前々からアマプラのレンタルに並んでいて
なんとなく気になってた中国映画を鑑賞
【モンスター・ウォーズ】
人類誕生前の地上を支配する"巨人族"は
地底より現れた凶悪な獣たち"異獣"と戦い
時空の監獄を作りそこへ封印した。。。
そして時は流れて現代
人里離れた地に"日食の日"にだけ開く渦
その渦に入り消した妹のウェイを探すため
次の日食の日に現地を訪れた姉のフェイ
未知の現象を専門とする学生スーを伴って
妹を探すために再び出現した渦の中へ！
（決死の覚悟で渦へ！）
ところがフェイを追ってきた同僚のジャン
民族衣装を着た女性アーユエシャーイー
フェイの愛犬ラオイエも渦へと飛び込んで
たどり着いた先は霧に包まれた森。。。
状況が分からず互いに疑心暗鬼に陥る一方
森には音波で攻撃する"獣"が棲んでいて
そのうえ何者かが仕掛けた大量の罠まで！
ひとまず霧深い森から出る事にした四人
するとその様子を木の影から見つめる者が
（霧に潜み棲む獣。。。）
（そして四人を監視する謎の人影）
森を出た先で水場を見つけて一息つく四人
と、何気なく水面を眺めていたジャンは
そこに映しだされた自分が死ぬ瞬間を目撃
アーユエシャーイーも自分の死を目にし
それは幻覚か？それともドッキリ番組か？
困惑してる四人をよそにラオイエが森へ
鳴き声を聞きすぐに追いかけたフェイだが
川辺に流れ着いている死体を発見。。。
その死体はまさかのアーユエシャーイー！
（背中には致命傷の傷と謎の刺青が）
直前まで一緒にいたはずの彼女が何故？
そこにアーユエシャーイーが現れ声をかけ
アーユエシャーイーが二人もいる状況に
フェイはどうしても死体の事は言い出せず
で、開けた野原までたどり着いた四人は
空に浮かぶ"麦穂"のような物体を目にする
一粒ずつ変色するのは何かのカウント？
状況が混迷してゆく中で霧が立ち込めると
フェイは他の三人や自分の死を目撃する
（目の前でもう一人の自分が。。。）
幻覚でもドッキリでもない"現実"と理解し
ずっと隠し事がある素振りを見せていた
アーユエシャーイーをフェイが尋問すると
"渦"を監視する一族の者と告白した彼女
ここは巨人族が異獣を封じた時空の監獄で
音波攻撃をしてきた獣こそ異獣だと語り
その話しを聞いたスーは状況を整理すると
時空の監獄は"並行世界"と繋がっていて
死んだ自分たちは別世界の自分ではと推測
（隠された真実が判明。。。）
ただ、アーユエシャーイーは渦を護るが
中の世界についてはまったく知らないとか
と、犬の鳴き声と人の話す声に気がつき
そちらへ向かった四人は自分たちを目撃！
しかし油断したところを異獣に襲われて
強烈な音波攻撃に意識が遠のいて絶体絶命
このまま殺される。。。と思ったその時
どこからか駆けつけたウェイに救われる！
探し続けていた妹との再会を喜ぶフェイ
（姉妹の感動の再会！）
渦に飛び込みこの世界を彷徨いながらも
姉フェイが来ると信じ生き抜いていた彼女
これでフェイの当初の目的は果たせたが
問題はこの時空の監獄には"出口"がない事
と、アーユエシャーイーは自分の背中の
刺青に何か秘密がある可能性があると察し
上着を脱ぎそこに描かれた刺青を見せる
そこには太陽と月の運航と麦穂が描かれて
フェイとスーは何かヒントがないか解読
（シンプルな絵に答えが？）
時空の監獄は太陽光をエネルギーに作動し
太陽光がある限り異獣をここに封じるが
日食の際にエネルギーが切れ裂け目が開く
ただ日食の際に使う非常用エネルギーが
あの空中に浮いていた"麦穂"に備蓄されて
裂け目が開くのは切り替わるまでの一瞬
逆に日食が終わる際にも切り替わりがあり
その時にも一瞬だけ裂け目が開くらしく
出るチャンスは一瞬だけだと話す五人だが
（それを覗くあの監視者。。。）
裂け目が開くのは"巨石群"がある場所だと
刺青に示されていると解読したところで
既に残り時間はわずか？急いで向かう五人
が、監視者が襲撃！ウェイを連れ去る！
フェイとジャンがその後を急ぎ追いかけて
スーとアーユエシャーイーは裂け目へ！
監視者が洞窟へ入ったのを目にしたフェイ
置き去りにされたウェイを確保できたが
潜んでいた異獣が現れ。。。た、その時！
（間一髪！ジャンが駆けつける！）
（異獣はそれを威嚇！）
ジャンがナイフを投げ異獣を怯ませると
三人はその隙に洞窟から逃げだし巨石群へ
と、そこには何故か気絶しているスーと
剣を持つアーユエシャーイーが立ち塞がり
隣には仮面を外した並行世界のウェイが
どの世界の"フェイ"も次元の監獄に入れば
必ず裂けめの存在に気づくと知る彼女は
その裂け目の存在を異獣知られては困ると
ことごとくフェイの邪魔をしてきたとか
（たとえ姉でも容赦はしない！）
世界を護るためここで戦い続けるという
その使命感にアーユエシャーイーも呼応し
フェイたちを止めるために襲ってくる！
と、そこに洞窟から追ってきた異獣が現れ
敵対している場合ではなくなった六人は
裂け目を守りながら命がけで戦いを挑む！
その戦いの中で同じ世界のウェイが倒れ
駆け寄ったフェイが涙する姿を目にすると
並行世界のウェイは実の姉の姿を重ねて
（やっと再会した妹との別れ。。。）
（それでも容赦なく襲い来る異獣！）
妹を殺されたフェイは怒りを爆発させると
ジャンと協力して異獣を一匹仕留めるが
その異獣の声を聞き他の異獣も集まり始め
このままでは裂け目に異獣が飛び込んで
元の世界は壊滅してしまうと察したフェイ
アーユエシャーイーとこの場にとどまり
異獣が裂け目を抜けないよう立ち塞がる！
スー、ジャン、並行世界のウェイだけが
裂け目を通り抜けて元の世界へ戻り。。。
（異獣に挑むフェイたち！）
そして異獣が元の世界に来る事が無いまま
時限の裂け目は閉じ。。。日食は終わる
-ラストシーン-
それぞれの思いを胸に一年の時を過ごし
日食の日に集まったスー、ジャン、ウェイ
フェイたちを救出する戦いが今始まる！
で、エンドロール
日食の日にだけ開く次元の裂け目に入り
行方不明となった妹を探し求める主人公！
自分も仲間たちと共に裂け目へと入るが
そこは並行世界と繋がる奇妙な監獄だった
中盤までは登場人物の関係や背景などの
肝心の部分が語られないままで進むために
「はぁ？」なんて声が思わず出ましたし
そのうえ並行正解の妹の変な使命感だとか
姉が軍隊？警察？にいたようなお話しも
最後の最後にセリフだけでチラッと語られ
並行世界や次元の監獄とかの設定もあり
あまりにも込み入った話で混乱しましたよ
ま、全て観終えたところでよく考えれば
ある程度は理解できた。。。かな？(ﾟДﾟ;)
一番の見所だと思い期待していた異獣は
要所要所でしか登場せず活躍も微妙なうえ
"人類を滅ぼしかねない存在"ってわりに
手製の槍で刺されただけで死んでいたりと
その怖さや強さがまったく感じられずに
むしろ元の世界に裂け目からおびき寄せて
現代兵器で殲滅できるんじゃないかな？
そこはもっと脅威として描いてほしかった
ぜんぜんダメな地雷映画ではないけれど
何かが致命的に足りない作品なんですよね
可もなく不可もなく？微妙？(￣▽￣;)
正直、レンタルではオススメできませんが
見放題配信であれば観るのもアリかな？
気になっても手は出さない方が賢明かと！
🌞🌙