よく,カウンセラーとかコーチングとか
キャリコンとかが,
「相談者に寄り添います!」って言うけれど
これがどういうものか
ちゃんと言葉で説明できますか~
寄り添うとは,
相談者と同じ景色を見ることだと
言われています。
それって…
決して簡単なことではないですよね。
傾聴や共感も同じです。
言葉を発したことを聞くだけなら,
誰にだってできる。
聴力があれば聞けるよね。
でも,傾聴って
ただ聴くことだけじゃないの。
私は,傾聴は言葉にならない声を
聴けることだと思うんです。
例えば,50代男性,
ずっと現場で働いてきたのに,
上司に「来月からは現場に出なくていい,
事務所で勤務してほしい」と言われた方が
相談に来たとします。
「なぜ,僕が?」
「ずっと現場でやってきた」
「現場以外を知らない」
そんな発言を延々と繰り返しています。
「結局現場に留まりたい?
事務所に異動したくないってこと?
どっちなんだろう」と思いつつ,
なんとか話を展開したくて
違う話に誘導してみるんだけど,
また「今まで現場でやってきた」に戻ってきちゃう。
ということは,
なにかここに声にならない声が
隠れているのです。
辛抱強く(やや堂々巡りしながら)聴いていると
声にはしていないけれど
「まだまだ自分は現場でやっていけるんだ,
自分は終わっていない」ってことが
言いたいのだと気付くわけです。
そうか,この人の言いたいことは
そういうことなんだ…。
やっと話が展開できそうです。
現場に残る,残らないの話をするなら
まだずっと後ですね。
まずは「自分は終わっていない」
この気持ちを聴いて差し上げないとね。
最近,ご相談に乗ると
ぐだーっと疲れ果ててしまうことがあります。
これは単に自分のスキル不足もある訳ですが,
寄り添うとか傾聴と言うのは
それくらい難しいってことなんですね。
でも,想像してみてください。
カウンセラーが,自分の声にならない声,
だけど一番訴えたかったことに
気づいてくれたら…いかがですか。
この人に相談してよかった♡
って思えますよね。
