親戚に伝わる日本昔話 | 八ノ矢の森

八ノ矢の森

人から聞いたり日常であった、ささやかだけど
不思議な話を書いています。
(TV番組やニュースや本の感想などもありです)

 
こちらのブログは今年初めての記事ですニコ
今年も宜しくお願い致しますクローバークローバークローバー
 
昨日は父の兄弟姉妹が集まってお食事会をしました。
90歳前後の集まりとはいえ、皆さん元気ではありますが、誰もかれもが耳が遠くなっていて、声を張り上げなければならず、そういう意味ですごく大変でした汗
家に帰ったら、声が枯れていました。年寄と同居あるあるかも汗
 
足が悪くなった伯母達の送迎もしたので、朝10時に家を出て帰宅は5時半くらいで、1日がかりでした。
みんな東武東上線沿線に住んでいて、川越街道沿いに住んでいるのですが、距離が…。
私と車が無かったら集まれなかったですね汗
私が帰宅後に声枯れもひどい上に、あまりに疲れ果てていたのを気の毒に思ったのか、母がお小遣いをくれました。ありがたや~花
また今はまっている韓国の漫画をDLする為に、漫画アプリに課金してしまうでしょう。
 
でも皆さんとても楽しそうで、昔話に花が咲き、私もいろいろ思いがけない話を聞く事が出来て、とても楽しかったです。
お年寄に話を聞くのが好きなんですよね。
まして身内の話は、登場人物が知っている人ばかりで、とても楽しいですニコ
 
昨日聞いて面白かったのは、今年93歳になる伯母が小学校の3~4年の頃に、当時住んでいた和歌山の山でキツネに化かされた話ですUMAくん
 
子供の頃に山で遊んでいた時、目の前に黄色のそれはそれは綺麗な花畑が現れたそうです。
それはずっと山の奥まで続いていて、あまりに綺麗なので伯母はその花で出来た道をずっとずっと歩いていったそうです。
菊に似た花だったと言いますが、マーガレットみたいな感じでしょうか?
そうとう山の奥まで入って行った時、前から人が歩いてきたそうです。
その人は近所の男の人で、伯母を見て「〇〇さんとこの子じゃないか! こんな山の奥に来たら駄目だよ。家に連れていってあげるから、おいで」と言って、伯母の手を繋いで山を下りていってくれたそうです。
伯母は花を追って来たことを話すと、「それはキツネに化かされたんだ」と言ったそうです。
その人には、伯母が見えていた黄色の花はぜんぜん見えていなかったとのこと。
でも伯母は今でも、その綺麗な黄色い花畑や花をはっきり憶えているそうです。
子供の頃って、こういう不思議な話があるんですねえ。
 
「山の神様に呼ばれたってこともあるのかも?」と私が言うと、「そういえば…」と、別の叔母がお父さん(私の祖父)も昔「山で天狗を見た」と言ってたというのです。
 
祖父は昔、相当広い山を持っていたのですが(そのお蔭で、松茸がいっぱい家にあったので、普通にお味噌汁に入れてキノコとして食べていたらしいです)、下草を取る為に山に入った時に木の下でおにぎりを食べようとしたら、大きな笑い声が頭上から響いてきて、上を見るとなんと天狗がいたそうです。
天狗って、本当に真っ赤な顔をして鼻も30センチくらい(叔母談)あったそうで、祖父がびっくりしている間に木の上からいなくなってしまったそうです。
 
天狗って、やっぱりいるんですね。私の友達も見た話を聞いた事があるんですが、見える人には見える感じなのかなと思いました。
(周りの人は気づかなかったようなので)
ブログのTOPの写真は、伯母の見た黄色い花のイメージに近いかな?と思ったヤクシソウです。可愛いですよねニコ黄色い花
 
あと伯母が子供の頃の近所の友達の夢の話ですが、ある夜に大きな蛇の夢を見たそうです。
その蛇はその子に言うには、「自分は殺されて川の近くに捨てられたので供養をして欲しい」とお願いされたそうです。
 
その話を聞いて、伯母とその子が川の近くを探すと、本当に蛇が死んでいたので(やはり殺された感じだったそうです)、土に埋めて供養をしてあげたそうです。
 
その後に特にご利益があったというオチはないのですが、どの話も「遠野物語」に出てきそうな話ですよねニコ
 
あと、以前もどこかの記事で書いたのですが、うちの先祖は平家筋の武士だったのですが、源氏に敗れて京から逃げる間に(一部は十津川に行ったそうです)、財宝を隠したという言い伝えがありました。
それはどこかの山のナルテンの木の下に埋めたそうです。
これは初めて聞きました。
 
昔、テレビ番組で平家の落ち武者の隠し財宝を探すのをやっていたそうですが、ここにその木の言い伝えが伝わっていたかどうかは分かりません。
祖父の持っていた山にあったという話ではなかったのですが、どちらにしても祖父は、その山を戦後にさっさと売ってしまって、そのお金を子供達の教育費に充てたそうです。
これからの時代は、男女ともに教育が必要だと。
 
その後、今後は東京が日本の中心になると言って、引っ越しもしてきたのですが、祖父は先見の明はあったなと思います。
そんなこんなで、兄弟姉妹みんな希望する大学や専門学校に行かせてもらえたそうです。
 
その他、叔父が成田山の近くの奥さんの実家に挨拶をしに行った時に、友達を4人連れていったそうです(なにゆえに友達を?)、そのうちの2人は女性で(さらに意味不明)、一人は三好達治の娘で、もう一人は佐藤春夫の娘だったそうです。
友達は近くのお寺に置いて、挨拶に行ったそうですが(成田山の近くなので、お寺がいっぱいあって、昔は泊まらせてくれたそうです)
 
なんでそんな子達が友達だったのか聞いたら、高校の同級生だったそうで、授業中も先生が三好達治の娘に教科書に載っている三好達治の文を「お前の父親の文だから、お前が読め」とか言われていたそうです。叔父は面白がっていましたが、それってかわいそうな気が…汗
 
その他にも、叔父がたまたま知り合った大金持ちの人から、松濤の家の留守番のバイトを頼まれて一人で家にいたら、そこを売る予定だった為に不動産屋がお客を連れてきたそうですが、そのお客が山本富士子さんとそのお母さんだったそうです(若い人は知らないかもしれませんが、昔は美人の代表だった人)
その家は結局、今は大企業となっている某社長が購入したそうですが(すごい豪邸だったそうです)、その話を叔父がしたら、伯母が「私も山本富士子に会っている!」と言いだしました。
 
伯母は京都の裁縫学校に通っていたのですが、毎日電車の同じ時間に山本富士子も乗っていたそうです。
まだ女優になる前だそうですが、やっぱり他とは全く違っていて、すごく綺麗で他の女子学生とはまったく違っていたそうです。
叔父もすごく綺麗だったと、2人で盛り上がっていました。
芸能人オーラって、やっぱりあるですねえ。
 
その他、父が熱海に自転車旅行に行ったけれど、足が痛くなって帰りは電車で帰ってきた話や、叔父も上野と浅草に自転車で行った時に、日光街道を見かけたら急に日光に行きたくなって、そのままに日光を目指した話も初めて聞きました。
結局宇都宮でお金が無くなって、質屋にカメラを預けてお金を作って電車で帰ってきたそうですが(兄弟して似てる汗)、叔父は富士五湖を自転車で全部回ったと言うと、父がすごく感心していました。
帰りは68円しかなくて、水も飲めずに帰ってきたので辛かったという叔父の顔が悲壮で、そりゃ大変だったなと言いながらも、皆で笑って楽しい時間を過ごしましたニコ
 
前回書いた余命宣告をされた叔母に、元気なうちに会いたいというので兄弟姉妹で集まったのですが、叔母の方は無農薬野菜の食事と、リンゴ2個とニンジン他の野菜で作った1リットル半の生ジュース(というかスムージー)を1日かけて飲むというのをやっていたら、数値は良くなったので、今週から始める抗がん剤の投与は中止したそうで、一番元気でしたニコ
(米寿ではあるし、副作用で苦しい思いをあまりさせないようにしたいという担当医の方針でもあるようです)
 
叔母はタンパク質の摂取は、牛肉と豚肉をやめて、鶏の胸肉やささみや魚中心にしているそうですが、やっぱり食事って大事だなと思いました。
私も叔母に聞いて興味を持ったので、同じ本を買ってみようかな。
 
その叔母に、砂糖抜きのバレンタインのチョコが売っていたのでプレゼントしたら、すごく喜んでくれました。
バレンタインの特設会場で、シュガーレスのチョコを見たのは今年初めてですが、これはいいですね!
「ガンは砂糖が好きと聞いたので、お菓子断ちしてる」と叔母から聞いていたので選びました。
私もダイエット中なので、糖尿病の父の分も一緒に同じのを買いました。
叔母がとても美味しかったと言ってくれたので、バレンタインに食べるのを楽しみにしていますニコ
 
今回は昨日聞いた話を忘れないように、メモ代わりという意味もあるので、長々とオチの無い年寄の長話にお付き合いさせてしまって、ここまで読んでくださった方すみませんあせる
 
さてさて今週はパタパタしてしまったので、今日は出来なさそうですが、なんとか今月中には今年の中国の占いをします。
コロナや何やらで大変そうです。どんなカードが出るでしょうか。
 
 

私が体験した不思議話を色々と書いています。

天使と話をしたり、魂から直接過去現在未来を聞く事ができるPさんという不思議な人の話も下記に書いています。

不思議話やスピリチュアルが好きな方は、よかったらどうぞ~(^^)

 

★天使と話す不思議なPさんの話

 

★私が体験したちょっと不思議な話

 

☆よもやま話

(私が最近経験した不思議話もあり)