「ミッシング・ナイト ある夜の私」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回はレビューが見当たらなかった

こちらの作品を配信の方で鑑賞!

 

【ミッシング・ナイト ある夜の私】

 

どこにでもいる"普通の女性"アン

アホな上司のおかげで出世もできず

居候してた彼氏はアンの家で浮気

マッチングアプリで彼氏を探すけど

集まってくるのはバカばっかり!

友人キアラと憂さ晴らしに酒を飲み

気晴らしに?ジョギングするだけ

なんて話を精神科医のモニカに語り

と、ここで素朴な疑問?どうして

 

(そう!私も思ってた!)

 

(負傷した原因?は?)

 

「捻挫しただけなのに精神科医?」

なんて疑問を口にするアンだけれど

それは観てるコッチも激しく同意

ともかく問診を続け出したモニカに

新しい彼氏のトムと出会った話や

怪しい男リックの存在をアンが語り

そこにアンの事件を追っていると

刑事のマイクが面会を求めてくるが

何かある?モニカが体よく断って

 

(ん?ますますワカランw)

 

事件ってなに?怪我と関係あるの?

それもモニカは"主治医"ではなく

主治医の代理で担当している様子で

情報量が多く混乱する私をよそに

また捻挫の話を口にするアンに対し

モニカは「捻挫?」とか怪訝な顔

ここでアンが改めて診断書を見ると

勘違い?思い違い?記憶違い?

診断書には"腓骨骨折"と書いてあり

 

(マジですか?)

 

で、再び記憶を辿る問診が再会され

製薬会社に勤めるアンが担当する

腓骨骨折の痛み止めのサプリの話や

学生時代トムが足首を捻挫した話

なんか聞き覚えがあるな?(^▽^;)

そんなじっくり話を聞くモニカに

マイクは早く尋問したいと迫るけど

アンの記憶は不安定な状態にあり

まだ早いとモニカは必死に説得する

 

(それで記憶が曖昧なのね)

 

どうやらアンは事件に巻き込まれて

自身の"心"を守ろうとするあまり

記憶を忘れるための喪失や改変など

治療が必要な事になっているとか

そして問診は少しづつ真実に迫って

関係が悪化し始まったトムのDV

それが原因となり二人は別れ。。。

「あのままの方が幸せだった」と

別れを後悔して自分を責めるアンに

 

(そ、そうですね。。。)

 

ってか、なんだか思ってた話と違い

ちょっと飽きてきた私(←バカ!)

するとここでマイクも飽きてきた?

強引にアンの事情聴取を始めだし

わずかだけれど?アンの記憶が甦る

夜のジョギングから戻ったアンを

ストーキングしてたリックが襲撃!

家の中まで入った彼に襲われ骨折

しかしここまで思い出したところで

 

(アンは過呼吸となり。。。)

 

ここでモニカが止めて聴取は中断

興奮したアンは心を閉ざすけれども

アンを心配するモニカの心が通じ

今度こそアンの記憶が完全に復活!

 

夜のジョギングから戻ったアンは

リックに声をかけられ家へ逃げこむ

そこには復縁の話をするためにと

呼んでいたトムが待ってくれていて

押し入ったリックと争いになるが

リックが持っていた"銃"を発砲して

胸を撃たれたトムはその場に倒れ

足を撃たれたアンはリックと争うが

掴み合いの中で銃が暴発。。。

胸を撃ち抜かれたリックは即死して

出血で朦朧としながらアンは通報

目覚めた時には記憶を失くしていた

 

捻挫でも骨折でもなく銃創なのね

なんて呟いてる私はともかくとして

真実を思い出し語り終えたアンを

モニカがしっかりと抱きしめ。。。

 

(辛い事実を受け止めるアン)

 

駆けつけたマイクが事情聴取して

被害者アンの証言を受け事件は解決

しかし事件は無事に解決はしたが

アンが心に負った深い傷は癒されず

被害者セラピーに参加したけれど

アンの心をジワジワ追い詰めてゆき

そこでモニカに会いに行ったアン

優しく迎え入れる彼女を前に。。。

"本当の記憶"がフラッシュバック

 

リックが発砲しトムがその場に倒れ

足を撃たれたアンとリックが争い

銃が暴発しリックは即死したけれど

実はその時まだトムは生きていた

アンに助けを求めるトムだけれども

DVの恨み?積年の鬱憤?が湧いて

思わず銃を掴んだアンはトムを撃ち

 

(アンは被害者で加害者?)

 

そこにモニカを訪ねてきたマイク

様子がおかしいアンに違和感を感じ

「何か他に思い出した?」

そう質問するがアンは首を横に振り

と、帰ろうとするアンにモニカは

真相を見透かしているような表情で

「あなたなら大丈夫」

なんて微笑みながら静かに声をかけ

そして今日もアンは忘れるために

 

(黙々とひとり走り続ける)

 

モヤモヤするけど?エンドロールへ

 

恐ろしい事件に巻き込まれたため

記憶を封印し改変してしまった女性

そんな女性に手を差し伸べる医師

ふたりの会話劇と回想を中心にして

事件の真相への過程を描いた本作

 

冒頭からヒントのようなセリフやら

伏線っぽいエピソードが披露され

推理するミステリーでもある一方で

女性がDVや事件により深く負った

自責の念や後悔、心の傷などを通し

被害者問題を丁寧に描いてもいて

想像以上にシリアスで重い話でした

 

「配信のみだし地雷でしょw」

なんて浅はかな軽い気持ちで鑑賞し

本当にすんませんでした!(゚Д゚;)

 

そんなストーリーはともかくとして

ツッコミどころは意外と多くあり

主人公の職場の連中や仕事の話など

意味がありげに映してたけれども

実際は特に必要のないシーンだとか

女友達が繰り出す無数の下ネタは

作品の重い空気を和ませるどころか

むしろ引くほど下品で破廉恥(笑

ま、笑えるんですけどね(^▽^;)

伏線と思わせるような繋がりなども

ほとんどが回収されなかったりと

真面目な作品だけに目立つんですよ

変にユルいシーンや無駄を省いて

登場人物を最低限にして描いてたら

作品のレベルも品性も上がる?

なんとなく勿体ない気もしましたよ

 

観る人が男女で感想も違ってくる

受け取り方も違うかもしれない本作

気になった方は機会があればぜひ

私が紹介する作品とは思えないほど

真面目な作品?なのでご注意を!

 

銃