「ひつじ色のコート」(老春ふろしき日記№15)スペースmassa(83歳社会福祉士) | スペースmassa

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確か結婚後間もなく買ったと思うが値段は覚えていない。もう60年も年中着っぱなしで体の一部になったこのひつじ色のコート。初めは純白のウール地でだったが、今はかなり薄茶色に汚れてよれよれになってしまった。

幸い人目にはつかないという不思議なコートだから、今日まで一回も洗ったことがない。万が一気づく人がいても、まさか60年も洗濯しないなどとは思わないだろう。はじめから薄茶色にくすんだ色のコートと思うだろう。

しかしこのごろこのコートの汚れが気にかかるようになってきた。

まもなく7回目の未歳誕生日が来る。この機会に思い切ってこの着っぱなしのコートを洗濯して見たいと思う。もとの純白でしわのないシャキッとしたコートになるだろうか。いや、そうなるようにしっかり洗い仕立て直したい。

妻には「心の洗濯をしたよ」と言い訳を言うことにしよう。