4 安全ピンの跡を消す | クリーニング業者や主婦が「洗ったら思わぬ結果になった」あらゆる衣類を復元!

クリーニング業者や主婦が「洗ったら思わぬ結果になった」あらゆる衣類を復元!

「色がにじんだ」「合皮が剥げた」「ベルトが無くなった」などのトラブルに、ご依頼主と同じ立場に立って復元作業にあたっています。 業者様も個人の方もまずはお電話を!

** トーア復元研究所へのご依頼は ****

 

 

○お電話でのお問合せはこちら

 

 

○宅急便での送付先はこちら

 

 

○メールでのお問合せはこちら

  

 

○ご来店の場合はこちら

  

 

トーア復元研究所 池森のこれまでのテレビ出演番組はこちら

------

 

 

今回は、とても地味な記事なのですが、クリーニング屋さんからの

 

ご依頼で、

 

「タッグを付けるのに穴を開けた安全ピンの跡を消して欲しい」

 

というご依頼を受けました。

 

安全ピンをエリのブランドロゴマークに刺してしまい、それが

 

シャツのウラ側にも穴を開けてしまって、

 

「タグを付けるために安全ピンの使用は仕方ないことなのです。」

 

とお客様に理解を求めたものの、

 

「もう少し目立たないようにして欲しい」

 

というご要望を受けてトーア復元研究所に依頼する運びになった

 

そうです。

 

ご依頼品は京都からやって来ました。

 

 

 

開けてみます。

 

 

 

ご依頼品は2点ありました。

 

 

赤いテープを貼った部分に穴が空いているようです。

 

 

 

 

 

ちょっとよく分からないので、剥がしてみましょう。

 

 

この指先の部分なのですが、肉眼だとほとんど見えません。

 

 

拡大してみます。

 

 

 

うーん。 撮影には無理があるようです。

 

 

もう一点は、

 

 

あぁ、安全ピンを付けたままにしてあるので、場所はよく分かりました。

 

 

 

 

これはバッチリ穴になっています。

 

 

お客様としては、ボタンループなどを使って安全ピンを付けて

 

欲しかったのでしょう。 今の時代、ブランドロゴも大事な洋服の

 

一部なので、キズを付けるのは極力避けたいところです。 その昔、

 

私が幼少の頃は、洋服にじかにホチキスでタグを付けても平気な

 

時代でした。 もちろん、ホチキスの針の跡がばっちり穴になって

 

しまいますが、この頃は、

 

「ホチキスの穴は穴じゃない」

 

という認識だったようです。 今では考えられませんね。

 

私の父がサラリーマン時代は、さらにひどくて、父がクリーニング店に

 

スーツを出したら、違う人のスーツを返されて、

 

「俺のじゃないよ」

 

と苦情を言ったら、

 

「サイズが合うなら、それ着てくださいよ」

 

と言われた、というコントみたいな話を父からされました。 

 

時代が違うと、同じ日本でもカルチャーショックを受けますね。

 

 

さて、ではこの安全ピンの跡直しの工程を明日ご紹介いたします。