7月の16日の昼公演のPIWを観に、東伏見に行きました。
東伏見は西武新宿線で急行で上石神井、各駅電車に乗り換える、都内でもローカルな駅の一つです。
閑静な住宅が立ち並び、緑が多く、大学の体育施設がある、とても静かな街です。
大学時代、体育の授業(だけで)で通っていた、とても馴染みのある場所です。
東伏見のダイドードリンコアイスアリーナは東伏見の駅を降りて、すぐに見えるリンクです。
地元密着型で、とりあえず「ローカル」。
入口はエキサイティング席・SS席・S席と、A席の二手に別れていました。
私は開場時間(自由席なのに
)に行ったので、すでに50人くらい並んでいました。
入って直ぐ、左手はパンフレットなどのグッズ売り場、右手は書籍やプルシェンコ(サイン入り)DVDの売り場、正面は選手への花飾りがリンク横に添って並んでいました。
リンク幅はホッケーも行える縦長。
基本的に客席は備え付けを使用しているので、とてもこじんまりとしています。
私はA席(自由席)だったので、リンクの中央寄りの席に座るために一番後ろを選びました。
ですが、ここが東伏見のいいところ。
開場やリンクの縦幅が狭いこともあり、正面席の人の顔を裸眼でぼんやりと判別できるかどうかの見え具合。
選手だったらかなりばっちり見渡せます。
A席5000円を考えたら、かなりコスパのいい開場だと思います。
逆にこれを知っていれば、エキサイティング席かA席かの判断になりそう(S席はA席よりもリンクの中央なだけ)。
2週間近くも前のことなので、抜粋して感想をば。
開始はPIWチームによるマイケルジャクソンメドレー。
黒いハットを目深に被り、男性は赤シャツに黒パンツ、女性は黒いスリットの入ったスカートで登場。
群舞でのMJメドレーは圧巻。
シングルやペアでは見られない、一体感や迫力がありました。
本田武史さん。観るのは春のSOIから二回目。
間近で全体を見ると、結構体を絞られている印象が。
「逃走中」での上半身アップだと、お顔がふっくらしていたんですが。やはりそこはアスリート。
(というか、アマチュア時代もお顔だけはポチャっとされてましたね)
内容は、滑らかなスケーティングに繊細な表現。
ジャンプは調子があまり良くなかったのか、最初以外は転倒とすっぽ抜けがありましたが、それすら気にならない程、うっとりしてしましました。
でも、最初のジャンプは凄かったです。クワド全盛期で、ヤグプルがいる中、皆が3位を目指していた時代で、ソルトレイク4位を取っただけあります。
日本人男子選手の中でも未だにトップのジャンパーです。
エッジのテイクオフから流れるようにトップポジションまで飛び上がり、3回転をしてから体を開いてから降りる。
良いジャンプのお手本で良く言われている内容です。
文章で見ているといまいち想像がつきませんでしたが、本田さんのジャンプを見て理解ができました。
本当に綺麗なジャンプでした。
PIWによる駅。
駅員さんの格好をした男女4人(内男性はスピードスケート)が登場。
電車をホームまで誘導します。
制服が(滑りやすく多少改良はありましたが)本当にそのまんま。
もしかして西武鉄道から借りてきたのかしら??と思うほど。
そんな凝った衣装とコミカルな動作に目を奪われていると、通勤のサラリーマンやOL、制服姿の学生が次々とリンクに現れ、ホームはいっぱいに。
彼らが車両に乗り込むと、満員電車の出来上がり。駅員さんは一生懸命に押し込んで扉を閉めようとします。
このどの駅でも見られる一連の光景を、氷の上で、非常にリズミカルでスピード感たっぷりに演じていました。
見ていてとても楽しかったです。
PIWチームの方のソロ演技(上を向いて歩こう)、ペア3組による演技の後に登場したのが小塚選手。
今シーズンのEXを披露してくれました。
レンガ色のパンツにグレーのシャツ。紺色のハンチング帽を被って登場です。
前半はビートルズの「Hello Goodbye」で帽子を片手に愛しいあの子を想っているような演技。あの子を想う、それだけで幸せな気持ちを爽やかに表現していました。時折見せる、素晴らしいイーグルが雰囲気に合っていて良かったです。
そして後半は打って変わって、ビート効いたダンサブルな「Ssfety Dance」に合わせての演技。
ノリが良く、男性的な力強さも加わってすごく素敵。
今回は衣装もオサレで、ユ○クロの気配は微塵もありませんでした。
あまりにも小塚選手が可愛いかっこよかったので、思わず会場内の花売りのお姉さんから花束(1000円)を買ってしまいました
後半のPIWチームで印象的だったのは、フランケンと博士と助手。
スピンで攻撃したり、スパイラルで刃向ったり、バックフリップが出たり。
スケートならではの動きと、コミカルな演技に会場は終始大受けでした。
そして、織田選手はピンクパンサー(?)のナンバーで。
すっきりとした黒パンツにシャツ。彼特有のお笑いは影をひそめ、音楽に合ったモダンで切れがありつつも、ちょっとどこかはずした感じ。
今までのEXの中で、もしかしたら一番私の好みかもしれません。
変に気を遣わなくて見られ、かつ彼のジャンプの華麗さ、膝の柔らかさ、等身大の格好よさが十分に生かされていました。
モロプロよりも、変にキャラクターを入れ込んでいない、この路線の方が似合うんじゃないかな。
特に、彼の180度よりも広がる柔軟性に富んだバレエジャンプは必見です。
太田さんは赤い衣装で登場。
生で見るのは初めてでしたが、噂通り指先まで神経が行き届いていました。
そして肘から動かすバレエ特有のポール・ド・プラによって、彼女の支配する空間の広いこと!!
ゆっくりと優雅に動くのは、バレエにおいて実はとても大変。空間が広い分、如何に魅せるかが勝負になるからです。
彼女の、魅せ方はとても素晴らしく、特にレイバックスピンでは赤いスカートが薔薇の様に広がり、回っていました。
出てきた時はスカート重め?と思ったんですが、演技を通して常に花弁を纏っているように見えて、衣装は動いて見えてナンボ!!なんだと改めて思いました。
村上佳奈子選手は新EXの「Be Italia」を披露。リズム感、スピードが上手く曲と一体になり、徐々にヒートアップして、観客を湧かせていました。
SOIの映像で見た時は、後半のスタミナ切れがステップに見られていましたが、今回は気にならなかったです。
恐るべし、成長盛りの16歳。
何より、3連続ジャンプなどの難易度ジャンプがシーズンオフにもかかわらず安定していたのが印象的でした。
フィオナ&ドミトリーペアはもう、アクロバティック。
かなり凄いリフトをやっている筈が、いとも簡単にこなすので、後半になるにつれて感覚が麻痺してきました(汗)
それと、フィオナさんのスタイルが良いこと。
露出の激しい衣装でも、完璧なスタイルが着るとなんでもなく見えてしまうから不思議。
そして、氷上の皇帝、プルシェンコ選手。
出てきただけで、会場の空気が一変。拍手と声援が最高潮に。
披露してくれたのは昨シーズンFSの「Tango Amore」。衣装も欧州選手権から着用している、黒地にラインストーンで縁取ったお洒落なあれです。
感想は…なんというか、生きた伝説ですね、彼は。
遠くからでも「プルシェンコ・オーラ」が伝わってきます。
何かキャラクターを演じると言うより、プルシェンコがタンゴを滑る。
ジャンプもファンとしては無理しないで~!!と思うんですが、飛ぶ飛ぶ。
まぁ一体どうしたら、軸が傾いても着氷できるんだ??と思ったり、ステップはやっぱり神業!!と感心してたらあっと言う間にフィニッシュ。
宇宙人やら無敵の皇帝やら、変な呼称が違和感なく定着するのも納得です。
会場全体がプルシェンコ!!になっている直後に出てきたのは荒川さん。
赤と黒の衣装に情熱的なフラメンコ。
会場は一気に荒川さんの赤に染められていました。
エレガントなスケーティング、長身を生かしたダイナミックな空間使い、惜しげもなく披露する柔軟性に富んだポジション。
アマチュアを引退してから随分と経つのに、技の一つ一つが洗練されていて、フィギュアに対する彼女の想いがとても伝わってきました。
そして最後の「ふれあいタイム」。
小塚選手とプルシェンコ選手は際立って丁寧なファンサービスと人気のために、他の選手よりも半周以上もゆっくりとまわっていました。
ので、思わずパシャリ。
ちょっと疲れてる28歳の表情を激写してしまいました。
でも、常時おどけてみたり、カッコつけてみたり。ファンのサービスに応えていました。
さすが、稀代のショーマン。
ちょっと遠くから撮った写真。
後光が差して、絵画の様な横顔でした。
そして、こちらは小塚選手。
お花を手渡すのにどぎまぎしてしまい、近くからは撮れませんでした。
しかも携帯だったので、画質が。。。
彼は本当に一人一人に対して丁寧に接していて、誠実な子なんだなぁと感心してしまいました。
皆さん、プレゼントを渡す時に写真や握手をお願いしたり、話しかけていらしてたのに、私ってばガラにもなく舞い上がってしまいまして
卒業式の告白の様に、黙ってお花を差し出したので、小塚選手は逆にキョトンとしておりました。
母と一緒に行ったのですが、「せっかくなんだから握手をお願いすれば良かったのに!!」と言われてしまいました。
まったくだ。
しっかし、「いいの?それだけで?(妄想です)」というような目で見返す小塚選手は本当に好青年で。
うちにもこんな弟が欲しい!!(妹と同じ学年なので)と切実に思いました。
こりゃ、年輩からの人気も納得です。
以上、長くなりましたが回想をば。