「冷え、鍼灸ならどこから治す?」
5回シリーズでお届けします。
(3)冷え対策には体質改善が必要 ←今日はここです。
(4)改善方法5つ
(5)鍼灸にできること
冷え症に体質改善が必要なのは、
冷え症は、ほっといても治ることはなくて、
年齢を重ねれば、重ねるほどに深刻になり、
打てる手段も減ってくるから。
それに加え、原因が一つに絞れない
複合型の問題だからです。
もし、冷えの原因を何か、一つの原因のせいにできれば、
話は簡単ですが、そういうことではありません。
「冷えの原因は、●●です!」
「●●のツボにお灸」
「冷えとり靴下を履く」
「生理用ナプキンを布に」
「このサプリメント(漢方薬)が!」
問題の原因を一個にしてしまえたら、
シンプルで、わかりやすいけど、
逆に、それって、結果が出なかったとき、
取り組んだ人を落ち込ませる原因になってる。
「言われた通りお灸したのに、変わらなかったわ」
とか
「高いサプリメントずっと飲んでるのに」
って。
そして、体質改善を、難しい、複雑すぎ、
ややこしすぎ、考えるだけ無駄、努力も無駄、
お金も無駄・・・みたいな気にさせる。
では、その体質改善って、どうしたらいいんでしょう?
体質改善って、例えるなら、右回転している車輪を、
左回転させるほど大変なこと。
勢いのついた車輪の回転を止めるのが大変だし、
重い車輪を、動かすのは、また並大抵の力では・・・。
体質改善は、二段階 だということを
まず理解してください。
1)冷える方向に進むのを止める「ストップ冷え習慣」の段階
2)体を温かくする段階
車輪との違いは、1の次に2じゃなくて、1も2も、
同時に取り組んだ方がいいってことです。
つまり、体質の問題って、
一個のやり方で何とかしようとするより、
やれること全部!総当たりで対処した方がいいんです。
悪循環の原因になっているもの、全部とっぱらう!
あと、自分だけで、頑張ろうとしないことです。
試行錯誤する部分は、人に頼む。
実行するのは自分だけど、悩むのは、他人に任せていい。
体質の問題って、これまでの生活スタイル、生き方考え方、
全部が「無意識の習慣」となって作り出したもの(体質)
でもそれって、家族や教育、外側から形作られた部分が
少なからずある。
二十歳超えたら、親のせい、学校のせいじゃない。
もう「自分を教育」して自分で、自分を形作る段階
だから、一個じゃなく、全体を見直す。
自分を形作ってる、無意識にやっちゃってること全部。
自分の中では、「当たり前」すぎて、
それが「間違い」「やらかし」だってこともありえるんだから。
体質改善したいと、ちょっとでも思ったなら、
今が見直すチャンス。
「これからの人生で、今日が一番若い」んだから。
(3)冷え対策には体質改善が必要 ←今日はここです。
(4)改善方法5つ
(5)鍼灸にできること