広瀬川澱緑地(ひろせがわよどみりょくち)のロウバイの花がどんな様子か、先日確かめに行った帰り、八幡の通り(国道48号)に出ようと坂道をのぼっていくと、黒い板壁の建物が見えました。

近づくと、城下町の風情を伝える建物の横に公園がありました。
中島丁(なかじまちょう)公園です。


「このあたりが中島丁か」
よく耳にする地名で、おおよその位置はわかっていたものの、実際に訪れたのは初めてです。
そしてこの公園には、枝ぶりの良い松などの樹木のほか、東屋に池


石灯籠までありました。


まるで日本庭園。

それもそのはず、ここは歴史ある酒造会社の庭園を仙台市が整備した公園だとか。
調べてみると、黒板壁の建物はその酒造会社の事務所を移築し、地域のコミュニティー施設として活用しているそうです。


きっと地域の人たちは、春はサクラ、秋はモミジと楽しんでいるのでしょうね。

桜の季節にはまた来ようっと。


荒涼として神秘的な場所のように見えます。
山奥かな、人里を離れたところかな。


カメラを引くと小川が写っています。

せせらぎの音が聞こえてきそう。


実はここは、瑞鳳殿がある経ヶ峰の横を流れる広瀬川です。
鳥のさえずりも聞こえます。
近くの評定河原橋を通る車の音さえも聞こえてきます(笑)

人里どころか、仙台駅から直線で2㎞ほど。
東北一のノッポビル「トラストタワー」から1㎞足らず。
市街地のすぐ近くです。

でもここに来ると、不思議な雰囲気を感じるのです。

花の端境期(はざかいき)といわれる2月。
今回も街めぐりで見かけた花にまつわる投稿です。


写真はロウバイ(蝋梅)です。
妻が散歩で見つけ転送してくれました。
とても良い香りがして気がついたとか。


場所は広瀬川澱緑地(ひろせがわよどみりょくち)沿いの遊歩道だというので、数日後2人で出かけました。


ほとんどが蕾(つぼみ)で、蝋細工のような花びらがまだ開ききっていません。
けれど、鼻を近づけるとほんのり上品な香りがわかります。


清涼感のあるフルーティーな香りが、遊歩道を行き交う人たちを楽しませるまで、もう少しです。

杜の都は寒い日が続いています。
最低気温が-2℃くらい、最高気温が3℃くらい。
それでも積雪はゼロなので、街めぐりを楽しむことができます。


写真は西公園の南側、櫻岡大神宮の近くで目にとまったサクラです。
ずっと寒桜だと思っていましたが、八重で花びらがよじれていることから、ジュウガツザクラ(十月桜)でした。


ジュウガツザクラは秋・春の二季咲きで濃いピンク、寒桜は冬・早春に咲く一重の淡いピンクだそうです。


もうすぐ立春。
Spring is around the corner.春はそこの曲がり角までやって来ています。

10数年前、仕事で仙台に来たときのことです。
駅前で信号待ちをしていると、顔に何かがあたりました。
「雨か?」
空を見上げると青空なのに、


イメージ写真です
ひらひら花びらが舞うように落ちてきたのは雪です。
そして地上に届く前に儚(はかな)く消えました。
風花(かざはな)です。(仙台では「ゆぎばな」とも言うことを後で知りました)


上の写真は1月初旬の上杉です。
一瞬のことだったので上手く写せませんでしたが、レンズのホコリのように(笑)あちこちに映っている白いかたまりが風花のようです。


アエル31階展望テラスにて先週撮影
風花は気象学でも認められた現象で、
 雪雲は遠くにある
 風が強いと、軽い雪片が吹き飛ばされる
 晴れている場所に雪だけ届く
などと解説されています。

アエル31階展望テラスにて先週撮影
この日は気象学の解説のとおり、
日本海側の雪雲が奥羽山脈の上空にあり、
とても風が強く寒い日で、
仙台の中心部は晴天でした。
そして、風花がときおり風にのって舞い降りてきました。

すぐに消えてしまう刹那の美しさに出合える仙台。
詩情ゆたかです。