今回はツッコミどころ満載？の中国映画だと
Xの方でオススメして頂いたコチラを鑑賞！
【オーシャン・クライシス 沈黙の核弾頭】
記者会見中の核兵器専門家"スチール博士"が
テロリストたちの襲撃を受けて命を落とす！
博士を殺害してカバンを奪ったテロリストは
中国近海のどこかに潜んで何かを画策。。。
それを察した国安局は特殊部隊に協力を依頼
特殊部隊は隊員の"ジャン"を担当として派遣
ジャンは国安局から指定されたホテルへ行き
協力する国安局の偵察員と落ち合うけれど？
それはまさかの？偵察員で元婚約者の"スー"
（え？なんで？）
（それはコッチのセリフだ）
挙式直前にトンズラした元婚約者を前にして
国の安全がどうとか言ってる場合じゃない？
ジャンは小一時間ほど問い詰めようとするが
そこにスーの命を狙うテロリストらが乱入！
仕方ない？一時休戦？ジャンとスーは協力し
襲ってきた"シーナ"たちテロリストに応戦！
ま、別れたけれど元カップル？息はピッタリ
格闘戦からバイクのチェイスまで披露。。。
シーナを追い詰めるがガスボンベが爆発して
（二人仲良くドーン！）
シーナは逃げたが沖に怪しい貨物船を発見し
そこでスーの相棒で女性技術者"チエンユー"
ジャンの部下で特殊部隊隊員"ハイチュエン"
二人も合流して貨物船の偵察に向かう事に！
ま、普通に行ったらテロリストに疑われると
ジャンとスー、チエンユーとハイチュエンが
それぞれカップルを。。。装うんだけれど？
チエンユーたちは本当に付き合ってるようで
ともかくクルージングという名の偵察に出発
（任務中にイチャイチャすんなｗ）
貨物船からの妨害電波でドローンは使用不可
クルーザーで貨物船に近づこうとするけれど
見張りか？手前には怪しげな漁船に姿があり
危険を承知で漁船に接触したジャンたちだが
報告を受けテロリストのボスは違和感を感じ
疑わしきは排除？クルーザーへの攻撃を指示
逃げたジャンたちだがクルーザーは沈められ
で、無人島に流れ着いたジャンとスーだけど
スーの意識がなくジャンは人工呼吸するが？
（なんか怒ってる？）
（言い訳すんなｗ）
ただでさえピリピリした関係が悪化する中で
後を追ってきたテロリストたちが二人を襲撃
「だから巻き込みたくなかった」
ジャンの身を案じるような事を口にするスー
と、ジワジワとテロリストの包囲網が狭まり
崖に身を隠すが。。。スーが足を滑らせる！
彼女の手を掴んで一緒にずり落ちたジャンは
絶対にこの手は離さない？しっかり握るけど
肝心の岩を掴んだ反対の手を滑らせて。。。
（落ちたジャンをスーが掴み。。。）
（何してんのよ！）
そんな崖にぶらさがる二人に迫るテロリスト
と、その時！救援の部隊が到着し二人を救出
チエンユーたちも無事だが偵察任務は失敗し
あの貨物船が怪しいとは分かっているけれど
核兵器の資料を持つテロリストを刺激すれば
どうなるか分からず当局は手が出せず。。。
その間に今回の件でジャンとスーは仲直りし
一方、"チエンユーは兄弟みたいなもの"だと
ジャンに茶化して話すハイチュエンだけれど
（話を聞いたチエンユーご立腹？）
ともかく双方とも仲が良いのがよく分かる中
貨物船がいる海域の海底に沈んだ潜水艦には
"核弾頭"が置き去りにされている事が判明！
スチール博士のカバンにはその資料が。。。
テロシストたちはその核弾頭をサルベージし
"デカいこと"をやらかそうとしているようで
スーは貨物船に潜入するため泳いで近づくが
アッサリと捕まった彼女の前に現れたボスは
対テロ組織でスーと同僚だった"ジェームズ"
（敵の正体はまさかの？）
長くテロと戦ってきた英雄がテロリストに？
驚くスーだが指輪に仕込んだカメラを使って
テロリストを率いているジェームズの映像や
核弾頭を引き上げる様子を本部に送信。。。
更に逃げ出すとスチール博士のカバン見つけ
その中に収められていた核弾頭の資料も撮影
と、人の気配を感じて身を潜めるスーの前で
ジェームズは博士のカバンを何故か海に捨て
どうして？と驚くスーはシーナに発見される
（万事休す？）
するとシーナはジェームズの指示を仰がずに
スーを縛り上げるとそのまま海へ投げ落とし
もがき苦しんで沈んでゆくスーだったけれど
間一髪！水中でジャンが彼女を救出し。。。
スーの潜入任務をチエンユーから聞いた彼は
居ても立っても居られず駆けつけたようで？
で、今度は二人で？再び貨物船に潜入すると
そこで拉致されたというロケット技師と遭遇
やはりジェームズは核弾頭を使うつもりか？
（ここにも被害者が。。。）
技師から聞いた計画をメモし指輪で撮影送信
よし逃げよう！と、した二人だったけれど？
技師は発射プログラムを壊そうと二人に提案
操舵室に向かうがジェームズらに発見されて
二人は捕らわれて指輪のカメラも破壊される
ここでジェームズがテロリストになったのは
故郷を無秩序な開発や工場の汚染で破壊した
西側諸国を核弾頭で破壊するためだと。。。
ってかさ、それって元凶は中〇じゃないの？
（ムチャクチャだなｗ）
そんなムチャなことを言ってるジェームズに
「中国海軍は許さないからな！」
とか明後日の事を叫ぶジャンは置いておいて
一方でスーからの情報を精査していた当局は
もう待ったなし？一刻を争う状況だと理解！
犠牲を払っても核攻撃を阻止すると決定して
特殊部隊の精鋭部隊を貨物船へ送り込む事に
その中には心配するチエンユーに見送られる
完全武装したハイチュエンの姿もあり。。。
（これって。。。フラグ？）
一方、船倉のパイプに縛られたジャンとスー
テーブルの上のライターを二人の連携でGET
ジリジリとロープを焼き切って拘束を解く！
そこにジェームズたちがゾロゾロやって来る
二人が既に拘束を解いていると知らない彼は
貨物船に向かう特殊部隊を追い返せと迫るが
その隙をついてジャンたちが反撃！大暴れ！
その他大勢？が入り乱れる激しいバトルの末
ジャンはジェームズ、スーはシーナと戦うが
（さすが元対テロ部隊の精鋭？）
（シーナのナイフさばきもなかなか）
ジャンがなんとかジェームズを振り払う一方
シーナはナイフでトドメを刺そうとするが？
ナイフを持つ腕をスーに掴まれ捻りあげられ
自分のナイフで腹を深く刺さされシーナ死亡
と、彼女の死にキレたジェームズは銃を乱射
その隙に船倉を出ると扉を外から固く閉ざし
ジャンとスーを閉じ込め海水を大量に注入！
開かない鉄扉、急速に船倉を満たしてゆく水
ジャンとスーはさすがに覚悟を決めて。。。
（ここまでか？）
その時！ハイチュエンたち特殊部隊が到着し
甲板にいたテロリストたちと激しい銃撃戦に
すると投げた手榴弾が爆発し船体に穴が開き
水が排水されジャンたちは命拾いし救出され
と、そんなどさくさにミサイルが発射される
しかし中国軍の迎撃ミサイルがそれを破壊！
万策尽きたジェームズは時限爆弾を身に着け
全員を道連れにしようとスイッチを入れるが
ハイチュエンが彼を捕まえ担ぎあげて。。。
（ま、まさかお前！）
止めようとしたジャンを払ったハイチュエン
ジェームズと爆弾と海に落ち。。。ドカン！
ハイチュエンの尊い犠牲のおかげで事件解決
軍が執り行う葬儀には多くの仲間が参列して
その中にはそっと涙を流すチエンユーの姿も
しかしこのテロ騒動はこれで終わりではなく
貨物船で特殊部隊が保護したあの技師が消え
ジャン、スー、チエンユーは彼の身元を調査
技師の名は"コナー"彼がテロリストのボス！
（まさかの指名手配犯！）
実はミサイルに核弾頭は未搭載だったらしく
用意周到なコナーは核弾頭を船上に引き上げ
ミサイルで発射するという偽情報を漏洩させ
潜入したスーにそれを撮影さえ信じ込ませて
一方で核弾頭は環太平洋の地震帯にセットし
メガトン級の核爆発で"巨大地震"を発生させ
津波で沿岸地域を壊滅させる計画だと。。。
数億人の犠牲者が出るとの予測に当局は唖然
テロリストと核弾頭の行方を急ぎ探す事に！
（いよいよ待ったなし？）
当局がコナーと不審船探しに躍起になる一方
ジャンはスーの上官からある手紙を渡される
それは挙式から逃げる前に書いたものらしく
自分が任務中に死んだらジャンに渡すように
上官に頼んで預けておいた手紙だとか。。。
そこには"来世で添い遂げたい"と書いてあり
命の危険と隣り合わせの任務をこなす彼女は
ジャンを悲しませないよう自ら身を引いた？
その想いを知ったジャンはスーに会いに行き
（もう一度プロポーズ！）
（めでたし、めでたしだなｗ）
いろいろあったけど？二人が結ばれた一方で
マリアナ海溝に向かう不審な船団が見つかる
敵は貨物船とそれを護衛する二隻の退役軍艦
中国軍は総力をあげての対テロ作戦を開始し
投下された際に核弾頭を引き上げるためにと
スーに見送られたジャンも潜水艇で現地へ！
しかし海溝に到着したコナーは核弾頭を投下
そこにジャンの潜水艇が到着し回収を急ぐ中
船団への中国軍あげての激しい攻撃が始まる
（無人機も大活躍ｗ）
（見事命中！）
と、核弾頭に近づく潜水艇に気づいたコナー
爆雷と魚雷でその接近を阻止しようとするが
そんな言ってられないほど集中砲火を浴びて
ひと足先に貨物船からヘリに乗って逃げ出し
あっという間に船団が壊滅状態となる一方で
一度は核弾頭を捕まえたジャンの潜水艇だが
爆雷の爆発で海底へと落としてしまい。。。
損傷している潜水艇では危険が伴うのは承知
限界を超えた深度まで深く潜ってゆくジャン
（なんとか核弾頭をキャッチ！）
（あとは戻るだけ！）
しかし限界？マニュピュレーターが破損して
片腕で核弾頭を掴んで海面を目指し一直線！
ところが異変を察したコナーのヘリが急旋回
地震は無理でも起爆さえできりゃそれでいい
リモートで起爆してやると戻って来て。。。
海面まで浮上しないよう本部は指示を出すが
急速浮上のため重しを捨てたのでそれは無理
更に減圧装置が故障しジャンの意識が遠のき
その様子を本部のモニターで見ていたスーは
（必死に彼を呼び続け。。。）
そこに戦闘機が駆けつけコナーのヘリを撃墜
核弾頭起爆の心配が無事なくなったところで
ジャンが浮上する海域に救助のヘリが急行！
と、既に限界をこえて意識を失ったジャンは
「必ず戻ってきて！」というスーの声を聞き
すると浮上した潜水艇を救助のヘリが発見し
遠隔で減圧装置を作動させ。。。ジャン救出
-ラストシーン-
夕日に照らされて飛ぶジャンを乗せたヘリに
寄り添うようもう一機のヘリが近づいてくる
ジャンがふと窓からそのヘリを見るとそこに
（笑顔で涙を流すスーの姿が）
（そして決め顔のジャンｗ）
で、"国を守る解放軍と警察に捧ぐ"みたいな
そんなテロップが画面に映るのはともかく？
エンドロールの横でメイキング映像が流れて
激しいアクションをこなす俳優さんたちの姿
撮影現場の裏側の一部などが見れるのですが
俳優さんたちや撮影するスタッフさんの他に
セットを作るスタッフさんたちなども映って
関わっていた多くの方々の姿が見られるのは
なんだか好感が持てるメイキング映像でした
当局が核弾頭を狙うテロリストの暗躍を察知
特殊部隊と国安局が双方で隊員を派遣するが
二人がまさかの？元婚約者同士でさぁ大変！
最初はピリピリした関係の二人だったけれど
ピンチを乗り越えるたびに気持ちが通じ合い
最後に元鞘に戻りハッピーになる恋愛要素と
テロ組織との核弾頭を巡る命をかけた任務を
激しく魅せる映像満載で描くアクション要素
その両方を渾然一体？ごちゃまぜで描く本作
これだけ詰め込んだ要素をギュギュッと凝縮
90分ほどで描いちゃうなんてムチャな事を
やってしまうのが今の中国映画？(^▽^;)
正直、ツッコミどころもコメディ要素も多く
なんとなく鼻につく感じもしていたのですが
ま、観終えてみれば言うほど悪くないかな？
ちょっと詰め込み過ぎてる感じはしましたが
メリハリのある展開が続くので飽きる事なく
いわゆる"大作"と比べチープで残念なCGも
アサイラム作品と比べたらぜんぜん問題無し
中盤を過ぎたあたりから展開が急加速？して
なんとなくバタついた感じになるのもご愛敬
いつもの中国万歳な雰囲気は漂ってましたが
それでも作品として十分に楽しめましたよ！
サブスクの見放題であれば観て損はないかも
強くオススメしませんが気になった方はぜひ
あ、沈黙シリーズじゃないのでご注意を（笑
今回も楽しめる作品をお薦めして下さった
映画レビュアーのアズマさんありがとうございました