心理操作をする人が使う「危険な言葉」を見抜くためのポイント | 在米ふじ子のリタイア生活徒然日記と備忘録

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2024年に在米歴33年、62歳になり、長年勤務していた仕事をリタイアしました。アメリカのメディアに掲載された記事などで、おもしろいと思ったものを紹介したり、昔のことを思い出したり、今のリタイア生活について書いたりしています。ぜひお付き合いくださいね。

人を操ろうとする人が使う危険な言葉

 

2026年4月24日のCNBC: Consumer News and Business Channel (ビジネス、金融ニュース、市場分析を専門とする、アメリカの著名ケーブル・衛星テレビネットワーク)に「人との話し方」という記事が掲載されていました。

 

この記事では、心理的に相手をコントロールしようとする人が使いがちなフレーズについて、コミュニケーション専門家が解説していました。

 

人とのコミュニケーションでは、「優しい言葉」や「気遣いのある言葉」が必ずしも善意だけとは限らないとのこと。

 

読んでいてなるほどなと思いましたが、この表現を使う人が全員、心理操作をしようとしている訳では無いので、言っている人との関係性をよく吟味する必要があると思います。

 

知り合って日が浅く、私のことをよく知りもしないのに、これらの表現を使う人は、うそくさいと感じ、かえって信用できないと考えると思います。私のような疑ぐり深い人には通用しないかもしれません。

 

この記事のポイントは以下の通りです。

 

・操る人は「優しそうな言葉」を使う

 

心理操作をする人は、露骨に攻撃的な態度を取るとは限りません。むしろ最初は、親切で理解があるように見えることも多いそうです。

 

そのため、「なんとなく違和感はあるけれど、相手が悪い人には思えない」と感じてしまうケースもあります。特に注意したい“レッドフラグ”として、いくつかの典型的な言葉が紹介されていました。

 

1. 「傷つけたならごめんね」‘I’m sorry you’re so upset.’

 

一見すると謝罪に聞こえますが、実際には責任を曖昧にしている場合があります。

例えば、

  • 「そんなつもりじゃなかった」
  • 「あなたが気にしすぎでは?」
  • 「でも君にも原因があるよね」

といった流れにつながるケースです。

 

これは相手の感情を軽視したり、「自分の感じ方がおかしいのかもしれない」と思わせたりする心理的な操作につながることがあります。

 

2. 「出会って間もないけど、運命を感じる」‘I know we’ve only known each other a short time, but I know this is the real thing.’

 

恋愛でよく見られるケースとして紹介されていたのが、急激に距離を縮めようとする言葉です。

最初から過剰に褒めたり、

  • 「こんなに分かり合える人はいない」
  • 「君は特別」
  • 「ずっと探していた相手だ」

など、強い好意を短期間で示すことがあります。

 

これは「ラブボミング(関係の初期段階において、支配権を握り依存を生み出すことを目的として、過度な愛情、贈り物、関心を注ぐこと)」と呼ばれる行動につながる場合があり、後から相手をコントロールしやすくするための土台になることもあります。

 

3. 「君には僕(私)だけいればいい」‘We don’t need anyone but each other.’

 

関係が深まるにつれて、相手を周囲から孤立させようとするケースもあります。

例えば、

  • 家族や友人との距離を取らせる
  • 「他の人は理解してくれない」と言う
  • 二人だけの世界を強調する

といった行動です。外部の意見が入らなくなると、相手の価値観に強く影響されやすくなります。

 

4. 「君のためを思って言っている」‘I’m only saying this because I care so much about you.’

 

この言葉自体は悪いものではありません。ただし、相手を否定したり傷つけたりする内容を、“愛情”や“善意”として包み込む場合があります。

 

例えば、

  • 外見への過度な指摘
  • 能力への否定
  • 自信を失わせる発言

などが、「あなたの成長のため」という形で繰り返されるケースです。その結果、少しずつ自己肯定感が下がってしまうこともあります。

 

5. 「最近ちょっとおかしくない? 大丈夫?」‘Are you okay? I’m worried about you. You seem a little out of it lately.’

 

心配しているように聞こえる言葉ですが、場合によっては「あなたの認識は間違っている」と思わせるために使われることがあります。

 

こうした行為は「ガスライティング(言葉や態度で他者の感覚や記憶を揺さぶり、自信を奪う心理的操作)」と呼ばれる心理操作につながると説明されています。

 

繰り返されると、

  • 自分の記憶に自信が持てない
  • 判断が不安になる
  • 「自分がおかしいのかも」と感じる

といった状態になることもあるそうです。

 

6. 「周りの人は本当に君の味方かな?」‘I’m not sure [friend/family member/co-worker] has your best interests at heart like I do.’

 

これは、周囲との信頼関係を崩そうとするパターンです。

  • 「友達は嫉妬している」
  • 「家族は君を理解していない」
  • 「本当に心配しているのは自分だけ」

といった形で、他人への不信感を植え付けるケースがあります。その結果、相手への依存が強まってしまうことがあります。

 

7. 「好きにすれば?」‘If that’s what you want to do, go ahead and do whatever you want.’

 

一見すると自由を尊重しているようですが、実際には不満や圧力が含まれている場合があります。

 

例えば、

  • 怒っているのに「別にいいよ」と言う
  • 本音を隠して罪悪感を与える
  • 相手に“空気を読ませる”

といったケースです。

 

・大切なのは「違和感」を無視しないこと

 

もちろん、今回紹介された言葉を一度使っただけで、その人が問題のある人物だとは限りません。

ただ、

  • 常に相手を不安にさせる
  • 自信を失わせる
  • 周囲から孤立させる
  • 相手をコントロールしようとする

といった傾向が続く場合は、注意が必要かもしれません。

 

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