エジプトブログもいよいよ、最終回に向かっております~
まずはメンフィスにあるメンフィス博物館から。
メンフィスは、紀元前3000年頃の古王国時代の首都だった都市で、主にプタハ神が信仰されていました。これがプタハ神↓
プタハ神とは、あのアブシンベル神殿の奥にいた4体のうちの一体で、冥界の神ゆえ光は当たらない位置に座っていた神でしたね。一番左がプタハ神↓
首都がテーベに移ったのは、第18王朝以降。
メンフィス博物館では、建物の中と外に展示があります。
これは、敷地内に入って正面中央付近に横たわるスフィンクス。アバラスター製(雪花石膏)だそう。↓
このスフィンクスの奥にある、ラムセス2世像↓
片足を前に出す、握りこぶしを作るのは、王の力強さを表すポーズでしたね。
建物内に入ると、このような説明文があります↓
「偉大なるラムセス2世」
ラムセス2世は「建築王」でもあり、66年10か月に渡る長き治世の間に、神殿と自分の巨像を多く建設しました。そして後世で自分の名が消されないようカルトゥーシュを深く掘ったそうです。なるほど、建物内のラムセス2世が横たわる巨像には、体のあちこちにカルトゥーシュがあります↓
ラムセス2世の連写、行きまーす
側にいる人の大きさと比べると、この巨像の大きさがよくわかりますね↓
なかなかイケメンに造ってありますね↓
ちなみにこの像と対となっているラムセス2世の巨像は、1954年にメンフィスからカイロに運ばれ、2006年までカイロ市内の広場の中心地に設置されていたそうです。そして今回、新しく建設された大エジプト博物館のエントランスに設置されたそうです。
この日の夕食は、ピラミッドが見えるレストランでした
レストラン内のテーブルから見えますね。本当に街のすぐそばにあるのですね↓
これでこの日の行程を終え、ホテルに戻ります
宿泊したホテル、グランドナイルタワーからのナイル川の夕陽と夜景をご覧ください↓
さて最終日は、いよいよ旅の大詰めです!
ツタンカーメンの黄金マスク目当てに、エジプト考古学博物館に行ってまいります
やってきました、エジプト考古学博物館
入り口には、スカラベの看板がありました↓
中に入ります。入り口入ってすぐのところのパノラマ撮影です↓
中は広く、大勢の人でごった返していました。
まずは、この博物館唯一のレプリカ、ロゼッタストーン↓
本物は大英博物館にあるとのこと。
それから、あの階段ピラミッドを建設したジェセル王の像。背後にはファイアンス・タイルが敷き詰められています↓
そしてクフ王像。ラムセス2世の像はたくさんありますが、クフ王の像はこれ一体しか見つかっていません。(背景は周りの写り込みが激しいため、加工しています)↓
それからエジプト紙幣になった書記官座像↓
メンカウラー王とハトホル女神ともう一体の女性像。よく見ると、3人目の女性像は微妙に異なります。つまり3種類あります↓
それからこれは、エジプト最古の木像ーサッカラの神官だったカ・アペルの像↓
これは彩色が残った古王国時代の傑作、ラーホテプとネフェルトの像↓
↓戦いor普段使いで使っただろう乗り物
それからあの宗教改革や首都変遷を行い、神官らの恨みを買っていたアクエンアテン王の棺↓
恨みを抱いた者たちによって、顔や頭部の部分が破壊されたそうです↓
カルトゥーシュも剝がされてしまっています↓
そして第2の目玉と言っていい、ツタンカーメンの玉座はこれ↓
4本の脚はライオンの足を表しています。
この玉座の足元↓奴隷が描かれています。座った王が、奴隷を踏みつけることになるそうです。
この玉座の背もたれをじっくり見てみましょう↓
ツタンカーメン(左)に香油を塗る妻のアンケセナーメン(右)
玉座の肘掛けは翼になっています↓カルトゥーシュもありますね。
この玉座の裏はこうなっています↓ガラスケースに反射して見にくくなっています、すみません。。
背の部分を拡大すると、コブラが太陽?を頭に乗せています↓
そしてこれは、ツタンカーメンの墓で、カノプス壺が収められていた木造の箱。全体的に金箔が貼られ、上部にはコブラの彫刻が並べられ、4体の守護神(イシス、ネプテュス、ニース、セルケト)が互いに手を繋ぐように箱を囲み、王の内臓を守っています↓
この箱の中に入っていたカノプス壺↓
(博物館では)カノプス壺の前に置かれていた台座のようなもの↓この台座もカノプス壺もアラバスター製です。
そして、棺の前で対で棺を守る、ツタンカーメンの像↓
ツタンカーメンの墓にあった、木造のアヌビス像↓
同じく、ツタンカーメンの墓にあった、折り畳み式の椅子↓
この前後にお目当てのツタンカーメンの黄金マスクを見に、撮影禁止となっている一画の部屋に入りました。写真取れなくて本当に残念…!!しかし貴重な世界遺産、劣化させてしまってはいけないですね。ここではその案内図だけでも↓
内部には、黄金マスクを始め、ツタンカーメンの3層の棺と、埋葬時の装飾品などがありました。
さて、いよいよエジプトの旅も終わりに近づきました。エジプト最後に入ったレストランです↓
料理はやはり、クルーズ船で出されたものが一番よかったですね。
エジプトの旅はこれでお終いになります
最後に、ワタシがエジプトで買ったものをご紹介したいと思います
まずは、エジプトの衣装、ガラベーヤ↓
丈がかなり長いので、これに合う色のスカーフを腰に巻いてたくし上げて着ようと思います。クルーズ船ではガラベーヤ・パーティなるものが開催され、参加する人はガラベーヤを着て飲み食い、歓談し、音楽とともに賑やかな時を過ごします。
エジプトの定番のお土産の一つに、香水瓶があります。これはハンハリーリ市場で購入したもの↓
火に強く、実際目の前でこの瓶に火をつけて見せてくれましたが、とても壊れやすい。。。日本に持って帰って開けると、2本ほど割れてしまっていました
これとは他の店でアロマオイルを購入したら、おまけで好きな香水瓶を3つ選ばせてもらえました。
思わず欲しくなるラクダの香水瓶、アラビアのランプの香水瓶など↓
これはハマちゃんおすすめのエジプトお土産店「ネフェルタリ」で購入した石鹸↓
エジプトらしく、王の棺とマスクの形をしています。
このウジャト(お守り)の刺繍が入った袋の中も石鹸です↓
それからこれはちょっと高価でした。ゴールドのネックレス↓細工に魅かれて思わず買ってしまいました
これを売っていた店では、カルトゥーシュに自分の名前を入れたゴールドまたはシルバーのネックレスも売っています。
それからこれは、シルバーの「命の鍵」ネックレス↓
よく古代のファラオや王妃らが手にこれを持っていますね。
次に、アラバスター製の製品などを生産している作業場兼販売所(ハマちゃんおすすめ)で購入した3つのミニチュア像。
これはワニの神、セベク像↓湿地帯や川岸にはワニが生息していたことから、ナイル川はセベクの汗💦でできたと考えられているとのこと。神話では、セトに殺されてバラバラにされたオシリスを探したそうな。
2つ目はネコの神、バステト像↓
バステトは元来、攻撃的なメスライオンだったが次第に穏やかになり、出産や子供を守る母なる女神に変化してネコの顔になったそう。しかし一方で、ラーに敵対する蛇を滅ぼすなど戦う一面もあったとのこと。ネコはミイラでも見つかっていることから、ネコにも敬意が払われていたのですね↓
最後の三つ目は、ネフェルティティ王妃の胸像↓ネフェルティティは、あの異端王アクエンアテンの妃でしたね。これはアラバスター製で、この胸像はいくつか売られていましたが、どれも微妙に顔つきが異なるところに手作り感が出ているなと思いました。
それからこれは、ハマちゃんがぜひ持っていけと、アスワン・ハイダムの近くで採取した砂です↓ガラスの材料になるそうです。アスワン・ハイダムの近く、つまりサハラ砂漠の東端の砂?なのかな?
最後に、ヒエログリフで自分の名前を入れてもらったTシャツ↓
表の刺繍↓ナイル川とその周囲が描かれています。
裏↓ピラミッドの下がワタシの本名です。読めるかな
エジプト旅行記を書き終えるまで長くかかってしまいましたが、
ついにこれで完成となります
書きながらエジプト関係の書籍や漫画を読んだり、TV特集を見たり、YouTubeを見たり、知れば知るほど様々な方向に知識が伸びていくのが感じられました。ですが、まだまだ足りない部分があるようにも思います。今回のエジプト旅行記は一旦完了となりますが、後日、追加分が出た場合は更新していきますので、まずは完成した分をお読みいただければと思います
ここまで読んでくださった方々へー
ありがとうございました