新入荷① | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

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新入荷生体のご案内です。①






難あり個体↓
背骨が変型してますf(^^;でも元気です。

アンボイナホカケトカゲ(Hydrosaurus amboinensis)
ハイドロサウルス!!
FHの長期飼い込み個体ですが、幼体の時の栄養の偏りで背骨に変型があります。
それ以外は餌食いも良くて状態良好です。
体長60㎝程のヤングアダルト個体。

多様な種を擁するアガマ類にあっても大型の種がホカケトカゲ(Hydrosaurus)一族であり、フィリピン、インドネシア、ニューギニア周辺を主産地とします。
アンボイナホカケトカゲはインドネシア、ニューギニアに分布するホカケトカゲで、川辺の樹木に棲んでいて、驚くとすぐに水中に逃げてしまいます。
ホカケトカゲの仲間は、Hydrosaurusの学名通りに水棲傾向が強く、泳ぎは非常に巧みであり、襲われて水の中に飛び込めば、水中で一分以上とどまれますし、更に水面をイグアナ科のバシリスク(Basiliscus)類よろしく二本足で立ちあがり、表面張力を利用して走る事も出来る為に、大概の外敵から逃れる事が出来ます。
和名のホカケトカゲの由来は雄の尾の基部から高い皮膚膜があり、それが帆の様に見える為に付いたものです。
その特徴的な帆は尻尾の椎骨の突起が傘の骨の様に支えている事が知られています。
これは他種のホカケトカゲも同様であり、他にも共通する点は、尻尾が頭胴長よりもかなり長い事(本種は2倍以上、ハルマヘラホカケトカゲ・Hydrosaurus.weberiは2倍以下でやや短い)や四肢の筋肉が発達していて強力な事などで、習性等にも大差はありません。(ただし、フィリピンホカケトカゲ・Hydrosaurus.pustulatusは同屬の他種程は警戒心も強くなく、動きもやや緩慢だと言われていて、その為に食用に乱獲されて個体数が減少しているそうです。ホカケトカゲ類の肉は美味らしいです。)
本種は黄褐色を帯びた緑色が体色で、そこに黒い斑点が無数に入る美しいトカゲです。
餌は野菜や果物等の植物質を主体に、配合飼料、昆虫やピンクマウス、魚等を与えます。
飼育下での繁殖は殆んど聞きませんが、上手くpairが揃えば、一回に2~5個の卵を年に数回産む事が知られています。
日本には昔からハイドロザウルスのインボイスで輸入されていましたが、種類の区別をする様になったのは90年代からで、80年代は単にハイドロザウルスかホカケトカゲとして売られていたのを覚えています。
今回入荷したのが難あり個体ですが、餌食いも良く状態は良いです!!
訳あり価格6000円(税込み)





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