大通りの並木が美しい仙台。
そんな杜の都でイチョウが美しいのは晩翠通りです。
うだるような暑さの夏は、木陰が道ゆく人に涼風をもたらします。
秋は、黄色く色づいたイチョウが心を潤します。2022年11月撮影
そんな晩翠通りの道路幅は30メートル。
歩道も広々としていて、車も歩行者も安心です。
晩翠通りの南端
この晩翠通りは、1982年(昭和57年)頃に愛称として付けられる前は、細横丁と呼ばれていました。
国分町通り(旧奥州街道)の仙台城側(西側)で、幅が幅3メートルしかない細い(狭い)横丁というのが名称の由来だとか。
藩政時代の奥州街道は、宿場で幅5間(約9メートル)、普通の場所でも3間(6メートル近く)だったそうですから、細横丁の幅が3メートルしかなかったというのもうなずけます。
晩翠通りの北端を少し直進したあたり 往時の細横丁が何となく想像されます。
3メートルから30メートルになっても細横丁。タクシーに乗ると今でも通用する名称と聞きました。
城下町仙台は懐が深いなぁ。