連休初日

 

 毎年梅雨が明けるか否で翻弄される海の日の三連休。今年は梅雨も明けたし大丈夫だろうと思いきや、梅雨末期のような天候が続き、しかも全国的に荒れ模様。新潟の沢を取りやめ、日曜から雲の隙間を探しながらの計画変更となる。明日はアブミ登攀の沢。とりあえず必要なものを準備してみることに。

使用後結び目が解けるか心配だが…

(結び目は、エイトノット+もうひと巻き:自称ナインノットとしておこう)

(左、中)240cmのソウスリングで作成(最初の結び目だけカラビナを介している)

(右)長さの違うスリングをマストでカラビナに

さてアブミをどうするかで試行錯誤した結果、あるお方の資料を参考に簡易アブミを自作することに。仲間から「7ミリのスリングとプレートで自作した」との連絡が入る。実践で使えるかどうか、明日互いに試してみることに。

 

非日常的paradigm

 

   大雨のせいか今日はストレスなくトライできた。短時間ながら本数も稼げ、腕も気持ちもパンパンになるまで登りきった。つま先で登るよう、腰が落ちぬよう、体を回転させたり、振ったり、試行錯誤している。ぎこちない、無駄な体勢でのクリップ脱却も喫緊の課題。

疑似でない、自己流でない、真のカウンターフォームを体得できる「パラダイムの瞬間」を求め、深夜レッスンは続く。

体重週次星取表で今週初めて70キロ台に軍配が。あと3キロで目標の6キロ減。道半ばながら達成を夢見て。

丹波川 徒渉訓練

2022年7月9日

 

沢登りに徒渉はつきもの。水量が少なければ渡りやすいところをバシャバシャと渡ればよいものの、大きな沢や大水量の渓となると少々勝手が変わる。増水した沢も同じで、沢床は石がゴロゴロし、ヌメリもあり、そこに水勢とくれば不安定要素だらけ。徒渉に失敗し流されたら救助は困難で、運命は神のみぞ知る世界になる。

大水量の渓では、頻繁に使うスクラム徒渉

 

徒渉技術は沢登りを続ける以上毎年確認する必須の項目。毎年歳を1つ重ねた自分の水温抵抗力と水流に対する限界点を確認する重要な場ではないかと思います。

トップザイル徒渉は慣れが必要

見よう見まねは危険

おしくらまんじゅう式激流突破

ジムトレ

 

全員前日の山行と魔法の水の眩惑により肉体、肝臓とも疲労度マックスのなか、ジムへの招集令は発せられる。「電車で現地へ」との内容に、ジムトレ後の第2の泡トレの予感もマックスとなる。

到着すると、顔見知りのお方も数人。2年半ぶりにお会いできた方もおり、人的関係はプラスの方向にはたらく。ジムは丁度よい込み具合で、順番待ちもなく、各自それぞれの課題にとりつく。それなりに成果はあり一歩前進か。

体を絞ると喉が渇く。渇けば自然にいつもの行動となる。ジムトレより長いトレに勤しみ、変わらず猛省の一日となった。

那須塩原 箒川

赤川本谷

天候:晴れ

メンバー:3名

行程 

1日 :東北道=道の駅湯の香しおばら23:50仮眠

2日 :道の駅 6:00=朝食=湯元温泉林道P7:30-7:55…左岸林道…遊歩道吊橋 8:10… 赤川入渓…鎌研沢9:00-15…堰堤10:10…co1020m20m大滝11:30…源泉13:20… もみじライン14:35…ハンターマウンテン臨時P林道14:55-10…赤川鎌研沢中間尾根…赤川鎌研沢出合16:00-10…左岸林道…林道P16:40…元泉館入浴…帰郷 

 

那須塩原温泉郷の奥座敷的に位置する湯元温泉の源泉が赤川。裾野広い高原山に端を発し、もみじラインが沢を横断する。この谷の楽しみ処は後半に凝縮しており、ショートカットで入渓する記録も散見されるが、ここは冗長な下流から遡ってこそ、後半激変する渓の感動が一塩になる。高低差少なく、移動距離も丁度よい「オレンジ色の憎いやつ !夕刊フジ」的な耽美の渓谷。鉄分の冷泉をどっぷり浴び、基点にある源泉かけ流しの秘境風呂に浸かれば、冷泉温泉三味になること間違いなしの一日を約束できよう。

 

945mにある堰堤まで冗長冗長で長閑な渓谷歩行となる。左岸林道を終点まで歩き、鎌研沢の出合から入渓するのも選択肢の一つかも。

 

地形図

入渓点までの参考図

鎌研沢出合の先にある残骸橋梁

前半は冗長の渓相を楽しむ

遊歩道吊り橋から1時間30分。ようやく堰堤だ。

代赭色に染まった堰堤を越すと、赤川劇場が始まる。嚆矢となる滝は、深く大きな釜をもつ幅広の5m滝。

ここから南国と例えたい赤色の渓に激変。赤川劈頭の滝。

続くクイーンエメラルダスの超美釜滝

中盤のとどめは20m大滝。ここの釜もエメラルダス。

左岸を直上後弱点をトラバースし滝上に

褐色に色づく中流部

最初の源泉帯。ぷくぷく湧き出す可愛い湧きところ。

沢はv字渓へ。左岸の染み出しが凄い。

褐色渓最後の滝

源泉直前の小滝

とうとう赤川源泉に。凄い水量だ。

源泉を過ぎると普通の沢色に。癒され滝。

所どころに遺構がのこる

後半は癒し劇場

大釜をヘツリ

最後のS字滝

ここは右から巻いてもみじラインに出た

左から巻いてももみじラインにでれるようだ

赤川と鎌研沢の中間にある林道から中間尾根を右往左往し本谷へ

もみじラインから小一時間で本谷出合へ

左岸の林道から駐車場へ

赤川林道P

元泉館のお風呂もいとよろし。是非お立ち寄りされてはいかがと。