何か、特別の自分になるのではない | ゆきまさのブログ

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         (生命変革の実践)

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      〈方便品・寿量品は法華経の真髄)中

 

 「方便品」では、南無妙法蓮華経の智慧が甚深無量であることが讃嘆され、「一切衆生が皆、仏である」という法理が明らかにされている。

 

 とくに、「諸法実相・十如是(説明略)」の部分は、千変万化するすべての生命(諸法)が、ことごとく南無妙法蓮華経の姿(実相)であることが示されている

 

 日蓮大聖人は、「十界の依正(依報と正報のこと:報いを受ける主体である衆生の心身を正報・正報の拠りどころとなる環境を依報)の当体、ことごとく妙法蓮華経のすがたなり」と仰せである。

 

 すなわち、題目を唱え、広宣流布へ行動していく人は、ありのままの姿で、必ず、仏の生命となっていくのである。

 

 どこか、遠いところに行くのではない。何か、特別の自分になるのでもない。今いる、その場で、そのままの姿で、大宇宙とわが生命をダイナミックに交流させながら、

 

 自分自身の本来の「実相」、すなわち南無妙法蓮華経の当体としての姿を輝かせきっていく。

 

 それが勤行である。信心の世界である。

 

 そこには、妙法の智慧と勇気と慈悲が、限りなく湧現してくる。ゆえに、何ものをも絶対に恐れることはない。