今日は「自由軒」
京急沿線には、人の欲望に語りかける施設が点在する。浅草、銀座、新橋、平和島、川崎、花月園、日ノ出町…数々の競輪競馬競艇の施設。川崎堀ノ内、横浜福富町に代表される入浴施設。そして星の数ほどある歓楽街。その中でも、各方面の施設が揃うエリア日ノ出町。「自由軒」はそんなエリアのさらに深い位置にある。そもそも、このエリアの飲食風俗店の従業員が閉店後に訪れる店で、明け方まで営業する。店と出前で動きが止まることは無い。さて、何屋か?中華だ。中華には、四川、広東、北京等現地の地域の特徴を出している本中華と、華僑などが長年かけて日本人向けに味やスタイルを変えた日本中華に分類している。ここは、日本中華だ。限界まで喉を渇かし、ビールを頼む。日本中華の代表格焼き餃子、ローカル中華のサンマー麺も頼む。ビールはぬるめだ。喉の粘膜への刺激が足りない。餃子は、ニンニク、ニラの効いた常套の品で旨い。ラー油も旨いが、豆板醤が良いぞ。サンマー麺は、神奈川固有の料理で、モヤシを中心とした野菜あんが乗った麺だ。酢をかけると味わいが増す。これまた旨い。酒を飲むには、日本中華が合う。
今日は「すずめや」
地上アナログ放送の終了は、まだ記憶に新しい。日本の中枢である首都圏に、放送電波を送信し続けている「日本電波塔」を知ってるか?昭和33年に竣工し今なお現役の「東京タワー」だ。間もなく、スカイツリーに大半の役目を引き渡す事になる。何とも、人の一生を見るようだ。この、東京タワーの足下には、観光もさる事ながらおつな店が多数ある。大門のそば裏路地にひっそりと佇む「すずめや」だ。まず見つけるのに苦労するだろう。まずは、期待しながら冷えすぎのビールを貰う。限界まで喉を渇かし、粘膜がくっつく状態にそれを流し込む。喉が解放し胃袋が動き出す。料理は店に任せるスタイルである。冷酒の四合瓶を貰い、舌を洗う。生 煮 焼 野菜 魚 肉 と均整のとれた料理は来た者を目 鼻 舌で楽しませてくれる。料理と料理の間が絶妙で酒が進む。料理、酒と併せ時間と空間も楽しめ。せっかちな奴、「サワーないの?」とか言う奴は、駅前のチェーン店に行ってくれ。
今日は「い志井」
少子高齢化の影響をもろに受け、旅客数が減っている相鉄を知ってるか。大手私鉄だが知名度は今一歩だ。だが、神奈川唯一の免許センターがある二俣川は有名か…決してにぎやかな街ではないが、おつな店はある。駅前のDキホーテの裏手にある「い志井」だ。まずまずの広さがあり、客入りも多い。シロ、ハツ、レバ、カシラ、レバテキを頼む。ただし、レバテキは時節柄だそうだ。タレ塩は店に任せる。焼き上がるまで、モツ煮込みと冷えすぎのビールをもらう。店内の炭の臭いに猛烈に胃袋が動き出す。渇ききってくっついた喉の粘膜に冷えすぎのビールを流し込む。モツ煮は薄味ながらしっかりとだしが効いており、絶品の部類に入る。串は一品ずつ焼き上がり次第出るスタイル。串も単価は高めだが、絶妙な塩加減で文句のつけようがない。常温の清酒に切り替え、楽しむ。結局、上げ底2号徳利で6本飲んだ。繰り返すが、ここのモツ煮は旨い。