都道府県対抗女子駅伝が、開催され、大阪が19年振り2度目の優勝。
2位は連覇を目指す京都、3位にはアンカー新谷仁美の追い上げで順位をあげた千葉。
大阪チームのポイントとなったのは2区を走った出田千鶴の走り。
駅伝での鉄則は前半で流れを作り勢いに乗る事。
1区が二番目に長い6kmの為、この区間に一般の選手を起用し少しでも上位で襷渡しをしたいと思うチームが、過去も含めこの大会は多い。
今大会も、木崎を始め、中村友梨香や土井友里永など一般の選手がこの区間を多く占めた。
その1区と中学生を繋ぐ区間の4kmはスピード区間。
中学生が計算しづらい区間なので、この2区の選手の役割は大きい。
遅れてたら挽回する為、オーバーペースで入ったり、上位ならなるべく差を広げてまたは、前を目指して次の中学生の負担を少なくする。
今回、大阪は3区に高松という中学2年生ではあるが、中学生の中では、計算がしやすい走りをしてくれる選手で
、木崎が話していたように、彼女は、「大阪のエース」なのだ。
なので、出田がどの位置で走りをするかが大きなポイントだった。
木崎が予定通り先頭で渡すと、秒差で三重や愛知が続いた。
出田は、序盤、後続に差を縮められるが、中盤の下り坂を利用してスピードをあげる。
追い上げてきた愛知の安藤友香との熾烈なデットヒートを繰り広げ、最後は破れたものの3位以下を大きく引き離した。
そして3区、高松のエースの名に相応しく後続との差を広げた。
この高松の中学生らしからぬ完成されたフォームも称賛したいが、今大会のMVPは、流れを途切れさせなかった出田ではないでしょうか。
また、話を1区、オリンピックマラソン代表候補の木崎に戻すと、木崎のラストは、本当に素晴らしいものだ。
現役の長距離ランナーでは、一番のラストで見事に駅伝での役割を果たした。
しかし今回は、チームの優勝もかかっていたので口惜しいのだが、そろそろ違うパターンのレースを観てみたい。
木崎が勝つパターンというのは、粘ってラスト勝負をするというもの。
これは、日本の中では、確実に通用するものだが、アフリカ勢やアメリカ、ロシアの選手と比べたときに、特筆すべきものではないのも事実だ。
個人のレースではあるけれど、福士加代子がトラックで見せた中盤のペース展開を日本でも着実に見せ、露出していくことが、木崎選出へのアピールに繋がるのではないでしょうか。
といっても、今日の木崎の走りは素晴らしいの一言。
横浜で優勝したことで、注目度が増す中で、一斉スタートの1区で、一番強い選手として結果を残したのは評価できる点だ。
3区の高松にのびのびと走らせることができたのは、1区の木崎と2区の出田のダイハツコンビの2人の安定した走りがあったからだ。
高松も2年生、高校生も1年2年生が多い。
来年木崎が大阪から出場するかはわからないが、今年の大阪の優勝は連覇を感じさせる強さだった。