りーちのブログ -4ページ目

6・2

朝から病院。

円形ハゲが悪化したので、しょうがない。

頭皮にこれでもかと皮内注射。


注射を打つ医者はなんとも楽しそうである。

はたまた打たれる私も、見えるわけない左斜め上を見上げながらわらけてくるのだから不思議だ。


これからこのやりとりが週2で執り行われるわけで。




今週は仕事関係の本ばかり読んでいたので、もっぱら昼に近所の図書館で休憩がてら

日経新聞読んだり、

BRUTUS読んだり、

料理本読んだり・・・・。


司書のお兄さんを眺めたり。

シルバースプーン/著者不明
¥8,379
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重量感のあるこの本は、きっちりと章立てられていて、料理本というよりは辞典。

まだ、ソースの章しか読めてないけど、いい暇つぶしになる。

まだ食べたことのない料理に出会う感動を想像して、気分が高揚するのを感じる。

味わったことのない風味。

嗅いだ事のない香り。

愛でたことのない皿の上のカンヴァス。

こんなことを逃げることなく言葉で表現できたらと、思う。




ほとほとわたしは無力なんだと思う。




結局、この本の話にもどってきてしまった。


河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)/芥川 龍之介
¥380
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芥川が自殺を決意して書かれたといわれる本作『河童』。


芥川が感じていた社会的矛盾。

そしてそこを破り出でるほどのパッションを持ち合わせていないことも自覚していた。

無力であることを自覚し、河童の姿をかりて自らを面白おかしく描いて見せた。



そんな真似、私にできるかな。

5・28

朝から歯が少し痛む。

雨のせいにして、なんとかやり過ごす。

たまっている仕事を朝のうちからやっつけてしまいたいと、デスクにむかうものの

頭の中の霧は自力では拭えず。


いい加減観念して、映画をみに外へ。

近くのシネコンへドライブ。


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60年代


いつの間にかこのワードに固定観念を持っていたらしいことに気付かされた。

この映画は、それまでの”これら”となんだか違っていた。


そう、当時独特の熱気を伝える映像というよりは

ある青年についての物語である。


初恋 プレミアム・エディション [DVD]/中原みすず,塙幸成,宮崎あおい
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『初恋』なんかとは、ちょっと違う。

要するに、この映画は別に60年代じゃなくてもいいってこと。

普遍的な青春のお話であるということ。


”平田さん”役の俳優さん、

『北極料理人』にも出てたひとかな・・・・。





というわけで、結局「運動」⇒「三島由紀夫」と戻ってきてしまって

仕事しなきゃな・・・・・。



帰りにコーヒーの友を買って帰る。

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5・24

愛用のパンプスを修理に出している間、いつものスターバックスで読書。

ロングヘアに細かいきつめのパパーマをかけて束ねているスタッフの女性が、相変わらず素敵。


インテリジェンスの賢者たち (新潮文庫)/手嶋 龍一
¥420
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著者の手嶋さんという方、最近テレビで良くお見かけするが職業が謎。

本の内容は冷戦前後に活躍した各国のインテリジェンス達の逸話に終始する。

世界情勢については明るくないし、

細切れの話が集められているので、話が入ってこないままにページを繰ってしまう。

あっさり読み終えてしまった。


唯一興味をひかれたのは、ブエノスアイレスに存在するというジゴロ養成学校のくだり。

本物のジゴロは、決してお金で雇われることはない。

本物のセレブの前にさりげなくあらわれて、惜しみなく金品を貢がれる。

そしてふっと消えてしまうのである。


ハタと思う。

『ブエノスアイレス』

私は『ブエノスアイレス』という言葉の並びが好きだ。

私は『ブエノスアイレス』という言葉の響きがまらなく好きだ。

ブエノスアイレスの夜 [DVD]/セシリア・ロス,ガエル・ガルシア・ベルナル
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『モーターサイクル・ダイアリーズ』で脚光を浴びたガエル・ガルシアが

ブエノスアイレスで熟女にもみくちゃにされるし、

僕と未来とブエノスアイレス [DVD]/ダニエル・エンドロール,アドリアーナ・アイゼンベルグ,ホルヘ・デリーア
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商店街の下着屋のうだつの上がらない若者が、

商店街一の年増なお色気姉さんにモミしだかれる。



そう、

『ブエノスアイレス』は男性がもみくちゃにされる

刺激的な街なのだ。

と勝手に思い込んでいる。

ブエノスアイレス [DVD]/レスリー・チャン,トニー・レオン,チャン・チェン
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これは、見てなかった。

レスリー・チャンは残念なことに自ら命を絶ちましたが、

私は、故人が『君がマシュマロ食べた~』と歌っているのが

ラジオから流れるのを聴いた時の衝撃は忘れられない。

就職しないで生きるには/レイモンド マンゴー
¥1,470
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以前ブックディレクターの幅さんも推薦していたこの本。

久しぶりに再読中。

読む本読む本で、この本が登場するのだ。

ニューヨーク人間図鑑/宮本 美智子
¥1,785
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この本を読んでいて、なんだかちょっと、ん?というひっかりがあったので

先付けを見てみると、初版は1979年とある。

どおりで、「地下鉄でラジカセ持ち歩くの禁止令」が出たと書かれているわけだ。

今、みんなi-podだよな。

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)/マーク トウェイン

¥693
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マーク・トウェインを読もうかと併読中。

小さい頃のハックへの憧れ、カムバック!


今日は、「カチョカバッロ」というチーズに舌鼓を打つ。

厚めにスライスして、小麦粉を軽くまぶしてオリーブオイルでソテーに。

少し焼き目を付けたトマトの上に載せて。

なんとも幸せな味なのである。

アルプスの少女ハイジがおじいさんの家で食べた、暖炉でトロケさせたチーズを思わせる。

チーズコンテスト優秀賞受賞「カチョカバロ」 200g/チーズ工房NEEDS
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