長期金利が一時1%超え 2013年5月以来、約11年ぶりの高水準。国債の買い入れ減額。 | Takayukiのブログ

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【昨日まで米市場と本日日本市場】
《昨日》
NYダウ39,872㌦(△66)△0.17%
NASDAQ16,832㌦(△37)△0.22%
WTI原油先物78.05㌦(▼0.61)▼0.78%
・ダウ工業株30種平均は反発。米連邦準備理事会(FRB)が年後半に利下げし、米景気がソフトランディング(軟着陸)するとの期待が株式相場を支えた。22日のエヌビディアの決算発表などを見極めたいとの雰囲気も強く、ダウ平均の上げ幅は限定的だった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、連日で最高値を更新した。

《本日》
日経平均¥38,617.-(▼329)▼0.85%
グロース市場指数¥803.-(▼10)▼1.29%
ドル/円 ¥156.35(△0.15)△0.09%
・日経平均株価は安値圏で推移。22日午後の国内債券市場で長期金利は前日比0.015%高い(債券価格は安い)0.995%と、11年ぶりの高水準でさらに水準を切り上げた。三井不と菱地所が一段安となるなど、金利上昇が業績の逆風になるとみられる不動産などに売りが強まっている。

【本日の経済指標】                             
未定 SGD(シンガポール) 休場
08:50 JPY(日) 4月 貿易統計(通関ベース、季調前)前回3665億円 (訂正3870億円)    予想-3395億円 結果-4625億円
08:50 JPY(日) 4月 貿易統計(通関ベース、季調済)前回-7015億円(訂正-6819億円) 予想-7340億円 結果-5608億円
08:50 JPY(日) 3月 機械受注 [前月比] 前回7.7%  予想-2.2%  結果2.9%
08:50 JPY(日) 3月 機械受注 [前年同月比] 前回-1.8%  予想1.4%  結果2.7%
11:00 ★NZD(NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利 前回5.50%  予想5.50%  結果5.50%
15:00 GBP(英) 4月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 前回0.6%  予想0.2%  結果0.3%
15:00 GBP(英) 4月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 前回3.2%  予想2.1%  結果2.3%
15:00 GBP(英) 4月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] 前回4.2%  予想3.6%  結果3.9%
15:00 GBP(英) 4月 小売物価指数(RPI) [前月比] 前回0.5%  予想0.5%  結果0.5%
15:00 GBP(英) 4月 小売物価指数(RPI) [前年同月比] 前回4.3%  予想3.3%  結果3.3%
17:00 ZAR(南ア) 4月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.8%  0.4%
17:00 ZAR(南ア) 4月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 5.3%  5.3%
17:05 EUR(欧) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
20:00 USD(米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] 0.5%  ―
23:00 USD(米) 4月 中古住宅販売件数 [年率換算件数] 419万件  421万件
23:00 USD(米) 4月 中古住宅販売件数 [前月比] -4.3%  0.5%
27:00 ★USD(米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

【本日の材料銘柄】
▽ゼビオHD<8281.T>、取得上限300万株(自己株を除く発行済み株式数の6.79%)・40億円の自己株取得枠を設定
▽YEDIGI<2354.T>、豊田織<6201.T>と業務提携
▽タムロン<7740.T>、自己株式の消却
▽一蔵<6186.T>、株主優待制度の一部変更
▽ローソン<2651.T>(監理)、自己株式の消却
▽雪国まいたけ<1375.T>、25年4月に社名をユキグニファクトリーに変更
▽三桜工<6584.T>、配当予想の修正
▽PSOL<4450.T>、24年12月期の中間配当金を22円(前年同期は0円)に決定
▽テクノフレ<3449.T>、北海道工場の建設に係る工事契約締結
▽サンマルクH<3395.T>、中期経営計画更新

【今日のNEWS】
・5:25 物価上昇圧力が緩和しているにもかかわらず、米家計は2023年後半も引き続きインフレに苦しめられていることが米連邦準備理事会(FRB)の年次調査で分かった。
21日に公表された「家計経済と意思決定に関する調査(SHED)」によると、23年10月時点で「少なくとも経済的に問題なくやっている」と回答した成人の割合は約72%と22年の73%からやや低下し、16年以降で最低となった。21年は78%だった。

・5:30 ロイター/イプソスの最新の世論調査によると、5月のバイデン米大統領の支持率が36%と、2022年7月に記録した大統領在任中の最低水準に並んだ。11月の大統領選での再選に向け、懸念される結果となる。
月の選挙でバイデン氏と直接対決する公算の大きいトランプ前大統領の方が良い政策を実施したと回答した。
移民問題については、42%がトランプ氏の取り組みを、25%がバイデン氏の取り組みを好むと回答。国外での紛争やテロに対する対応については、36%がトランプ氏、29%がバイデン氏を支持した。

・7:05 ロシア軍がプーチン大統領の命令に基づき、戦術核兵器の使用を想定した演習を開始した。ロシア国防省が21日発表した。
ロシア側の説明では、フランスのマクロン大統領を含めた西側諸国首脳や政府関係者らの発言がロシアにとって安全保障上の脅威を生み出しており、今回の演習につながったという。
現在の演習は第1段階で、核弾頭搭載可能な弾道ミサイル「イスカンデル」と極超音速ミサイル「キンジャル」が投入され、ウクライナに隣接する南部軍管区の部隊が参加している。今後同盟国のベラルーシも加わる。

・8:15 複数の米連邦準備理事会(FRB)当局者は21日、利下げを開始する前にインフレ率が目標の2%に向けて低下していることを確認するため、あと数カ月待つのが賢明との見方を示した。
FRBのウォラー理事は講演で「労働市場が大幅に軟化しない限り、金融政策スタンスの緩和を支持するには、良好なインフレデータをあと数カ月、確認する必要がある」と述べた。 
一方、最新のインフレ指標は「安心できる」もので、追加利上げの可能性は「非常に低い」とも述べた。

・12:05 日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー、USスチールの買収計画をめぐって、USスチールの取締役会は別のアメリカの鉄鋼メーカーが買収を阻止するため、誤解させるような情報を拡散していると非難する異例の書簡を公表し、買収の完了を目指す方針を改めて強調しました。
日本製鉄による買収計画は先月、USスチールの株主総会で承認された一方、鉄鋼業界の労働組合、USW=全米鉄鋼労働組合は計画に一貫して反対しています。

・13:40 日銀の金融政策の正常化観測が日本株相場の重荷となっている。日本経済でのインフレ定着とともに長期金利が2026年末に2%に上昇するとの予想が海外投資家から出るなど、国内金利の先高観が強まっている。株式市場でも金利の上昇が業績の逆風になりやすい不動産や不動産投資信託(REIT)を売る動きが強まっている。

・14:25 長期金利が異次元緩和が始まった直後の2013年5月以来となる1%に上昇した。根強いインフレ圧力と為替相場の円安で、日本銀行が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測が背景。40年国債入札が弱い結果となり、長いゾーンを中心に売り圧力が強まった。
22日の債券市場で新発10年物国債利回り(長期金利)は1%と、21日から2ベーシスポイント(bp)上昇した。
1%は、日銀が3月にマイナス金利を解除しイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)を撤廃するまで上限のめどとしていた水準で、到達は13年4月から10年以上続いた異次元緩和の終わりを象徴する。