新入荷 | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

大阪の爬虫類両生類・特殊動植物専門店レプティリカスのブログです。旧ブログ・blog.goo. ne.jp / reptilicus3reptiles からアメブロに移行しました。最新の入荷や日常を書いていきます。
住所大阪府高槻市郡家新町17-32・電話番号0726911741です。

新入荷生体のご案内です。








 ミロスユウダ(Natrix.natrix.schweizeri)
EUCB.17・♂
良い!美!


ヨーロッパヤマカガシ(Natrix.natrix)の和名で馴染み深く・・日本にも古くから輸入されているヨーロッパユウダの亜種であり・・最も美しい亜種の一つ。
ミロのヴィーナスで有名なギリシャのキクラデス諸島のミロス島に分布しています。
(因みにミロス島で連想しそうな、半獸人であるミノタウロスは同じギリシャでもクレタ島の伝承です)
日本でも最近は人気が上がって飼育する方も増えている新大陸のガーターヘビ(Thamnophis)の様に、欧州ではNatrix類はそれなりに人気が高く・・ブリーダーによる繁殖も行われていて、日本にも本亜種をはじめとした他亜種や地域個体群がドイツのハムショー便等で輸入されて来ます。
ミロスユウダは非常に特徴的な斑紋を持っていて、他のヨーロッパユウダの亜種とは一目で区別がつきます。
モノトーン調の上品かつ落ち着いた色彩の持主であり、欧州でもこの類のコレクターには人気の高いそうです。
本亜種は限定的な生息地にのみに分布するので、日本には以前には殆ど入荷は無かった様ですが(ミロスユウダの野生個体群は絶滅危惧種でありIUCNのレッドデータブックにも記載されています。この様な絶滅に瀕した種を殖やして販売しているところが欧州の凄さだなぁ。ヨーロッパユウダには他にも絶滅が危惧されている亜種のNatrix.natrix.cettiがいます。)、1990年代か2000年代初頭までは基亜種のNatrix.natrix.natrixのWC個体は不定期ながら輸入があり、爬虫類店や総合ペット店の店頭でも見掛ける機会がありましたが、欧州が野生生物の輸出を規制してからは繁殖個体が少数輸入されるにとどまっています。
ヨーロッパヤマカガシは欧州や北アフリカ等の広範囲に生息圏を持ち・・多くの亜種を持つ事でも知られています。
ヨーロッパヤマカガシにはUMA話があって、1859年にスキー観光で有名なフランスのオワザン地方で、ヴィッド・マルタンとベランクという羊飼いが3メートルを優に超す巨大なヨーロッパヤマカガシを見たと伝えていて、その大きさたるや胴回りが人間の太ももと同じ位の太さであったと言います。その25年前にも同じくオワザンで目撃があり、時代が下って1970年にも、やはりフランスのアルプ=マリティム県にて巨大ヨーロッパヤマカガシの目撃があったと報告されています(出典・未知動物学への招待・幻の動物たち・ジャン=ジャック・バルロワ著)
欧州のNatrix類はさほど大きくならない蛇ですが、与太話として受けとってもそれほど巨大な亜種もしくは別種のヨーロッパユウダ類がいたらさぞや大人気になっていただろうと思います(笑)
後、欧州の山岳地域にはタッツェルブルムという爬虫類もしくは両生類の未確認生物がいて、欧州版のツチノコ的な存在なのですが(笑)その正体の一つにあげられるのが妊娠した、もしくは大きな獲物を呑んだヨーロッパヤマカガシと言われていて(笑)国と種類は違えどヤマカガシと名の付く蛇達がUMAの候補に上がるのは面白いです。←日本でもツチノコの正体の一つがヤマカガシです。
話がそれましたが(笑) ミロスユウダを含めたヨーロッパユウダ類の飼育はガータースネークと同様でよく、飼育自体は容易です。
余談ですが・・ヤマカガシの名前が付くヨーロッパヤマカガシ(ヨーロッパユウダ)の仲間は、日本のヤマカガシ(Rhabdophis.tigrinus)と違って毒は持ちませんので御安心の程を。
価格40000円(税込み)





このブログ及び生体に関するお問い合わせは・・・・・店主携帯電話090ー3943ー6598・店電話兼FAX072ー691ー1741・メール・reptilcus@ezweb.ne.jpまでお問い合わせ下さい。