昨日は検査が続いて疲れ切ったので
静かに鑑賞できそうなコチラを鑑賞
【熊の皮】
舞台はイタリアの風光明媚な山間部
家畜を飼い山の恵みに感謝しながら
鉱山の採掘業も営んで暮らす人々が
"ディアオル"と名付けて恐れている
狂暴な熊が出没し人や家畜が襲われ
その被害は捨て置けないほどとなり
鉱山主は熊に高額の懸賞金を賭ける
（よ！待たせたな）
（どうも賞金首のオレだ）
と、そこで手をあげたのはピエトロ
妻カテリーナを亡くし酒に溺れる彼
息子ドメニコに暴力を振るったりと
村の鼻つまみ者として扱われていて
誰もが「無理だ」と小ばかにする中
鉱山主はディアオルを狩った証拠に
"熊の皮"を持って帰るように命じる
（賞金60万リラを確約させ）
暴力を振るい酷い態度を見せながら
本心では息子を愛してるピエトロは
息子のため牛を買うつもりのようで
銃を手にひとりこっそりと山へ入り
一方、暴力を振るわれても父を愛し
信じているドメニコはそれを知ると
叔父から授かった銃を手に後を追う
（強い決意を胸に山へ！）
父を探し山奥へと入ったドメニコは
山小屋で夫ブルーノと暮らしている
亡き母の友人アングアナと出会って
彼女の案内で遂に父ピエトロと再会
が、亡き友人カテリーナの死を巡り
アングアナはピエトロを強く責めて
彼が無謀な熊狩りに挑む理由を指摘
（彼の過去に何が？）
そしてアングアナが去ってしまうと
ここから親子二人の熊狩りが始まる
寡黙で口もきかず目も合わさない父
その父の背中を見て黙々と追う息子
しかし何か通じるものがあるようで
息子は父から学び、父は息子を守り
そんな親子を木影から見つめるのは
（いい親子じゃねぇか）
と、ここでピエトロは重い口を開き
かつて湖でカテリーナが姿を消して
自分は殺人を疑われて刑務所へ入獄
そんな過去があったと静かに語って
両親の過去をドメニコが知った矢先
崖で足を滑らせた息子を助けようと
ピエトロが負傷！廃屋に一時避難し
（心配する息子を気遣い）
傷が化膿し熱が出ると話すピエトロ
これでは熊は狩れずに懸賞金もなし
しかし息子との絆は固く結ばれた？
なんて思っているうちに日が暮れて
親子がジッと身を潜める廃屋の外に
ジリジリと現れた黒い影は。。。熊
ディアオルなのか？周囲をウロウロ
（獲物の気配がしたが？）
そのまま熊はどこかに去ってしまい
翌朝、なんとか回復したピエトロは
熊が食べかけで残した鹿を見つける
奴は必ずまたここに戻って来るはず
鹿を見下ろす位置に身を隠した親子
そして。。。本当に熊が戻ってくる
銃を構える親子の前で鹿を喰らう熊
（ガブガブガブ。。。）
（やっぱ鹿肉うめぇ～ｗ）
と、次の瞬間！ピエトロが熊を撃つ
しかし弾は当たったが仕留められず
ピエトロが追撃の一発を熊に当てる
ところが熊は猛然と突進してくると
振りかぶった腕でピエトロを一閃！
その隙にドメニコが熊を射殺。。。
すぐ助けを呼び戻ったドメニコだが
（父も熊も息絶えて。。。）
親子で倒した熊がディアオルなのか
ただの熊なのかは分からないけれど
熊の皮を手にして戻ったドメニコは
約束通り鉱山主から懸賞金を渡され
父を笑った男らを横目に去り。。。
その表情はどこか大人びても見えて
で、エンドロールへ
（ひとつ成長し大人に？）
山間の小さな村に狂暴な熊が出現！
酒浸りの鉱山夫がその退治に挑むが
息子もその父の後を追い山へ。。。
ここから熊と親子との血で血を洗う
激戦が始まる。。。かと思いきや？
まさかの親子の絆や愛を描いてゆく
人間ドラマでビックリ！(◎_◎;)
ま、熊もちゃんと活躍はしていたし
残酷な家畜の死体なんかも映ったり
想像してた映像もありましたけどね
ってか、とりあず熊も家畜も本物で
"CG"は一切使っていないようでした
一部で人形？剥製？にも見えたけど
それにしてもリアルなものはリアル
こんなテロップが入るのもその証拠
動物が酷い目にあうのは勘弁だけど
許可を得て指導の下に撮ったのなら
今回はよしとします（←何が？）
期待してたアニマルパニックと違い
村人を守るための"熊狩り"を通して
寡黙な父との絆を静かに築きながら
両親の隠していた悲しい過去を知り
父の死を乗り越ながら成長してゆく
14歳の少年の姿を描くのがメインで
結局、母親の死因が何だったのかや
撃った熊がディアオルだったのかと
分からない部分なんかもあったけど
風光明媚な景色も楽しめ見所も満載
見応えのある作品でしたよ(*^^)v
気になった方は配信などでぜひです
🐻