フォトリーディングの講座を受けて、その後自分一人でする際に苦労したのが
集中学習モードに入る手順です。
それを容易にしてくれるよいものを見つけたのでご紹介します。

フォトリーディング英語勉強法/沢田淳子
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この本の付属のCDがお薦めです。
著者の沢田淳子さんの声で、フォトリーディングのナビゲーション(スクリプト)
が収録されているのです。
英語と日本語の2バージョンがあり、構成は以下のようになっています。

1 ミカン集中法
2 加速学習モード
3 はじめのアファメーション
4 フォトリーディング
5 終わりのアファメーション
6 復習への導入
7 復習(波の音)
8 エンディング

各トラックには声(スクリプト)だけでなく、無音部分や波の音が挿入されているので、このCDを流しながらフォトリーの各ステップを行うと、講座で誘導してもらったときのように、無理なく集中モードに入っていけると思います。

本体の内容も、英語学習についての本とはいえ、フォトリーの各ステップをおさらいするのに丁度よかったです。
 岡山の小学校教育現場では5年位前から「丸ごと読み」が話題となり,今ではも当たり前のように教師間で「この教材,丸ごと読みで行く?それとも場面読みで行く?」といった会話が交わされています。

直観からの出発―読む力が育つ「丸ごと読み」の指導/田中 智生
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 「丸ごと読み」は児童個々の直観から学びをスタートさせるので、読み手の側に立った読み方で、児童が活発に発言するようになります。仲間の発言をきっかけにまた自分の読みを深めていくという、そういった交流の楽しさも生まれ易くなります。単元構成として一般的になっているのが、単元の前半に1つの作品を皆で読み、後半はそれと同じ視点で各々が別々の作品を読んで紹介し合うというものです。これは読解力育成というより、「皆で読むと楽しいね」と感じさせ、読書生活につなげることを重視した展開です。

 この「丸ごと読み」への注目は、子ども達の読書生活を重視しているという意味で、学校教育へのフォトリーディング導入を後押しする背景の一つになると思います。

 ただ私は,国語科で「読解力を育成する」という観点でみると,「丸ごと読み」に偏った指導では厳しいと思っています。【丸ごとの読み・詳細の読み】の軸に【主観的な読み・客観的な読み】の軸を加え,4つの座標面を意識してバランスのとれた系統的指導を小学校6年間でしていく必要があると思っています。
 私も文学作品に「教師解釈の」正解が1つあってそこに到達させることを目的とした授業をすることには反対ですが,作品の構造やテーマはある程度「客観的に」読めなければならないと思います。その客観性の上に初めて主観があると思うからです。そこを取り違えると,作品の枝葉末節部分にしか反応できない子どもになってしまいます。
 小学校ではこれまで「詳細で」「主観的な」読み偏重の向きがありました。文学で言うと場面に細切れにして人物の心情を延々と個々の「想像で」語り合う授業です。そこに「客観的」な読みや「丸ごと」の読みを入れることで,より作品の本質に迫れたり作品を楽しめたりすることにつながっていくと思います。
 「丸ごと」の読みが脚光を浴びるのはよいことですが,小学校段階では,客観的に自力で読める力の育成も大切にしながら,バランスよく指導していきたいと思っています6年間の学びの系統の中で、教材の特性や児童の実態を踏まえながら、いかにバランスよく多様な読みの経験をさせるかが大切だと考えます。

 みなさんは速読の1つであるフォトリーディングをご存じでしょうか? 私は今年フォトリーディングを初めて学び,従来の読書との違いに目から鱗でした。その有用性から,小学校でも取り入れられないものかと考え,小学校でのフォトリー導入の可能性について少し考えてみました。以下,現段階での私の個人的な考えです。

【導入できる可能性は十分ある!】
 結論としては,様々な障壁はあるでしょうが,将来的にフォトリーを導入することは可能ではないかと考えます。そのように考える理由として,次のような教育界を取り巻く事情があります。

①新学習指導要領での位置づけが可能
 今年度より実施となった新学習指導要領(国語科)で,次のような記述があります。「比べ読み,速読,本や文章全体を概観しながら拾い読みをする摘読,同じ課題で多くの本を重ねたり並行させたりして読む多読など,目的に応じた効果的な読み方を選択し活用することが重要である」。これは国が考える読書に速読も入ることを示しています。フォトリーはこの速読や摘読に近いのではないでしょうか。新指導要領では読書活動がこれまでよい一層重視されており,国は小学校段階で生涯にわたる読書生活の基礎を形成したいと考えています。フォトリーを「目的に応じた効果的な読み方」の一つとして位置づけ,多様な読み方の一つとして子どもたちに教授することは特に問題がないと考えます。

②国が求める学力形成にも資する
 昨今OECDの学力テストで日本の子どもの読解力が低下していると指摘されています。これを受け,学校現場でもPISA型といわれる読解力が重視されるようになりました。メディアでも一時よく報道された全国一斉学力テストの国語の問題を見ても,国が求める学力が,単に文章から情報を取り出すだけでなく,目的に応じて文章や図表を読み,思考し,自分の考えをアウトプットできる力までを定義していることが分かります。ある程度まとまった分量の文章を途中やめせず最後まで読み通す力や,質問や目的に応じて緩急をつけながら読む力をつけるのに,フォトリーは有効だと考えます。
 
③現場の教師達も旧来の読み方の問題点に気付き始めている
 小学校の国語科ではこれまで「精読」と呼ばれる分析的な読みが主流でしたが,最近では「丸ごと読み」と呼ばれる,より生活読書に近い読み方が脚光を浴びています。小学校では物語にしても説明的文章にしても一つの文章を十何時間もかけて詳細に読んでいく指導が一般的です。しかし,精読一辺倒の指導によって,かえって子どもの国語嫌い・読書嫌いを生んでるのではないかという議論もここ数年なされるようになりました。精読にはもちろんその意義が十分あるので,完全になくなることはないと思いますが,「丸ごと読み」のように文章を細切れにせずに丸ごと扱う読み方の指導が増えていることは事実です。フォトリーは文章を一気に読むので,全体の流れを把握し易かったり,文字面ではなく文章の背後にある作者・筆者のメッセージ・主張やコアとなる概念にアクセスしやすくなる読みだと思います。このような読み方の重要性を現場の教師達も今注目しています。

 以上のことから,フォトリーが学校教育現場に導入される可能性については私は十分期待を持っています。何よりフォトリーを子ども達が学べば,本への心理的な抵抗感が軽減され,1冊読めたという自信が読書への意欲につながります。また,本は隅々まで読まなければならないものではなく,読み飛ばしていいし,つまらなければ読まなくていいというある種のパラダイム転換にもつながります。子どもが好ましい読書態度を身につけるということは学力形成や将来の知的生活を考えても効果は計り知れません。

【導入の具体的な方法】  
 それでは具体的な導入の方法ですが,現時点では国語科の指導時数外でフォトリーを教授し,それを国語科などのカリキュラム内で使うという方法が抵抗が少ないのではないかと思います。例えば・・ ・

*夏休みの図書館行事で紹介・教授する。(高学年児童・保護者・教員対象に)
*「読書クラブ」といったクラブ活動の時間に教授する。
*クラスの学級活動で教授し,読書活動を核とするクラス経営をする。その中で継続的に指導する。

 いじめや偏見の問題を予防するのに,やはり教師が有用性を理解し,「こういう読み方があります」と紹介するところから始めるのがよいと思います。保護者・教員も巻き込んで学校単位で導入できると理想です。


 より広く教員に認知させるには,地域の研究会など影響力のある研究会で実践を報告することが有効かと考えます。また,全国的にも国語教育に関心の高い教員や指導主事などが集まる研究会もありますし,国語教育界のキーマンとなっている先生に認知されることで一気に広まる可能性もあります。

 


 

今日からブログを始めました。


タイトルは「小学校教師の知的生産術」。


これからの時代、教師も既存の知識や経験だけに頼るのではなく、

刻々と変化する時代状況に対応できるように、

新しいアイデアを創造し、自ら未来を切り開いていく力が求められると思っています。


「知的生産術」と大きく構えましたが、日頃感じていることや考えていることを中心に、

肩の力を抜いて少しずつ綴っていこうと思います。


よろしくお願いします!