さっそくですが今日観た作品はコチラです
【ムルゲ:王朝の怪物】
朝鮮王朝時代が舞台の本作
"疫病の流行を止める!"という名目で
感染者の出た村を皆殺しにする勅命に
不本意ながらも従う将軍のユン・ギョム
しかし、それは王の座を狙って暗躍する
高官ヨ・インジョンの陰謀だと気づき。。。
帰還後、王宮で謁見し王に進言するも
ヨ・インジョンに邪魔され王宮を追われて
殺戮の現場で助けた幼い少女のミョンと
親しい部下のソン・ハンと共に野に下り
(奸臣の陰謀に巻き込まれて。。。)
それから時は過ぎ
疫病をまき散らし人々を襲い喰らうという
凶悪無双の怪物"ムルゲ"の噂が広まり
民衆や王宮の者までもが震え上がる中
全ては疫病騒動と同様にヨ・インジョンが
自分を失墜させるための陰謀と知りつつ
対応を迫られた王はホ宣伝官たちと共に
隠遁生活を送るユン・ギョムを訪ね。。。
ムルゲ討伐を依頼されたユン・ギョムは
(疫病とムルゲの噂に都は荒廃。。。)
着いて早々に合流したホ宣伝官からの
犠牲者を弔う祭儀を執り行う巫女たちが
皆殺しにされたとの知らせに現場へ!
そこは死屍累々引き裂かれ千切られた
無数の死体がゴロゴロと転がっていて
医学の心得があるミョンは検死を開始!
が、死体には縄で縛り上げた跡があり
それも目撃者の少女は食料を得るため
(韓国映画は残酷描写も容赦ないな)
(巫女も無残な姿を晒して。。。)
やはりムルゲはヨ・インジョンのウソか?
そう考えている矢先に新たな被害者が
被害者は傷以外にもできもの水ぶくれ
どう見ても疫病が原因の症状があり。。。
とはいえ、祭儀の現場の死体はどれも
人間の仕業としか考えられない傷を負い
刀や矢の傷、そして感染力の強い菌!
調査の結果を問う王にユン・ギョムは
(それって実際はいないってこと?)
え?まさかの精神論で終わるパターン?
なんて、不穏な空気が流れはじめる中
民衆の不安を払拭するためにもと考え
ユン・ギョムを隊長に討伐隊を結成。。。
しかしほとんどがヨ・インジョンの私兵で
足りない分は無理に徴兵された民兵!
動物の飼育が専門という爺さんもいて
これでまともに戦えるのか?な討伐隊
(悪いオッサンだなコイツw)
ソン・ハン、ミョン、ホ宣伝官も同行して
山狩りは深夜にも及び不安が募る中で
ユン・ギョムたちの隙を突いた私兵らが
油断している民兵たちを殺し始める!
祭儀の件も全部こいつらの仕業。。。
全ては都を自分の私兵で固めようとする
ヨ・インジョンの計画だった事が判明
これでは全滅。。。と、思ったその時!
(ムルゲいたーーーー!)
(いるに決まってんだろ!)
私兵たちが次々と殺されて地獄絵図!
ユン・ギョムたちは必死で身を潜め。。。
一方、戻った一部の私兵の報告を受け
ヨ・インジョンはムルゲの存在を利用?
ムルゲを討伐せず野放しにするなんて
王の怠慢だ!と民衆に流布して煽り
それを信じた民衆らは暴徒化し王宮へ!
同時に感染者が出た家を焼いて。。。
(暴徒化した民衆は止まらない。。。)
一方で、ミョンとホ宣伝官を探すためにと
崖を降りたユン・ギョムだったが。。。
そこはどうやら"ムルゲの巣"のようで?
ミョンたちと民兵のあの爺さんもいて
合流したところに。。。ムルゲが戻る!
横穴を見つけ駆け抜けた一同だけれど
抜けた先は断崖絶壁!下の川へ落下
そのまま地下水路を見つけて入ると
(檻に囲まれた謎の空間。。。)
ここで、ムルゲの正体と真相が判明する
部屋は先代の王が猛獣や珍獣を集め
監禁して飼育していたとかいう場所!
実はここの飼育員だったという爺さんは
異種配合で産まれたムルゲを育て。。。
が、先代の王が失脚し動物は処分され
しかしムルゲを不憫に思った爺さんは
こっそりと水路から逃がしたんだとか
(小さい頃の姿が無駄に可愛いw)
都合よい感じでムルゲの正体も判明して
ヨ・インジョンと私兵も集結しつつあり
怒れる暴徒と化した民衆たちも集い。。。
ただでさえ風雲急を告げる王宮なのに
ユン・ギョムたちを追って水路を通り抜け
ムルゲも王宮の地下部屋に姿を現す!
と、爺さんはユン・ギョムらを逃がし死亡
王宮で王に謁見するユン・ギョムだが
そこへヨ・インジョンの私兵がなだれ込み
(王を守り戦うも。。。多勢に無勢)
王とユン・ギョムは万事休す。。。その時
呼ばれてないけど飛び出すムルゲ!
私兵たちは一方的に屠られてゆき。。。
その隙にユン・ギョムは王と共に逃走
ヨ・インジュンは火矢を放ち縄を打ち
ムルゲを捕えるよう私兵たちに命じるが
動きを止めても体中の水ぶくれが弾け
そこから病原菌が周囲に振り撒かれて
(盛り上がってまいりました!)
(私兵たちが次々と逃げだし。。。)
ここで、王を先に逃がしたユン・ギョムは
ソン・ハン、ミョン、ホ宣伝官と合流して
あの地下の部屋にムルゲを誘い込んで
王宮もろとも爆破する計画を提案。。。
さっそく、ミョンは門を閉ざしに向かうと
そこへヨ・インジョンが私兵と逃げてきて
と、ここでミョンが事の真相を全て暴露!
信じた民衆はそのまま門を閉ざして
(奸臣の末路なんてこんなもの。。。)
(命乞いが通じる相手ではないからね)
ヨ・インジョンの野望はここで潰えて。。。
一方、ソン・ハン、ホ宣伝官、ミョンたちが
地下部屋に火薬を仕掛け終えるまで
時間稼ぎにとムルゲと戦うユン・ギョム!
ギリギリの戦いが続き。。。ミョンの合図
ユン・ギョムが囮となりムルゲを地下へ
が、肝心のところで火薬に火がつかず
覚悟を決めたユン・ギョムは皆を逃がし
(ムルゲと心中する覚悟なのか?)
(ドカン!と爆風に包まれて。。。)
崩れ落ちた王宮の下でムルゲは息絶え
雨が降り出した中を王宮に集まる人々
悲しみにくれるミョンたちは瓦礫を動かし
必死にユン・ギョムの姿を探し続けて
と、その時!床板の下からうめき声が!
まさかまさかの?ユン・ギョムが生還!
ソン・ハンたちの肩を借りて立ちあがると
意外と元気そう?ヨロヨロと歩き出して
めでたし、めでたし、ごくろうさん!(*^^)v
(あの状況で何故に無事w)
最後にユン・ギョムとソン・ハンの二人を
ミョンとホ宣伝官が見送るシーンがあり
隠遁先へ戻るのか?何かの任務か?
なんかそんなところで本編は終わります
が、何故にユン・ギョムが生きてたのか
そんな疑問に答えるオマケもありまして
手元に落ちていた"フック"に繋がる縄が
柱の滑車を通してムルゲの足に絡まり
それに間一髪で気づいたユン・ギョムは
ムルゲが飛び掛かる瞬間に火薬に点火
それと同時に"フック"を掴んでいて。。。
後は絡まった縄が滑車を通して引かれ
フックを掴むユン・ギョムは後方へ飛び
爆発の直撃を免れたってことらしいです
。。。それも無理やりな感じだけどね(笑)
とにもかくにも?ハッピーエンド!
ってことで、かなり久しぶり?の韓国映画
役者さんについては知識が無いので
それに関してはスルーさせて頂きますが
途中までムルゲの存在が曖昧に描かれ
虚実入り混じるような演出やセリフには
「もしかして怪物はいないのか?」なんて
違う意味でハラハラさせられましたよ!
そんなムルゲが遂に登場したシーンでは
「ムルゲキターーーーーー!Σ(゚Д゚)」
とか思わず叫びそうになるほどでした(笑
そして、なんといっても一番の見所は
韓国映画独特の容赦ない人体破壊描写
引きちぎられた血みどろな死体に臓物
疫病で膿疱に覆われた病死者などなど
目を背けたくなるようなグロ映像が満載!
。。。背けませんけどね(←バカ)
もちろん裏で暗躍する奸臣との権力争い
誰が敵で誰が味方か分からない状況など
ドラマパートも丁寧に描かれていて。。。
あ、ツッコミどころも当然ありましたよ!
ちょっとご都合主義的なシーンも多いし
それはそれで楽しんじゃいましたけどね
「王宮の夜鬼」を鑑賞した時も思ったけど
私は現代劇の韓国映画は苦手ですが
時代劇系は意外と肌に合うのかも(^▽^;)
ゾンビや怪物が出ない作品なんかでも
いつか挑戦してみたいと思ったりします!
そんなワケで期待通りのモンスター作品
暇つぶしにもピッタリとオススメなので
気になった方はぜひ観てみてはいかが?