さて、私は24歳の真夏のある日の朝「俺は西に向かう」と書置きを残し家を出た・・・今になって色々と思うことがある
実の弟が私に「お兄ぃみたいに勇気があって計画性の無い人間が一番遭難するんや・・・:」と言った事を思い出すのだ、さすがに一緒に育った兄弟は騙せない( ;∀;)
京都までいくために私が用意した持ち物は
1.お金
2.ウォークマン(カセットテープのやつ)中身はボブマーレイー ブルーススプリングスティーンとか
以上だ・・・・なんというか( ;∀;)
しかし夏でも朝は涼しく気持ちよく走り出した、朝の9時ぐらいには大垣に到達した『ふふ・・この調子なら今日中に京都に着くんじゃないかな?(^_-)-☆』などと感じていたアホである
大垣まで約20Km 朝の9時!快調だ・・・が太陽は徐々に天空高く上がり8月の強烈な日光が私からジワジワと体力と精神力を確実に奪っていくのだった・・・関ケ原を通過する・・・明らかなペースダウン・・・昭和はまだコンビニが今ほど普及していない、水分補給にも苦労した( ;∀;)恥ずかしいが民家で「すみませんお水いただけませんか?」とお願いする・・思いつめた顔で・・・・
それでも関ケ原を突破し滋賀県に突入した!もう走れない・・・よたよたと歩くだけだ・・・・そして夕方の5時頃には米原に到達していた、ここまで50Kmか?
今夜は滋賀県の能登川町の母の実家に泊めてもらうことにした!公衆電話から電話した「おじさん岐阜のテルやけど今晩泊めて下さい」
おじさんは「ええけどお前は何してるんや?」
私は 「家から京都まで走っていくんや!冒険やおじさん( `ー´)ノ」と
おじさんは「・・・・・わからんけど気ぃつけて来るんやで」と、よく理解していない様ではあったが了解はいただいた
ひたすら国道八号線を進む!彦根を超えた頃、日も沈んだ・・・・8時頃か? もうボロボロである・・・すると軽トラから身を乗り出して叫んでいる人がいる
「テルアキ!テルアキ!おじさんやで~」と、迎えに来てくれたのだ!ありがたい( ;∀;)しかし車に乗せてもらう訳にはいかない! 私にも意地があるのだ
しばらくオジサンの軽トラと国道8号線を並走状態だ
「もうテルここまで来たら初志貫徹やろ?乗れ!もう乗れ!ええから乗れ!」と・・・
私は「いやや!乗れん、乗らん( ;∀;):」と・・・
しかしオジサンが「お前の歓迎のご馳走を用意してるしウチの家族も待ってるんや!もうええやろ!」
と言われ倒れこむように軽トラに乗った・・・オジサンは「お前は本当にアホやな、本当にアホや!」と言って私の肩に手を当ててくれた、泣けてきた、自分のアホさ加減と人の優しさに泣けてきた
滋賀県能登川町の母の実家に着いた軽トラで!私の歓迎食事会が始まった(^_-)-☆ 酔っぱらってきた、気分よくなり風呂に入って気絶するように寝た・・・また次の日も冒険は続く!
次回に続く
あ~仕事仕事あ~依頼ないかな~