今,テレビ美の壺で輪島の白米千枚田を映している。海に落ち込む様な山裾から上へ1004枚の田がまるで波がが下を上がっていくように続く。
形も大きさも千差万別、畔を支える石積みは400年もくずれないと言う。
石の形を活かした野積みで高かく、まるで城壁のように積み上げる。高いほど田の面積も広くなる。一番小さい田からは茶碗一杯のコメしかとれないそうだ。
水を張るため田の泥で丁寧に畔を塗りこめていく。稲を植えるまでの大変な作業は、今の大規模な平地の機械農業では想像もできない苦労であろう。
深夜の「田ごとの月」の映像では、一枚の田の月が歩く人の目線の動くにしたがって田ごとに月も歩くように登っていく。感動的な映像だった。
数百年にわたって毎夜田ごとの月が田作りの人の苦労を写してきたのである。
改めて、千枚田の美しさは数百年守り続けた人たちの汗と涙と喜びの結晶であることを教えられた。