「デュアル DUAL」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

楽しみにしてた「キラーカブトガニ」

やっと休みで観に行こうと思ったら?

一週間でまさかの公開終了!(◎_◎;)

ワンチャン逃したらハイお終いだとか

地方暮らしの辛いところですな。。。

そんなワケで?今日観た作品はコチラ

 

【デュアル DUAL】

 

自分にそっくりなコピー(クローン)

"デュアル"を自由に作り出せる近未来

ま、記憶も性格も同じ"自分"が現れて

もめ事になる事案も増えて当たり前?

そんな時には公の場に二人を招集して

オリジナルとデュアルをデュエルさせ

生き残った方がオリジナル認定される

なんとも分かりやすいルールが確立!

それもデュエルは生中継されるようで

 

(笑い事じゃないだろw)

 

唯一の身内である母親とも最近疎遠で

恋人のピーターともすれ違いが続いて

お酒とポルノだけが癒しの女性サラは

大量に吐血したため検査入院する事に

で、飲み過ぎにより余命わずかだとか

「98%死ぬ」と医師は自信満々に告知

それも死を告知されたばかりのサラに

葬儀の準備は早い方がいいと勧めだし

埋葬についての持論までレクチャー!

 

(どうでもいい情報w)

 

そこで提案されたのはデュアルの作成

自分は死んでもデュアルを残すことで

遺族の悲しみを少しでも癒せるはずと

もっともらしい話にサラは興味津々?

家に持ち帰りしばらく悩んだけれども

説明を聞くためにデュアル制作会社へ

と、ひとり車を走らせるサラはここで

目の前に迫る死を初めて実感したのか

運転しながらスーッと涙を流し。。。

 

(そりゃ怖いよね。。。)

 

たとえ気丈に振る舞っても怖くて当然

なんとも印象的なシーンが流れ。。。

で、製作会社に着いたサラは担当から

デュアルを作るのは簡単と説明を受け

"ダブル"と名付け製作すると話が進み

しかしその見積もりはかなりの高額!

私には払えない。。。と不安なサラに

ローンの心配は不要と自信満々な担当

だってサラ本人はそのうち死ぬんだし

 

(支払いは残った方ねw)

 

だったら一安心?無事に契約成立して

。。。1時間後

はいダブル誕生!って、早っ!(゚Д゚;)

当たり前だけどサラに瓜二つのダブル

ピーターともすぐ馴染んで恋人同士に

順風満帆?月日が流れ。。。たある日

サラを呼び出した医師は「治った」と

"98%の死"を乗り越えたことを告知!

って、いやほぼ死ぬって言ったじゃん

 

(ぐぬぬ。。。)

 

唖然とするサラに更なる問題が起きる

ダブルが疎遠な母親とも仲良くなって

母親もピーターも彼女がお気に入りに

むしろオリジナルのサラを邪魔扱いし

ブチ切れたサラはダブルに宣戦布告!

「デュエル(決闘)よ!」

弁護士が間に入り決闘は1年後と決定

サラは専門家を雇い殺しの技を学んで

泣くほど筋トレして吐くほど走り込み

 

(ホラー映画でイメトレも完璧)

 

いよいよ決闘の日が迫ったサラの前に

ダブルが現れある場所へと案内される

そこには"決闘"の生存者たちが集まり

"心の傷"を癒すセラピーを受けていて

決闘そのものを否定するダブルの話に

シンパシーを感じたサラは決闘をやめ

オリジナルとデュアルとが共存できる

隣国を目指して国境を目指すことに!

と、サラはダブルが準備した水を飲み

 

(それはまさかの毒!)

 

決闘の会場に現れたダブルは満身創痍

行きはサラが運転した車を運転したが

当然ながら運転できず事故ったよう?

と、ダブルは自分は"サラ"だと名乗り

毒殺の事実を隠蔽しようと画策。。。

当然?サラが決闘に現れるはずはなく

ダブルは勝者としてオリジナルと認定

 

しかしサラが失踪した事に変わりなく

認定されたのはサラではなくダブルで

サラ失踪に関係してると嫌疑がかかる

が、彼女がダブルだと気づいてるのに

世間体があるのか?目的があるのか?

ピーターと母親は彼女はサラだと証言

これでダブルはサラとして確定される

 

-ラストシーン-

恋人のピーターには冷たくあしらわれ

娘に依存する母親は全てに干渉。。。

これが手に入れたかった人生なのか?

やり場のない怒りと悲しみにダブルは

 

(あの時のサラと同じように涙)

 

余命が無いと医師に告知された女性は

家族のためクローンを残そうと決意!

しかし病が治癒したと知り事態は一変

自分より家族と親密すぎるクローンに

嫉妬?怒り?どちらかが生き残るため

ルールに従い決闘を行う事になるが?

まさかのクローンの企みに敗北。。。

しかしオリジナルとなったクローンも

自業自得?絶望的な人生が待ち構える

なんて地味に?後味の悪いサスペンス

 

全体的に地味で淡々とした映像が続き

狂気や怖さなどを感じる事も一切無し

むしろ人間の死を滑稽に描いている?

もしかしてクローンが作り出せるため

死に対する恐怖や悲しみなどが希薄?

登場する人々は"死"を軽く受け止めて

そのためか序盤は笑えるシーンも多く

不気味で違和感を感じたりもしました

 

一方で専門家のトレーニングなんかの

普通に笑えるようなシーンもあったり

だいたいメンタルトレーニングのため

B級ホラーのグロ映像を見せるだとか

そんな何の効果も。。。え?あるかな

私が気づかないだけで鍛えられてる?

ま、そんな映画を見せているわりには

グロい映像はほとんどないんですよね

 

人間の怖さや滑稽な部分などを交えて

クローンが実現した社会の問題などを

ジワジワと描いているなかなかの本作

観る人によって評価も高いようですが

ワンちゃんが殺される場面があるので

観賞する際には注意してくださいね!

 

キメてるキメてる