【昨日まで米市場と本日日本市場】
《昨日》
NYダウ38,571㌦(▼115)▼0.30%
NASDAQ16,828㌦(△93)△0.56％
WTI原油先物73.48㌦(▼0.74)▼1.00%
・米国株式市場は不安定な動きの中、ダウ工業株３０種が下落した一方、NASDAQ総合とＳ＆Ｐ総合５００種は引けにかけて持ち直し、プラス圏で引けた。ＩＳＭ製造業景気指数がさえない内容となったほか、ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）で技術的な不具合が発生し一部の銘柄が一時売買停止となった。米供給管理協会（ＩＳＭ）が発表した５月の製造業景気指数は２カ月連続で低下し、成長鈍化の懸念が強まった。
《本日》
日経平均¥38,837.-(▼85)▼0.22%
グロース市場指数¥812.-(△16)△2.12%
ドル/円 ¥155.88(▼0.18)▼0.11%
・日経平均株価は反落。全体的に手掛かりが乏しいなか、東京市場は足元で上げていた主力銘柄に利益確定や戻り待ちの売りが優勢となった。外国為替市場の円高も重荷となり、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。
後場、下げ渋る。一時は下げ幅が30円ほどに縮小した。国内の長期金利の低下が株式相場を下支えしている。
【本日の経済指標】
08:01 GBP(英) 5月 英小売連合（ＢＲＣ）小売売上高調査 [前年同月比] 前回-4.4％ 予想1.2％ 結果0.4%
08:50 JPY(日) 5月 マネタリーベース [前年同月比] 前回2.1％ 予想― 結果0.9%
10:30 AUD(豪) 1-3月期 経常収支 前回118億豪ドル(訂正27億豪ドル) 予想51億豪ドル 結果-49億豪ドル
15:30 CHF(スイス) 5月 消費者物価指数（ＣＰＩ） [前月比] 0.3％ 0.4％
16:55 DEM(独) 5月 失業者数 [前月比] 1.00万人 0.80万人
16:55 DEM(独) 5月 失業率 5.9％ 5.9％
18:30 ZAR(南ア) 1-3月期 四半期国内総生産（ＧＤＰ） [前期比] 0.1％ 0.2％
18:30 ZAR(南ア) 1-3月期 四半期国内総生産（ＧＤＰ） [前年同期比] 1.2％ 0.7％
23:00 USD(米) 4月 雇用動態調査（JOLTS）求人件数 848.8万件 837.7万件
23:00 USD(米) 4月 製造業新規受注 [前月比] 1.6％ 0.6％
【本日の材料銘柄】
▽永谷園ＨＤ<2899.T>（監理）、１株３１００円でＭＢＯ（経営陣による自社買収）を決議
▽アジャイルＭ<6573.T>、同社および連結子会社が新たにＥＣによる小売事業を開始することを決議
▽ピープル<7865.T>、２５年１月期第１四半期（２４年１月２１日－４月２０日）の単体決算は損益が赤字に転落
▽ティーライフ<3172.T>、２４年７月期第３四半期（２３年８月－２４年４月）の連結決算は大幅な減益
▽ハークスレイ<7561.T>、２０２８年３月期を最終年度とする中期経営計画を発表。ＲＯＥは８．３％（２４年３月期は６．９％）を目標
▽サーキュレー<7379.T>、クラウドＷ<3900.T>、ＰＫＳＨＡ<3993.T>との資本・業務提携を発表。株式の売出しも
▽ホンダ<7267.T>、四輪車の型式指定申請で不適切事案が判明
▽ゼネパッカー<6267.T>、２４年７月期第３四半期累計の連結営業利益は６．３億円（前年同期比６３％増）。メカトロハイスペック包装機が好調
▽高島屋<8233.T>、５月の国内百貨店売上高は前年同月比２１．６％増
▽Ｈ２Ｏリテイ<8242.T>、５月の全店売上高は前年同月比２９．１％増
▽Ｊフロント<3086.T>、５月の百貨店事業の売上は前年同月比２１．３％増
▽松屋<8237.T>、５月銀座本店の売上高は前年同月比４０．８％増
▽三越伊勢丹<3099.T>、５月の国内百貨店売上高は前年同月比１７．７％増
▽伊藤園<2593.T>、２５年４月期の連結営業利益は２６５億円（前期比６％増）を計画する
▽オンコリスＢ<4588.T>、テロメライシンの抗ＰＤ－１／ＰＤ－Ｌ１抗体を含む治療抵抗性の胃がん２次治療について、米国での第２相臨床試験の投与開始
▽ハッチワーク<148A.T>、フィルＣ<3267.T>との包括的業務提携
▽ＫＴＫ<3035.T>、株主優待制度の拡充
▽神田通機<1992.T>、中期経営計画を策定
▽クミカ<8887.T>、自己株の消却
▽主な月次売上＝ワークマン<7564.T>、アークランズ<9842.T>、ＹＵ－ＷＡ<7615.T>、はせがわ<8230.T>、ダイイチ<7643.T>
【今日のNEWS】
・3:50 英国で７月４日に実施される総選挙で野党・労働党が圧勝し、与党・保守党は過去約１００年で最大の敗北を喫する可能性が高いことが３日、市場調査会社ユーガブの調査で分かった。
ユーガブは５万８０００人以上を対象に調査を実施。その結果、労働党は４２２議席を獲得し、トニー・ブレア元首相が率いた１９９７年の総選挙より大きな差で勝利する可能性があることが分かった。
保守党の獲得議席数は１４０席にとどまり、１９０６年以来の大きな敗北となる見通し。また、スナク内閣で国防相を務めるグラント・シャップス氏ら保守党の重鎮が落選する可能性が高いことも示された。
・5:20 大手自動車メーカーなど5社で国の認証試験の不正行為が相次いで見つかった問題で、トヨタ自動車は、対象の3車種の生産を6日から停止する方針を決めました。マツダも2車種の生産を停止するとしていて、取引先など地域経済への影響が懸念されます。
国土交通省は3日、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの合わせて5社で、国の型式指定の申請に伴う試験で不正行為があったと発表しました。
・7:15 ニューヨーク証券取引所によりますと、3日の午前中に技術的な問題が起き、最大で40の銘柄の取り引きが影響を受けて一時、停止されました。
このうち、アメリカの著名な投資家、ウォーレン・バフェット氏がトップを務める投資会社、バークシャー・ハサウェイの株価も一時、急落しました。
午前中に問題は解消され、これらの銘柄の取り引きは再開されましたが、取引所が影響などの詳細を調べています。
・10:15 中国の無人月面探査機「嫦娥６号」が着陸に成功した月の裏側から離陸し、地球への帰還を開始した。国営新華社が４日に伝えた。
２日に着陸に成功した嫦娥６号は、世界で初めて月の裏側から岩や土壌などのサンプルを採取して持ち帰る計画。３日にかけてサンプル採取に成功し、２３３８ＧＭＴ（日本時間４日午前８時３８分）に月面を離れた。
また北京日報によると、嫦娥６号はサンプル採取後、月の裏側に初めて中国国旗を掲げたという。