「燕は戻ってこない」 #9 | Suzunari の花たちへ

Suzunari の花たちへ

稲垣吾郎さん、新しい地図、SMAPが大好きです。

「ああ・・・賽は投げられた」
基の独白が耳に残っています。

話は妊娠30週へと飛んで、リキのお腹はすっかり大きくなり、双子の母親の風格も出てきました。
りりこのアシスタントとしての仕事ぶりも堂々としていて、りりこが感心するほど。
杉本さんタカシさんからは絵本をプレゼントされ疑似家族のような温かい関係に。リキが上京してすぐにこういう人との繋がりが出来れば良かったのにと思いましたが、この出会いも代理母を引き受けて悠子と知り合ったからだと思うと・・・・・・複雑です。

リキがすっかりたくましくなったのに比べると、悠子や基がどうしてもひ弱に見えてしまいます。基は父親になる覚悟はできたものの、リキに「産んでから一年は子どもを育ててそれから去って欲しい、一年なら子どもが覚えていないから」という残酷な依頼をしてしまって、まだ分かっていないなぁと感じました。これは母千味子の意向ですがそれをそのままリキに伝えてしまうあたり、母離れしていませんね。
悠子はリキがうらやましいのでしょうか。自分に子どもが授からなかった挫折感がそれだけ大きいのでしょう。それを断ち切るために基との別れを選んだようにも見えます。

基とりりこの対決も見所でした。原作では基がりりこを嫌っていることがかなり早くから描かれていたはずですが、ドラマではこのシーンで初めてお互いが嫌っていることが明らかになりました。リキの卵子と子宮を搾取したとりりこは基を非難し、リキは納得して代理母を引き受けたのだと基は反論して平行線のまま時間切れになったのが面白かったです。簡単に答えが出る問題ではないですから。

とはいえお産は待ったなし。リキは破水していよいよ子ども達が産まれてきます。

ぐりとぐら(とリキは呼んでいましたね)の運命はどうなるのでしょう。
あっという間に次回は最終回です。


第9回のNHKプラスの配信と最終回の予告は↓から。



それから「ザ・テレビジョン」ドラマアカデミー賞のネット投票が出来ますので、こちらからも応援を是非お願いします。(締切:7月5日(金)23:59




話題は変わりますが、東京・大森の「キネカ大森」さんで、吾郎さん主演映画
「正欲」
「窓辺にて」
の二本立てが今日から一週間限定で上映されています。
 


~特殊な”普通”を纏って~って良いタイトルですね。この2作品の核心ですから。
私も見に行くつもりです。