2022年9月30日、80歳の母が自宅で転倒、腰を強打して動けなくなった。
頑として積極的治療を拒み、おむつ交換も自分で頑張る母とそれに振り回される娘(ちま)の備忘録です。
(このテーマの初回はこちら「それは突然やってきた」2022-10-02)
10月24日(月)~28日(金)いつもの平日
5時半すぎに起床、まず顔を洗ってコンタクトレンズをはめる。化粧して髪を整える。
お母さんの手を洗って、歯磨きして入れ歯させて朝食の用意。お母さんが食べてるあいだにお昼ごはんの準備。おかゆやお味噌汁・スープ等を昼食として用意する時は保温ポットに入れておく。あとバナナや皮をむいておいた柿やなしをタッパーに入れておく。
自分の身支度をして、おむつや除菌ウェットティッシュ、ゴミ袋がきれていないか確認しつつ、新聞をお母さんに渡して、遅くても6時半には家を出る。
毎日のルーチンになってきたけど、いつもギリギリ。
あと10分、早く起きればいいのだけど(´ε`;)
必死に定時の16時半に仕事が終われるようがんばる。職場の皆様も気を使ってくれているのを感じながら、できるだけ時間になったら帰れるようにしたいのだけど…この週は月末近くでもあり、そして在庫関係の仕事も佳境に入りなかなか定時でサッと上がれない。30~40分程度の居残りでは残業代の申請しないけど、さすがに金曜日は介護生活になってから初の残業申請を出した。
10月29日(土)
可燃のゴミの日なので出してきて、味噌汁をつくる。ちまの好きなじゃがいもとわかめの味噌汁
お母さんが着替えたいというので洗っておいた服をお母さんの部屋からとってきて渡したら「湿っている」という。寒い部屋から持ってきたから冷たいだけじゃないのかな、と思ったけど、そういえば今お母さんがいる場所の後ろのクローゼット、湿気がすごくたまるので除湿剤をおいているのだけどそういえばそろそろ取り替えないとと見てみたら置いてあるの全部しっかり水になっていた
大変!除湿剤買ってこないと!
てなことでマツキヨへ買い物に行く。
ついでにトイレットペーパーと除菌ウェットティッシュも購入。
一旦帰って牛乳パックやアルミ缶のリサイクルを出しにダイエーに行く。ここではお母さんが好きな納豆を購入。その足で近くのセブンイレブンへ。ここ、ワインが充実しているのでストックを買いに寄る。
さらにその足で、尿取りパットを買いに近くのドラックストアへ。先週は在庫切れていて焦ったので(まもなく入荷するということで、2度買いに行った)、今日はラス1をゲット出来て良かった。しかもアプリのクーポンで15%引き!ありがたい
お昼になったのでお母さんにさっきセブンイレブンで買った肉まん(レジのセールストークでつい買ってしまった)半分とパンとコーヒー入れてあげた。
それから、今日は4時頃来ると思っていた柿の剪定の業者さんが2時半頃来ると連絡があり、慌てて用意をする。依頼した方が、助手の方とふたりで作業します、と言っていたようにふたりで来てくれた。
2階建て家の屋根よりも高くなってしまって、電線も超えて伸びた枝を4-5本、落としてもらう。柿は収穫したいと言ったら丁寧に作業してくれた。伸縮性のはしごを柿の木に引っ掛けてするすると登って枝を切ってくれる。そうゆう作業系男子ってすごく魅力的だなぁーなんて作業している様子をみながら落ちてきた柿を枝から外す作業をする。
高いところの、日差しをたくさん浴びた柿は今まで収穫した柿と比べて大きく、すごく甘く美味しい。またたくさん採れた。
作業してくれた方もお二人ともその場でまるかじりして「甘いですね」と言っていたので、よさげなやつを少し持ってってもらったとても感じのよい方だったので、また木の剪定や雑草もお願いしてみようかな。いただいた名刺は大事にとっておこう
収穫した柿をゴロゴロ部屋にもちこみ、お母さんに人様へおわけできる柿とうちで食べる柿(熟しているのが進んでいるやつとか傷になっている奴とか)とを分けてもらう。
予定より早くきてくれてよかったーなんて行っていたらお母さんが近所の地方銀行にお金を入れてきてというのでもう一度自転車を出動。ATMで入金したら鳴る電話。Amazonの配達の方!あ、忘れてた。昨日ポチったやつ、配達今日だった…。もうすぐ戻るから置き配してくださいとお願いして、もう一件、西友に寄る。ここでは卵や牛乳、食パンなどを買う。いや今日ほんとあちこちで買い物したなぁー
そして更に、近所のお家に採れたての柿のおすそ分けに行く…
夜、寝る前にお母さんの様子と柿の木の枝を剪定したと兄姉に連絡して、今日は疲れたからもう寝るよと送り逃げしておいた。
10月30日(日)
お母さんの怪我から今日でちょうど一ヶ月。とうとう一ヶ月がたった。
この間、一度もお風呂に入っていない。これはもう…いかがなものか。
難しいなら来週いよいよ介護認定の調査員の方がくるので必要なものを考えたいなと思って、ねぇお母さん。お風呂に入りたいと思わないの?と聞いたら
「入りたい」と!
ええええええ
ほんと?あ、そう、そうだよね、もちろんそうだよね。
え?じゃぁ今日入ってみる?湯船に入るのはムリでもシャワーでさ。
「入ってみる。一人では無理かもだけど手伝ってもらえたら…。と、今日、言おうと思っていた」
そーですか、え、手伝うよ。
では…と、お風呂場が寒くないようにお母さんは入らないけど湯船にお湯を張って、脱衣所は小さなヒーターつけて上げておいた。
お母さんはズリズリいざって移動して、お風呂場に消えて行き…
え?手伝いは?手伝わなくていいの?背中流す気マンマンだったけど??
おかーさん、手伝うよ。と声を3回かけたけど、「大丈夫」と返事。
え?背中流すよ?「大丈夫」と。
大丈夫なのか…ずいぶん大丈夫なんだな…
あ、お母さんがどいたこの隙に、お母さんの座っているところに敷いている防水シーツを替えて、掃除をする。
おおお。
これで汚れたものはどけれたぞ。
1時間くらいして、「でたよー」と。
ハイハイして移動してくる母。
え?
そんなに動けるの?
その動き、痛くないの?
じゃあそろそろトイレ、行けそうじゃない?
どうも、数日前から動けるなと思ってきたと。
あ、そうなの?いやよかったーって話しなんだけど。
じゃぁトイレ行く練習しようね…
てなことで、順調に回復している様子。
うん、よかったよかった。
またお母さんがちまの食事を作ってくれる日も来るのかしら…
まぁ、とにかく今日は1ヶ月ぶりにお母さんが綺麗さっぱりできてよかったよかった