日銀、マイナス金利解除へ 2007年以来17年ぶり利上げ、19日決定。 | Takayukiのブログ

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【昨日米市場とコメントと見通し】
《昨日》
NYダウ38,714㌦(▼190)▼0.49%
NASDAQ15,973㌦(▼155)▼0.96%
WTI原油先物81.00㌦(▼0.26)▼0.32%
・米株式市場、ダウ工業株は続落で終えた。米長期金利が上昇し、ハイテク株を中心に株式の相対的な割高感が意識され、売りが広がった。長期金利は一時4.32%と2月下旬以来の高水準を付けた。今週発表された米物価指標が相次いで市場予想を上回る伸びとなり、インフレの沈静化に時間がかかるとの見方が強まった。

【今日のNewsと来週の見通し】
《今日のNews》
・BTCは週末にかけた利益確定売りに拍車がかかり7.0万ドルを割り込み、65599ドルまで反落した。史上最高値からの利益確定売りに加え、リスク資産の暗号資産市場の上昇を今まで後押ししてきた金利先安観の後退が売りにつながったと見られる。

・★ 「日本銀行が18、19両日に開催する金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決める見通しとなった。賃金と物価がそろって上昇する好循環が実現する確度が十分に高まったと見ている」「上場投資信託(ETF)の新規購入は停止する方向」

・主要7カ国(G7)は15日、イランに対しロシアに弾道ミサイルを提供しないよう呼びかけ、提供すればイランに対する行動を起こすと警告する声明を発表した。G7は声明で、イランが弾道ミサイルと関連技術のロシアへの移転を検討しているとの報告を大きく懸念していると表明。提供すれば「イランに対する新たな重要な措置を含め、迅速かつ協調的に対応する用意がある」とした。

・米共和党のペンス前副大統領は15日、11月の大統領選で共和党候補指名獲得が確定したトランプ前大統領を支持しないと表明した。

《来週の動きと経済指標》
・《米国》18日:3月NAHB住宅市場指数。19日:2月住宅着工・建設許可件数、1月対米証券投資。19-20日:★連邦公開市場委員会(FOMC)、★パウエル議長会見、米金融当局者の金利予測分布図(ドット・プロット)。21日:週次新規失業保険申請件数、3月製造業・サービス業・総合PMI、2月先行指数、2月中古住宅販売件数。22日:ボスティック米アトランタ連銀総裁が司会。
・《欧州》18日:★ユーロ圏CPI。19日:独ZEW期待調査。20日:ユーロ圏消費者信頼感、ラガルドECB総裁が講演、ECBチーフエコノミスト、レーン氏が講演。21日:ユーロ圏・製造業・サービスPMI。22日:独IFOビジネス景況感。
・《英国》20日:CPI。21日:★ 金利発表。
・《中国》18日:鉱工業生産、小売売上高。
・《日本》18日:機械受注。19日:★日銀金融政策決定会合結果。21日:貿易収支、じぶん銀製造業PMI。22日:★CPI。
・《その他》●豪州19日:豪州準備銀金融政策決定会合。21日:英中銀、金融政策決定会合、製造業PMI。●カナダ20日:カナダ中銀の議事要旨発表(3月6日開催分)。22日:小売。

※ PMI=購買担当者景気指数 PPI= 生産者物価指数、卸売物価指数 CPI =消費者信頼感指数 IFO= 企業景況感指数

《来週の見通し》
・来週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するほか、日銀や英中銀金融政策決定会合開催を予定しており注目となる。
・最近のインフレ進展にあまり変化なく、FRBはFOMCで政策金利を5会合連続で据え置くことがほぼ確実視されている。利下げの可能性を探るため、声明やパウエル議長会見に注目が集まるほか、特に焦点は米金融当局者の金利予測分布図(ドット・プロット)となる。ただ、議長はたびたび見通しは政策ではないと強調しているほか、19人のスタッフ平均となるため、政策決定者の予想のみではないが、市場の注目度は高い。前回FOMCの12月時点では平均予想が年内平均3回利下げだったが、2回に修正されるとの思惑が強まりドル高につながった。もし、3回予想が維持され、さらにパウエル議長もハト派色を維持した場合はドル売りが再燃する可能性がある。そのほか、量的引き締め(QT)のテーパリング(段階的縮小)開始時期も焦点になる。
・英中銀も会合で政策金利を維持する見通し。注目は、採決結果の傾斜で、以前よりもハト派寄りになるとの予想もある。
・リーク報道によると、日本銀行は18日、19日に開催する金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決める見通しで、賃金と物価がそろって上昇する好循環が実現する確度が十分に高まったと見ているという。ただ、マイナス金利解除後も緩和的な金融環境維持し、ゼロ金利政策に移行することを想定していると、報じられた。上場投資信託(ETF)の新規購入は停止する方向だという。現在はマイナス0.1%となっている短期の政策金利を0.1ポイント以上引き上げ、短期金利を0-0.1%に誘導する案が有力で、マイナス金利政策の解除とあわせて長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)も撤廃する方針だという。円買い材料とはなるが、すでに織り込み済みである可能性や「緩和的な金融環境維持」ということから、上昇も限定的か。

・3月18日週の日経平均相場予想:3万7700〜3万9500円
・2024年3月の月間日経平均相場予想:3万5000〜4万0500円

・2024年の年間日経平均相場予想:2万9000〜3万7500円(2月15日予想を超えました)