最近買った4K UHD BD再生可能な一体型パソコンFujitsu ESPRIMO FH-X/D2で初めて4K映画を見てみた。以前試したときは問題なく再生されたが、今回はグラフィック・ドライバーの互換性がないとのことで再生不能。がちがちにコピープロテクトされた4K UHD BDではよくあることで、一度ドライバーを削除して再インストールすることで問題なく再生できた。
このパソコンは初心者向けに販売されているもので、値段からいって中高年向きだと思うが、富士通は電話かチャットだけでサポートできるのかと疑問。ちなみに私はまだパソコンが存在しなかった時代にミニコンと呼ばれたDEC PDP-11からコンピュータに触れており、パソコンにはかなり強いつもり。
[見所]
ホラー映画の名作で、スティーヴン・キング原作をスタンリー・キューブリック監督が映画化したもの。
本ブログでは2回目の登場
https://ameblo.jp/916wbk/entry-11797278783.html
最近、続編「ドクター・スリープ」が公開されたが、オリジナル版が4K化されて発売となった。
原題:The Shining (1980) 米国版4K UHD BD(日本版と同一)
アメリカ・イギリス映画 144分(アメリカ劇場公開:1980.6.13)
邦題:シャイニング(日本劇場公開:1980.12.13)
ジャンル:ドラマ、ホラー
監督:スタンリー・キューブリック
原作:スティーヴン・キング「シャイニング The Shining (1977)」
脚本:スタンリー・キューブリック、ダイアン・ジョンソン
製作:スタンリー・キューブリック
製作総指揮:ヤン・ハーラン
音楽:ウェンディ・カルロス、レイチェル・エルカインド
撮影:ジョン・オルコット
編集:レイ・ラヴジョイ
[出演]
ジャック・ニコルソン(ジャック・トランス、元教師、作家志望の男)
シェリー・デュヴァル(ウェンディ・トランス、ジャックの妻)
ダニー・ロイド(ダニー、ジャックとウェンディの子ども)
スキャットマン・クローザース(ディック・ハロラン、料理人)
バリー・ネルソン(スチュワート・ウルマン、オーバールック・ホテル支配人)
フィリップ・ストーン(グラディ、昔のホテルの従業員、冬期ホテル管理人)
ジョー・ターケル(トイド、バーテンダー)
[ストーリー]
元教師でアル中から抜け出したばかりのジャック・トーランス(ニコルソン)は、コロラド州の山中にあるリゾートホテルのオーバールック・ホテルが冬期閉鎖間の管理人に応募、車でホテルまで車で面接に行く。ホテルの支配人スチュアート・ウルマン(ネルソン)は、彼に家族だけで雪に閉ざされたホテルで暮らさなければならず、孤独のため精神的におかしくなることもあると話す。そして、実は以前に冬期の管理人だったグラディという男が頭がおかしくなり、妻と8歳と10歳の娘を殺害し、自分も猟銃で自殺したことがあるということを話す。
ジャックは自分は作家志望で一人の時間を必要としており、家族にも問題は無いといって、この話を受ける。彼は気まぐれな性格のため教師を首になっており、金のためだけでは無く、自分自身に自信を持つためにもこの仕事が必要だった。
その頃、ジャックの家では一人息子のダニー(ダニー・ロイド)が引きつけを起こした。彼は彼の口の中に住むという架空の友達トニーとオーバールック・ホテルについて話しているとき、ホテルのエレベータの前に血が大量に吹き出す光景が頭に浮かんだのだった。母親のウェンディ(シェリー・デュヴァル)はびっくりして小児科医を呼ぶが、たまたまの発作で特に問題は無く、症状は2度と出ないかもしれないとの説明を受ける。
ジャックたちはホテルの冬期閉鎖前の最終営業日ににホテルに着き、ホテルの設備についての説明を受ける。両親が説明を受けている間、ダニーは料理長のディック・ハロラン(スキャットマン・クローザース)と二人きりで留守番をすることになったが、ディックはダニーが口を開かずに話ができるだろうという。ディックとダニーは心と心で話すシャイニングという能力があり、しかもすでに死亡している人間とも話すことができるのだった。
翌日から山の中のホテルでの親子3人だけの生活が始まる。ジャックはタイプライターに向かいひたすら文章を書こうとするが、これといった良い着想はできず、少しずつ精神的におかしくなっていく。ダニーは血だらけのエレベータの幻想や殺された2人の女の子の姿をたびたび見るようになる。ウェンディは実質的にホテルの設備の管理と、家族の食事の世話をしているが、精神的におかしくなりつつあるジャックに酷い言葉を浴びせられ、気分的に落ち込んでしまう。
やがて雪の中に閉じ込められたた広大なホテルの中で、ジャックの精神状態はさらに悪化、彼はかつてホテルに滞在していた人々の幻想を見るようになる。
[感想]
久々に見直してみたが、だんだん狂気に落ちていくジャック・ニコルソンの演技が本当に素晴らしい。ニコルソンはもともとちょっと強面だが、気が狂っていくにつれて本当に恐ろしい目つきになっていく。
一人息子のダニーは、テレパシーの一種のシャイニングの能力があるが、自分ではその能力に気づいていない。ダニーはシャイニングを使って、ホテルに住み着いている亡霊とも話すことができる。ホテルでは過去の恐ろしい殺人事件が起こっており、ダニーはその映像に悩まされる。
ジャックの姿はホテルに残された古い写真に写っており、彼はこのホテルの亡霊の生まれ変わりらしいが、このあたりは詳しく説明されず、判断は観客にまかされる。
映画シャイニングを分析する映画"Room 237 (2012)"というサイトが存在する。
[補足]
スティーヴン・キングのホラー小説「シャイニング (1977)」の映画化だが、キューブリックが原作を大幅に変更したことに、スティーヴン・キングが激怒したというエピソードがあり、どうしても我慢ができなかったキングは、1997年に自分でシャイニングの脚本を書きTVドラマ化した。
スタンリー・キューブリック版シャイニングの続編「ドクター・スリープ」が制作され、日本では2019.11.29より公開されている。30年後のダニーが主役。
[おすすめ]
ホラー映画の金字塔とされる作品なので、映画ファンなら一度は見ておくことをおすすめする。
英語版劇場予告編:The Shining - Official Trailer [1980] HD
[ソフト]
米国版4K UHD BD
発売予定の日本版と同一と思われ、日本語メニュー、日本語吹替音声、日本語字幕入り。
画質・音質とも非常に良い
日本語版4K UHD BDは現時点では未発売