薄々感づいている方もいるかもしれないが


「ZEBU.」


という名前は




本名ではない




では何故ゼブーなのか?


今回はその由来を明かしてしまおうと思う




確か当時高2の終わり頃だったと思う


ゼブー(解りづらいので以下:高2ブーとする)は偶然友人が見つけたカポエラのアカデミーア(英語で言うところのアカデミー、つまりここでは道場、教室といった意味だ)に友人達と共に通いだした




知っている人も多いと思うが


カポエラとはブラジル発祥の足技ばかりの格闘技で、国技でもある


お互いが回し蹴りを交互に繰り出し


相手に当てることなくクルクルと回っているアレがそうだ


まぁ分からない人はインターネッツで調べればすぐ出てくると思う



とにかくそのカポエラを習い始めて暫く経ったある日のことだ


高2ブーがいつも通り練習していると


ブラジル人のプロフェッソール(英語で言うところのプロフェッサー、つまり先生だ)が高2ブーに向かって突然


「高2ブー、今日カラ ゼブー ネ」


と話し掛けてきた




さっぱり意味が分からず


「えっ?全部?何が?」


と返す高2ブー




「全部ジャナイ、ゼブー」


と答えるプロフェッソール




…だから意味が解らない!


こんな不毛なやり取りを繰り返していると


ブラジルポルトガル語に精通している方がプロフェッソールにどういうことか尋ねてくれた




すると、カポエラにも相撲で言うところの四股名のようなものが存在し


高2ブーの四股名をゼブーに決めたとのことだった




「なんでゼブーなの?」


と尋ねると




ブラジルにいらっしゃるメストレ(英語で言うところのマスター、つまり相撲で言うところの横綱だ)にゼブーという方がいらっしゃるそうで


どうやら高2ブーの動きがそのメストレ・ゼブーさんと少し似ているらしく


彼にあやかってゼブーにしたとのことだった




成る程、ようやく理解した…!




しかし少し気になることがあったのでプロフェッソールに聞いてみた


「みんな本名とは別の名前を使ってるってことはメストレ・ゼブーさんも本名はゼブーじゃないんだよね?」

「だったらゼブーの本来の意味って何なの?」

「ただのニックネームみたいなもの?」




すると返ってきた答えは






「牛」






しかしただの牛ではないらしく、角があるのだがバッファローなどとは違うと言う


結局その日聞いた説明だけではいまいちどんな牛なのかわからなかったので


「ZEBU」


という綴りを教えてもらって後日調べることにした




取り敢えず発音は違うかもしれないが、綴りは一緒かもしれないと思い


英和辞典で探してみると




「ZEBU」




という単語が確かにある!




「おぉっ!」


と内心興奮しながら日本語訳の方に目をやると




飛び込んできた文字は…!






「コブウシ」






「…こぶって何だよ」






そう思っているとご丁寧にも挿絵が描かれていたのだが


その他の説明は一切載ってなかった




確かに頭に角があり


背中にラクダの様なコブがある牛といった感じだった




後日プロフェッソールに写真を見せてもらうと


挿絵よりも皮膚がダルンダルンな感じで毛も長く


背中にコブのある牛が写っていた

まぁこちらもインターネッツで調べれば画像があると思う






まぁ長々と説明してきたが


つまり何が言いたいのかというと



私ゼブーは


平たく言えば






「コブウシ.」である


ということだ




因みに「.」は


「あったほうが何か見た感じ引き締まるな…」


という理由で付けている
調子に乗ってシリーズ化しているこのひとりごと


端からシリーズ化を狙っての


厚かましいことこの上ない考えで書いている




どうだ、厚かましいだろう?




何故厚かましくもシリーズ化しようと思ったか


それはブログの更新頻度を上げたかったからである


まぁ別にシリーズ化せずとも小まめに更新すればいいだけの話だが


いかんせんシャイなアンチクショーのゼブーは


どうしても文章を考える段階で必要以上にかしこまって身構えてしまい


書いては消し、書いては消しの繰り返しで結局更新しないという


残念極まりないタイプの人間なのだ




そんなシャイなアンチクショーのゼブーがぽんぽんと更新するにはどうすればいいか?




そこで思い付いたのが




「ひとりごと」




という形式だ




この形式を取ることにより


「ひとりごとだから気楽に書いて大丈夫」


という自己暗示と




「mixiでやれ」


と言われたり


人の目に触れることなくスルーされようが


「別に気にしないよ、だってひとりごとだし☆」


とガラスのハートを優しく包み込むように保護することが出来る


まさしく究極の二段構えとなるのでは!?


と思ったのだ




今のところ


この思い付きには確かな手応えを感じている




夏休みの日記に毎年苦しめられ


mixiも完全放置しているゼブーのくせに


話のストックが貯まる貯まる






「やった!」


「策士!」


「愛してる!」




脳内に響き渡る称賛の嵐に両手で応え


今日もゼブーはあれやこれやとネタを考えている
いよいよ本格的な暑い日が始まり


上昇する気温とは対照的に


ゼブーのテンションは急激に下降の一途を辿っている


そう、ゼブーは夏が大嫌いだ




単純に暑いから嫌いというわけではなく


原因は少し別のところにある




先ず全てを焦がし尽くさんばかりのあの日差し


ゼブーは気温が高いことによる暑さよりも


日光にあてられ


ジリジリと肌を焦がされている様なあの日焼けの感覚が


どうしようもなくイライラして大嫌いなのだ




元々焼けにくい体質と


極力日差しを避ける生活をしているため


よく不健康そうな白さと言われる




そしてもう一つ




夏嫌いの最大の理由が






昆虫の存在だ






少年時代はご多分に漏れず


トンボやバッタを捕まえたり


カブトムシさんやクワガタさんに胸をときめかせていたのだが




奴の存在のお陰で




そんな羨望の対象すらも


畏怖と拒絶の対象へと成り変わってしまった




少年ゼブーにトラウマを植え付けた人類に仇なす忌むべき存在




もうお分かりだろう




奴の名は






G…!






当時たぶん小学4年生くらいだったと思う


居間のスライド式の扉上部


つまり大人の頭より少し高いところに取り付けられていた扇風機に


奴はいた…!




姉が先にGを発見し


面白半分で


「スイッチ入れてみよう!」


と言って来たので


まだGに対して恐怖心を抱いていなかった少年ゼブーは


それはもうノリノリで大賛成した

「スイッチ入れたら落ちるかな?」


とか


「飛んで逃げるんじゃない?」


とか


二人でワクワクしながら予想しつつ


いよいよ姉がスイッチに手を駆け




そして




「強」




に合わせた…!




回り出す扇風機




Gは動かない




さらに加速する青い風車は




いよいよ最大風速となり




じっとしがみつくGに容赦なく襲いかかる!




20秒程経過し


そのまま変化が無かったので


姉がスイッチを切ろうとした




その時である!




なんと今まで必死にしがみついていたGの羽根が




「ベロン」




とめくれ上がったではないか!




突然の思わぬ変化にゼブーと姉は爆笑


腹を抱えて大いに笑った




ひとしきり笑って疲れたので


姉がスイッチを切ったその時!






事件は起こった






今まで強風にさらされようと




たとえ両の羽根がめくれ上がろうと




頑なにその場から離脱することを拒んでいたGが




自らの意思で






翔んだ…






勢いよく射出されたピンボールの如く


弧を描きながら重力に抗うG




意識するまでもなく


彼の辿る軌跡を追うのは必然




ハッと我に返り


声を上げながら咄嗟にしゃがむゼブー


頭をかすめる様にしてGはゼブーの顔があったところを通過した




「危なかった…!」




と安堵して立ち上がり


再びGの軌跡を追うゼブー




Gは既に円を描き


二週目に突入


再びゼブーの眼前へと迫っていた




先程の声とは比べものにならない悲鳴をあげ


倒れ込むように身をかわすゼブー



さっきまでゼブーの頭があったところを通過するG




心臓をバクバクさせながら立ち上がり


三度Gの軌跡を辿るゼブー




眼前に迫るG…!




腰を抜かす様に身を屈めながら


後ろも振り返らずに


悲鳴をあげて全速力で部屋から逃げ出すゼブー




後ろから聞こえる姉の笑い声






予想だにしなかった


Gの「一人ジェットストリームアタック」は


直撃こそしなかったものの


少年ゼブーの心にトラウマを植え付けるには充分過ぎる破壊力を持っており


以降ゼブーは日々を重ねる毎に


他の昆虫も駄目になっていった






勿論今でもトラウマは絶賛継続中であり


ありとあらゆる昆虫達に怯える日々を過ごしている


淡い憧れを抱いていたカブトムシさんも




今ではゴ○ブリデラックスにしか見えない