いつもありがとう
素焼きアーモンドが今の私のおやつ。
元長野五輪のフィギュア選手の乳がんの記事を読んで、自分のことを思い出したので書いておこうと思う。
乳がんに気づいた時
タレントの山田邦子さんが健康番組に出演したのをきっかけに乳がんに気づいたんですが、その番組を私も観ていました。
番組を観ていた2007年4月の時点ではセルフチェックに慣れてないのもあったでしょうが、私は見つからなかったのです。
わからなくてもいいから、チェックしてると何かいつもと違う時に気づくから。
そう聞いて、結構豆にチェックしてました。
その年の6月、主人と別居することになりました。
直後にセルフチェックした際右胸に大きなしこりがありました。
ゴルフボールくらい。
いつの間に…というのが正直な感想。
近くの病院に行き検査しましたが間違いなく乳がんだった…が、その病院では手術ができない為紹介状を書いてもらったのが今回大動脈解離の手術をした病院になります。
7月、8月はとにかく検査、検査の日々で、フルで仕事しながら引き継ぎはどうするそもそも続けられるのかって話がありつつも、別居の件、猫(5匹)を飼ってたから誰が世話をする
9月に入院・手術が決まりました。
ちょうどその夏に支社長が変わりました。
今までの支社長であれば仕事は辞めなくてよかった…なぜなら、支社長もまた胃がんで手術をし復帰されてる。
もちろん支社長とただのパートの私とでは立場が違うのは重々承知ではあるが、10年お世話になった大手保険会社である。
呆気ないものです
新支社長としては…
「復帰がいつになるかわからないのに籍をおいておくのも…術後もすぐには無理でしょ」と。
今ならこのセリフも大事かもしれません。
組合に…って気持ちの余裕と時間の余裕がないので、私は支社全社員&パート、もちろん前支社長と仲のよかった他支社の方に事の経緯をメールしました
仲のいい方に
おまえ、やるなー(笑)
と言われましたけどね(笑)
風の噂では…
通常3年くらいで異動が多い中、1年で異動されたみたいですけどね。
こうして、私は家族、仕事、健康を同時に失ったんですよね。
でもね、ありがたい事に周りに本当に恵まれていて、病院でも主治医と担当医に沢山助けられて今があります
出来た乳がんも乳腺の中にとどまっていましたので、転移するタイプではないこと、再発するタイプでないこと、脇リンパを調べても転移はしてない。
太っていたので胸にも脂肪がついていたから、部分摘出ですみました。
主治医に「おまえ、太っててよかったなー」
と言われるくらい仲がよくなりました
ただ、傷口の治りが良くなくてドレーンがなかなか抜けず…脂肪が溶けるらしいのですが、ほら、脂肪がいっぱいついてるから
25日間も入院してました。
傷口以外は元気で、行動制限も食事制限もなかったですね。
猫の世話は主人に相談したところ毎日世話してくれたそうで…私の実家でしたから、誰も居ない時に行ってたそうです。
まぁ、バツが悪いわねぇ(笑)
ちなみに、病院にも顔を出してくれてました。
責任を感じてたんでしょうね。
大変だったのは退院後。
治療は選択権がなかった。
手術+ホルモン治療のみ。
ホルモン治療しか私には合わない
Arthur