「ザ・ワイルドマン」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

怒りくまのブログ(仮)

気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

先日のアホと幽霊が戦う地雷映画に味をしめて

アマプラのレンタルで今回鑑賞したのはコチラ

 

【ザ・ワイルドマン】

 

ドキュメンタリー映画プロデューサーのサラは

フロリダ州にある田舎町オチョピーで発生した

若い女性サマンサの失踪事件を取材するために

同僚のブランドン、ティムを伴い三人で現地へ

町ではサマンサ以外にも失踪者が多発していて

そんな三人が取材中に撮影した映像という体で

POV形式で描いてあるいつものアレなこの作品

 

(いや、偽物ですw)

 

サラたちの取材で浮かび上がってきた容疑者は

失踪当時サマンサと行動していた父ジョンソン

UMAハンター(自称)を名乗る怪しい男デイル

そして。。。フロリダのUMAスカンクエイプ!

スカンクエイプとは!

フロリダ州エバーグレーズ国立公園で目撃され

現地の人々を恐怖させた類人猿類タイプのUMA

その特徴は名前が示す通り?かなり臭いらしく

ま、獣人なんてみんな臭そうですが(←おい!)

 

(見覚えがあるイラストだな)

 

ともかく?サマンサの事件の真相に迫るために

サマンサの家族に直撃取材するサラたちだけど

容疑者扱いのジョンソンが良い顔するはずなく

サマンサのは母は事件の影響か心を病んでいて

追い出されたサラたちは次にデイルを直撃取材

って、コイツらアポって言葉を知らないのか?

なんて違うところが心配になってきたところで

スカンクエイプの取材と偽り接触したサラたち

最初は警戒していたデイルも映画撮影と聞くと

 

(え?何を?)

 

話が早い?スカンクエイプを見せると言い出し

サラたちを森の探索に行かないかと誘うデイル

と、サラとは違って意外と冷静なブランドンは

デイルが犯人なら俺たちも危ないだろ!と反対

ティムも取材中に"ナニ"の大きさを聞かれたと

まさかの貞操の危機を感じて震え上がり。。。

それでも尻穴?虎穴?に入らずんば?って事で

デイルの誘いに乗って森を探索する流れとなり

 

(嫌な予感がするぜ。。。)

 

で、探索で必要な物資を調達するサラたちだが

町の人々は全てが好意的というワケではなくて

失踪事件やスカンクエイプの取材に反対なのか

サラたちを脅すような言動をする者たちもいて

ともかくデイルとの約束した時間に集合場所へ

失踪事件の真相を暴こうとこの町に来たのに?

気がつけば変人とスカンクエイプの探索。。。

何か納得できないけど?一行は森へと分け入り

 

(コメントありがとうブランドンw)

 

スカンクエイプの特徴や生態を熱く語るデイル

いきなり地面に這いつくばって痕跡を探したり

木の幹に顔面を擦りつけながら臭いを嗅いだり

「さ!お前らもやってみろ!」

とか言われても。。。ねぇ?サラたちは苦笑い

 

その後、デイルが仕掛けた罠を確認するも不発

すぐに日が暮れ暗闇に包まれキャンプする事に

焚火を囲んでまったりとした時間を過ごす四人

同行してるのが変人でなければ素敵な時間だが

ここでやめときゃいいのにサラが口を滑らせて

「どうしてスカンクエイプを追うんですか?」

なんて一番聞いちゃダメな質問をしてしまって

 

(これ長くなるぞ。。。)

 

「ああ。。。やっちゃったかも」

なんて気がついたサラだけれど時すでに遅し?

初めて目撃した時からずっと追ってる話だとか

スカンクエイプは雌が絶滅し雄しかいないとか

彼しか知らないという重要?な話を長々と語り

すると彼の目的は"狩り"ではなくて"保護"だと

スカンクエイプを発見し存在を世に知らしめて

絶滅危惧種としてこの地を保護地区にしたいと

最初のイメージとまったく違う思いを語り出し

「え?変人じゃなくていい人なんじゃ?」

なんて少しデイルを見る目が変わったところで

存在を示す公文書などがないのかサラが問うと

その公文書が「ある」と前置きたデイル。。。

 

(え?なんでそうなる?)

 

エリア51、ケネディ暗殺、イルミナティだとか

全ては政府の陰謀!と陰謀論を熱く語り出して

「やっぱ変人だなw」

とか彼を見直した自分が嫌になった私をよそに

自分の話を終えたデイルは逆に?サラに質問し

どうしてこの町で撮影をしようと思ったか問う

実はサラもかつて兄を不審死で亡くしたと語り

だからこの町で起きた失踪事件の真相を解明し

少しでも遺族に寄り添い心の痛みを癒したいと

その話を静かに聞いていたデイルは涙を浮かべ

 

(やっぱりいい奴?)

 

そんなこんなで夜は更けて四人は眠りにつくが

不気味な獣の声?が響き渡り全員が目を覚まし

翌日、探索は空振りに終わり四人は町へと戻る

すると前夜のサラの話を持ち出したブランドン

兄を亡くし辛かったというサラに同情するが?

「ああ、兄ならミシガンで元気にしてるわ」

って。。。昨夜のあの話は全てウソだと告白!

同情したデイルが心を開き本心を語らせるため

口から出まかせ?嘘も方便?適当に話をしたと

ここが違うのと話すサラに呆れるブランドンは

 

(ホントに最悪。。。)

 

とりあえずデイルは変人だけど根はいいヤツで

サラは取材のためなら何でもするクズだと理解

で、夜にまた森に戻るとデイルと約束した三人

その前にサマンサの兄ローガンに接触して取材

サマンサはこの田舎町が嫌になり町を出ただけ

今もどこか大きな街で生きてると笑うローガン

しかしそれは"妹の死"を受け入れたくないだけ

本当は彼も深く傷つき悲しんでる様子に見えて

取材を終えたサラはカメラに向かい心境を独白

ローガンのために事件の真相を必ず暴くと誓い

 

(え~?私のためにじゃないの?)

 

嘘か誠か?サラの本音はともかく事件が起きる

三人がホテルを出ていた隙に部屋が荒らされて

壊されたり盗まれたものは一切ないという事で

間違いなく取材に反対する町の連中の嫌がらせ

警察も助けてくれるか分からず通報出来ない中

これで最後とデイルとの森の探索へ向かう三人

あの獣の声?が聞こえた場所で再びキャンプし

ビールを飲みつつ話すデイルは完全に打ち解け

鼻つまみ者の自分を誘ってくれたと三人に感謝

と、その時!罠の方から何かの音が聞こえる!

スカンクエイプか?急ぎ駆けつけた四人の前に

 

(これが、これがスカンクエイプだ!)

 

(目線やめろw)

 

着ぐるみゴリ。。。じゃなくスカンクエイプに

完全に捕まり頭を捻られているデイルを目にし

恐れおののくサラたちは全力疾走で逃げ出す!

真っ暗で先の見えない森の中を無我夢中で走り

それでもカメラは止めない?撮影はバッチリ!

ここでティムとはぐれたサラとブランドンたち

草むらにジッと身を潜めやり過ごそうとするが

そこに生きていたデイルがフラフラと姿を見せ

生きてたのかと安堵するサラたちだったけれど

次の瞬間!モフモフの一団が森の奥から現れる

 

(スカンクエイプ。。。じゃない?)

 

それはカモフラージュして武装した米兵たち!

怯えるデイルに一人か?と確認すると即!射殺

どうやらスカンクエイプを探している様子で?

スカンクエイプを発見すると麻酔で眠らせ捕獲

草むらでサラとブランドンが一部始終を目撃し

撮影してるとは知らない兵士たちはすぐに撤収

サラたちは見つからないようにその場を離れて

途中でティムのカメラだけを見つけ回収し逃走

 

(彼らは何者?目的は?)

 

ティムの安否や政府が隠す秘密を暴こうと考え

サラは撮影した動画の一部をネットで公開する

するとすぐに陰謀論者のグループが彼女に接触

デイルが話してた軍事施設"ホームステッド"が

今回の事に関係してというメッセージをもらい

この件は危険だから手を引くべきだと警告する

ブランドンを説得して陰謀論者たちと会う事に

エックスと名乗る男はサラの映像の真贋を確認

ホームステッドに入りたいというサラの要望に

相棒のロニーなら施設に入れることができると

 

(胡散臭い連中だな。。。)

 

明日の深夜に迎えに来るとのエックスの言葉に

全ての真相を暴く事ができる!と意気込むサラ

しかしブランドンは無謀すぎると反対し。。。

一度は彼女の前から去るも最終的には合流して

エックスたちの案内でホームステッドに潜入!

深夜なので暗くて映像が見えないと困るから?

撮影用ライトでサラの姿を明るく照らしながら

軍事施設の厳重な警備をかいくぐり敷地を進み

 

(ライトはいいのねw)

 

内通者と合流していよいよ軍事施設の内部へ!

ここでエックスたちとサラたちは別行動を開始

互いに政府の陰謀を暴く証拠の映像を撮るため

外と同じく警備の厳しい施設を右往左往。。。

と、サラたちは何かを研究しているラボを発見

「見つからないよう身をかがめて!」

とか言いながらラボの中を覗いたり撮影したり

しかし監視カメラで丸見えなので撮っ捕まって

大尉と呼ばれるお偉いさんの前に連れて行かれ

 

(見え過ぎだろ。。。)

 

(ほんとですよねw)

 

と、隙をつきサラは無線でエックスに状況報告

サラから無線機を奪い取った大尉にエックスは

「悪いがオレの勝ちだな!」

なんて余裕なセリフを吐いた。。。次の瞬間!

施設が停電!慌てる大尉は状況を確認させるが

原因はエックスが解き放ったスカンクエイプ!

全ての施錠された檻のドアを彼は開けたらしく

スカンクエイプは施設を破壊し兵士を返り討ち

何度も麻酔を打たれて耐性ができているために

麻酔も効果がなく。。。そしてなにより臭い!

 

(臭いって言ったのは誰だ!)

 

一方、兵士に連行されていたサラとブランドン

連行されてるのにブランドンはカメラを止めず

兵士も撮影してる事に何故か一切触れず。。。

そのうえ兵士は森でデイルを撃ったのはオレと

誰も聞いてないのにいきなりカミングアウト!

「殺したいから殺してやっただけだw」

とか兵士と思えない意味不明なセリフを吐いて

そこにスカンクエイプが現れ兵士を一瞬で屠る

ま、これでデイルの仇を討った?形となる中で

この機を逃さずサラとブランドンは逃走。。。

スカンクエイプを追跡する大尉は惨状を目にし

 

(グチャグチャだな。。。)

 

その頃、死屍累々の状況を見て後悔するロニー

「こんなつもりじゃなかったんだよ~」

なんて号泣している彼はエックスに真相を告白

死んでる兵士たちを"同僚たち"と呼ぶロニーは

実は陰謀論者のグループに潜入した軍の兵士!

仲間のふりをして"監視"していたらしく。。。

そこにスカンクエイプが現れてロニーを襲撃し

収拾のつかなくなった話を力技で強引に解決!

一方、兵士に捕まりそうになったサラたちだが

鉄パイプを持ったティムが姿を現し助けられる

 

(い、生きていたのか!ティム!)

 

あの時、デイルは殺されたがティムは捕まって

この施設に連れてこられ監禁されていたらしく

エックスの起こした騒動で檻から出られたとか

これでまた三人が揃ったし?後は逃げるだけ!

エレベーターに乗りこんで出口のあるフロアへ

が、途中の階で乗り込んできたのはエックス!

ロニーの裏切りの件もゆっくり語りたいけれど

時間がない?政府がこの施設で何をしてたのか

映像などを収めた記録媒体をサラたちに託して

そんな間にもスカンクエイプは死体の山を築き

 

(常にカメラ目線ですw)

 

で、ラボに逃げ込んだサラたちは研究者と遭遇

すると特に質問してないのに秘密を喋り出して

スカンクエイプは人間と類人猿が交配した種で

進化の速度や適応能力の高さはハンパではなく

それを"人類の進化"に利用しようと政府と軍は

スカンクエイプのクローンを作ろうとしていた

増やすためには卵子が必要なので森をうろつく

近隣の町の女性たちを拉致して実験台にしたと

 

(特に必要ないですw)

 

ま、アホな研究者が喋る話は動画で撮影したし

出口を聞いてラボから出ようとしたけれども?

そこにスカンクエイプが現れ逃げるのは無理!

すると「俺が時間を稼ぐ!」なんてエックスが

皆を逃がしスカンクエイプに立ち向かってゆき

逃げるサラたちの前に現れた大尉や兵士たちは

次々とスカンクエイプの犠牲となり命を落とし

終いにはティムが捕まってしまい貞操の危機!

すると銃を手にしたサラはすぐ撃てばいいのに

スカンクエイプに同情したのか?銃を降ろすと

「やめて!彼を離して!」と言葉で説得。。。

それが通じた?スカンクエイプはティムを離し

 

(めっちゃ怪物だけどねw)

 

スカンクエイプはそのまま施設から逃げてゆき

サラたちも無事に出口から脱出に成功し。。。

-ラストシーン-

政府と軍が隠してきた真実は映像に収められた

公表すれば失踪者たちの死も報われるであろう

フロリダに潜むUMAスカンクエイプは実在した

しかしそれは我々の想像を超える存在であった

みたいな感じで。。。で、エンドロールへ

 

(探検隊みたいだw)

 

女性の連続失踪事件を追う主人公たち撮影隊は

森に潜み棲むUMAスカンクエイプの噂を聞き

その正体と失踪事件の真相を暴こうとしたが?

まさかまさかの?政府が絡む陰謀に巻き込まれ

スカンクエイプどころじゃなくなる?って本作

 

中盤まではインタビュー映像を中心としている

よくあるPOV系の地味な作品で眠くなったけど

そこから話は斜め上に向かい急展開!急上昇!

全ては政府と軍が仕組んだとんでもない計画で

スカンクエイプも言ってみたら被害者?(゚Д゚;)

そんなまさかの展開に開いた口が塞がらなくて

ツッコむどころかもう笑うしかなかったですよ

それもTV映画程度90分ほどの作品だってのに

話の進みが遅くて無駄なシーンがとにかく多く

中弛みなんてレベルじゃないほどダラダラして

体感は120分以上に感じるほどでした(^▽^;)

ま、スカンクエイプの着ぐるみ感が満点なのは

ツッコミどころでもあるし嫌いではなかったし

そのあたりについて問題ないんですけどね(笑

延々と特に意味のない映像を見せられた挙句に

予想不能なほどに突飛すぎる展開で驚かされる

ある意味で規格外にぶっ飛んでいる作品でした

もちろんB級、地雷映画好きの方でないならば

手を出さない方が賢明だと思うのでご注意を!

 

🦍