新入荷② | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

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新入荷生体のご案内です。②








サキシマバイカダ(Lycodon rhustrati multifasciatus)
西表島産・冷凍ヤモリに餌付き済み

日本にいる唯一のオオカミヘビ(Lycodon)屬であり、タイリクバイカダ(Lycodon. rhustrati.rhustrati)の亜種。
八重山の珍蛇の一つとされていて、八重山の四大珍蛇の一角を占めます。
1980年代初頭迄は採集数も10個体前後で、かなり珍しい蛇と考えられていましたが、夜行性かつ樹上性で見付け辛い為に発見される事が多くなかったそうです。(ただし、個体数は多くはなく珍しい種である事は確かです)
バイカダとは漢字で梅花蛇の意で、中国や台湾にいる基亜種の漢字名から由来します。
基亜種の模様が梅の花に似ているから付けられた優美な名前です。(タイリクバイカダの台湾名は白梅花蛇です。)
サキシマバイカダはかってはキタマダラ(Dinodon.septentrionalis)の亜種とされていたり、実際に70年代の文献ではDinodon屬に含められたりもしましたが、その後にオオカミヘビの仲間のタイリクバイカダ(Lycodon.rhustrati.rhustrati)の亜種とされて、学名もLycodon.rhustrati.multifasciatusとなりました。(月刊アクアライフ誌の1983年8月号の千石先生の記事では、その当時でもLycodon.rhustrati.multifasciatusの学名を用いた文献は殆んど無かったそうです。その後に出た松井孝爾先生の著書ではオオカミヘビの仲間と書かれています。)
現在では、沖縄便で稀に入荷して来ますが、ほんの30年程前はUMA級の珍しい蛇だったのです。
さて、そんなサキシマバイカダですが、飼育は餌の面を除くと容易であり、入荷状態が良ければ丈夫で良い蛇です!!
ただし、餌はヤモリですが、この個体は入荷から時間が経っているので冷凍ヤモリをピンセットからでも食べます。
飼育下でも親で購入して数年以上飼育しているとの話もボチボチ聞くので、意外に長命です。
慣れた個体はピンクマウスを食べて、それのみで飼われている方もいます。
価格15000円→セール価格12000円(税込み)




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