークを放ちガイアを吹き飛ばす。



吹き飛ぶガイアに念力で浮遊させ、地面に何度も叩きつけるカオスダークネス。



さらに、暗黒魔球ダークデストロイヤーを命中させる。





拓海「啓太ー!!!」


美咲「駄目ですよ!そんな体で!)


拓海が啓太のもとへ駆けつけようとするのを止める美咲。


拓海「あいつは俺の親友なんだ。このまま倒されるのをじっと見ていろって言うのか?俺はもう、大事なものを失いたくないんだ!!」


ここまで言われたら美咲も止めることなんて出来ない。


かつての健を見ているようだった。


大切なものを守るために敵に立ち向かっていた彼を。



拓海は病院を飛び出し、アグレイターを掲げて叫ぶ。


拓海「アグルー!!」


       






遠くから青い光がカオスダークネスへ突進をする。



青い光がカオスダークネスを吹き飛ばし、ウルトラマンアグルの姿になった。



アグル=拓海「啓太、しっかりしろ!」


ガイア=啓太「拓海、大丈夫なのか?」


アグル=拓海「俺の心配なんてするな。自分の心配をしろ!

ガイア、行くぞ!!




お互いヴァージョンアップして初めての共闘にガイアもアグルも力がみなぎっていた。



アグルのフォトンクラッシャーとガイアのフォトンエッジ、フォトンスクリューとシャイニングブレードを立て続けに撃ち込む。


カオスダークネスはひるんでいる。



アグル=拓海「よし!ガイア、突撃だ!!」


アグルの合図でガイアとアグルはカオスダークネスに体当たりを食らわした。



カオスダークネスのダークデストロイヤーをアグルのフォトンスクリューとガイアのリキデイターで相殺した。




カオスダークネスは破壊光線クリムゾンブレークを放つ。



ガイアとアグルはお互いを見合って、頷き、二人の最強光線フォトンストリームとアグルストリームを同時発射した。


二つの光線が合体したダブルストリーム・エクスプロージョンがクリムゾンブレークを容易くかき消し、カオスダークネスに命中した。



カオスダークネスはそれでもなかなか消滅しないが、大ダメージを負っている。




完全勝利をするため、ガイアとアグルは再びエネルギー集約を始める。



すると、闇の力が降臨し、ダークハーデスが現れ、ダークブレードレイシュトロームを放ち、カオスダークネス及び、全てのカオスヘッダーが完全に消滅した。




突然のハーデスの出現にガイアとアグルは構える。



ハーデスは二人を振り向くと言った。




ハーデス=健「やめとけ、お前たちを傷つけたくはないんだ。」


アグル=拓海「なんだと?」


アグルは接近戦をしかけるも、神速の剣術で斬り伏せられてしまった。



ハーデス=拓海「安心しろ、みねうちだ。」



アグルはハーデスを見上げる。



ガイア=啓太「ハーデス、君はいったい何をしようとしているんだ?なぜ、敵であるアグルにみねうちなんて手加減をしたの?」



ハーデス=健「・・・いずれわかる。それじゃあな。」


ハーデスは姿を消した。





ガイアとアグルは地球へ帰還する。




拓海と啓太は地上へ戻った。


すると剣斗と凌が駆け寄ってきた。



剣斗「お前ら、カオスヘッダーに勝ったみたいだな。」


啓太「だけど、ダークハーデスが急に現れて、カオスヘッダーを倒したんだ。」



剣斗「ハーデスが?」


凌「いまだに掴めないな、あいつのこと。何を企んでいるんだ?」




啓太「そういえば由衣ちゃん!」



凌「まだ、ダークフィールドの中みたいだ。」



そのとき、空間が揺らいだ。



次の瞬間、空間がひび割れ、ネクサスとメフィストが現れた。



ダークフィールドが崩壊したのだ。



メフィスト=影野「やるね~ウルトラマン。」



ネクサスのコアゲージは点滅しており、膝をついていた。



メフィスト=影野「だが、お前もここで消えるんだ。」



メフィストがエネルギーを集約する。




To be continued