・昔、「どくとるマンボウ青春期」、「楡家の人々」あたりは愛読書で、何度も読んだ記憶がある。この「航海記」も読んだかな?船旅世界一周クルージングに参加(夏から) | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)の途中で読んだら面白いかな?と、航海記なんか買い集めていたら、つい、手が出て、読んでしまった。総トン数610トンの漁業調査船であり、大波にもまれて、かなり揺れる場面がでてくる。北氏は「船酔い」には強い口だったらしく、実害はなかったようだが・・・。まあ、クルーズ船は、7万7千トンだそうだから、「100倍以上」のトン数だね・・。戦艦なみ。(戦艦大和で「満載」で、72,809トン。)

 

・調査船の方は、「医者が見つからないので出航できない。精神科でも、インターンでもいい・・。」という状態で捜しまわっているところに、北氏(精神科医)が手をあげて、急遽、船医として採用された。盲腸の手術をしなければならない?場面がでてきて、「おいおい、大丈夫かよ?」と思ったが、何とか寄港地の病院に押し込んで、陸でやってもらったようだ。

 

・後年冴えわたる、「ユーモア」が随所にあふれ出てくる。「マンボウ」のイメージもでてきた・・。別な作家の愛読書(玉村豊雄氏の「料理の四面体」)にも、この愛すべき、マンボウがでてくる。これは料理の基本スキームを作図して示すと、何かににている。そうだマンボウだ!というもの。読書感想:「料理の四面体」(玉村豊雄著:中公文庫) | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)